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2018年6月の7件の記事

2018年6月29日 (金)

Arcserve UDP Applianceに付いている「ラックマウントレール」と「電源ケーブル」の詳細をまとめました。

Arcserve UDP Appliance(8000シリーズ)には

・ラックマウントレール

・電源ケーブル

が標準で付いていますが、この「ラックマウントレール」「電源ケーブル」について説明した資料をご紹介します。

 

◆仕様についてFAQに掲載しています。

>> 『Arcserve UDP 8000 Appliance シリーズ よくある質問と回答』

(P.5)

29. ラックレールの可動範囲を教えてください。

同梱されるラック マウント キットは、1U モデル(Arcserve UDP 8100, 8200, 8220, 8200-6, 8220-6)と 2U モデル(Arcserve UDP 8400, 8420)でサイズが異なります。それぞれ以下の奥行に対応します。

1U モデル:25.59 ~ 33.46 インチ(650 ~ 850mm)

2U モデル:26.5 ~ 36.4 インチ(673.1 ~ 924.5mm)

(上記サイズはラックの外寸ではなく取付ける支柱と支柱の間である点にご注意ください。)

 

30. 電源ケーブルの仕様を教えてください。

定格:125V-15A、ケーブル長:1.8m、プラグ形状:NEMA 5-15P / IEC C13 のケーブルが2本同梱されます。

なお、200V 電源を使用される場合は、お客様の方でケーブルをご用意ください。

 

◆また、ラックマウントレールの設置方法を、「はじめにお読みください」に掲載しています。

>> 『Arcserve UDP 8000 シリーズ はじめにお読みください』

 

P.2~6の「設置方法」にてアプライアンスをラックに固定する手順を図入りで説明しています。

Photo

 

+++++++++++++++++++

以上、

Koichiがお伝えしました。

2018年6月26日 (火)

Arcserve Replication/HA : シナリオの並列実行で同期時間を短縮する

Arcserve Replication/HA ではレプリケーションを始める際に「同期」という処理を行ってマスタ(複製元)とレプリカ(複製先)のデータを一致させます。この同期を早く終わらせるために、シナリオ(バックアップで言うところのジョブのようなもの)を細かく作って同時並行で実行する、というテクニックがあります。

今回はベンチマーク テストの結果を元に、シナリオの分割・並列実行の効果をご紹介します。

 

■ 設定方法
Arcserve Replication/HA ではレプリケーション対象として「ルート ディレクトリ」を指定します。下の画像はルート ディレクトリの設定画面です。この例では D ドライブがデータ保存ボリュームなのですが、あえてその一階層下の「D:\第1ソリューション営業部」というディレクトリにチェックを入れます。同じように、他のディレクトリ をルートにするシナリオを作っていきます。

01_rootdir

 

以下の例では 3 つのシナリオを作っています。これらのシナリオをそれぞれ実行することで同期が並行して行われます。

02_parallel_2

 

(2019/9/24追記) シナリオを分割する際、グループ管理機能やテンプレート機能を使うと便利です。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

Arcserve Replication/HA 18.0 で複数のシナリオをまとめて操作できるようになりました。

Arcserve Replication/HA : 多数のシナリオをまとめて設定する 2 つの方法

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2018年6月19日 (火)

Arcserve Replication/HA : 9 TB(300万 ファイル)の同期時間を測定しました!

Arcserve Replication/HA ではレプリケーションを始める際に「同期」という処理を行い、マスタ(複製元)とレプリカ(複製先)のデータを一致させます。同期が終わらないとレプリケーションが始まらないので、これがどれくらいの時間で終わるのか気になりますよね!?

同期にも色々種類がありますが、今回はファイル サーバを想定した環境でファイル レベル同期の時間を測定した結果を報告します。

 

■ 1.データ量による同期時間の違い

まず、レプリカ サーバが空の状態で同期を行いました。この状態での同期を便宜的に「初期同期」と呼びます。

以下のテスト結果から初期同期では同期対象のデータ量/ファイル数に比例して必要な時間が長くなることが分かります。

また、もうひとつ注目いただきたいのは、「比較と転送」 の速度です。 9 TB のデータを 16 時間強で転送しており、速度に直すと 1.23 Gbps になります。今回はマスタ-レプリカ間を 10 ギガビット・イーサネット(10 GbE)で繋いでいるため 1Gbps を超える速度が出ています。

初期同期を行うのは初回導入時以外にはディスクが全損するような大規模障害の後始末の時などで、あまり何度もある事ではないでしょう。とはいえ、数十 TB、数百 TB のファイル サーバであれば初期同期が終わるまで数日かかります。これが短縮できるのであれば、10 GbE のネットワーク インターフェース カードを 2 枚買うくらいの投資なら、十分元が取れるのではないでしょうか。

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2018年6月15日 (金)

Arcserve UDP Archiving: IT管理者はアーカイブされたメールには一切アクセスできません。

本記事中で紹介している Arcserve UDP Archiving は Arcserve Email Archiving の旧称です。最新バージョンの資料は Arcserve カタログセンターでお探しください。

2023年09月29日追記:Arcserve Email Archiving Cloud/Arcserve Email Archiving は販売を終了しました。

Arcserve UDP Archiving (アーカイビング)は、送受信した全ての電子メールを長期に渡り完全保管できるメール アーカイブ ツールですが、この保管されたメールへのアクセスをユーザの種類ごとに厳格に制限しています。

 

IT管理者(「スーパー管理者」と「管理者」)はメールを見ることも削除することもできません。

全てのメールを見ることができるのは「コンプライアンス責任者」と「監査人」のみになります。

また、メールの削除は「コンプライアンス責任者」しかできません。コンプライアンス責任者・監査人は、全メールへのアクセス権限をもつため、メールに関する様々な問題への対処をより積極的に実施できます。

さらに、これによって社内でのメールの抽出・削除フローもシンプルになります。コンプライアンス責任者が、都度、管理者に特定メールの抽出や削除を指示する、といったワークフローは不要となります。

一方、メールへのアクセスも削除もできないということは、裏を返せば、IT管理者はメールのリストアや削除の作業をしなくてよい、ということでもあります。これによってIT管理者の負担も軽減されます。

Udpu20180615

 

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2018年6月 8日 (金)

Arcserve UDPでの物理環境から仮想への移行(P2V)

Arcserve UDP はサーバや PC をバックアップして丸ごと復旧できるイメージバックアップ ソフトですが、実は、物理環境から仮想への移行(P2V:Physical to Virtual)ツールとしても広く活用いただいています。

移行作業はシステムの停止を伴うため、できる限り速やかに確実に行う必要があります。そんな場面で Arcserve UDP が備えているシステム復旧の機能が役に立ちます。

そこで、この記事では Arcserve UDP を使ったシステム移行の方法を2つ紹介します。

 

移行方法1 : ベアメタル復旧(BMR)

Arcserve UDP の前身である Arcserve D2D の時代からある基本的な方法です。

このベアメタル復旧では、OS がインストールされていない空の状態のサーバや PC にシステムを丸ごと復旧します。P2V という事であれば、あらかじめ移行先の仮想基盤に空の仮想マシンを作っておき、そこに移行元サーバのバックアップからベアメタル復旧を行います。

ベアメタル復旧が優れている点は、対応範囲の広さです。

移行対象の OS としては Windows と Linux(Red Hat Enterprise Linux、 CentOS、 Oracle Linux、 Suse Linux Enterprise Server、 Debian、 Ubuntu)に対応しており、移行先の仮想基盤も vSphere、Hyper-V、Nutanix AHV、KVM、Citrix XenServer などに幅広く対応しています。詳しくは以下の動作要件をご覧ください。

Arcserve UDP 動作要件一覧

 

ベアメタル復旧で異なるサーバにシステムを移行する上でのポイントは「ドライバ」です。

新しい環境ではその環境に合ったドライバが必要になることがあるので、移行前に新環境用のドライバを OS にインストールした状態でバックアップを取得しておくと良いでしょう。ベアメタル復旧の際に使用する復旧メディアにドライバを組み込んでおくこともできます。

 

移行方法2 : 仮想スタンバイ

ベアメタル復旧よりも移行時間を短縮できるのが仮想スタンバイです。

仮想スタンバイではバックアップデータから移行先の仮想基盤に仮想マシンを自動作成します。初回の仮想変換以降はスナップショットを追加していくことにより、最新のバックアップの時点での復旧が可能です。

移行できる OS は Windows に限ります。移行先の仮想基盤は vSphere、Hyper-V、Nutanix AHV に対応している他、Amazon EC2 と Microsoft Azure にスタンバイ VM を作成することも可能です。

仮想スタンバイの使い方は以下の記事と資料をご覧ください。特に、「Arcserve UDP v5/v6 仮想スタンバイの構築と復旧ガイド」の後半には、仮想マシンの UUID や SID、MAC アドレスがどのように扱われるのかが書いてあります。

Arcserve UDP 機能紹介 ~ (12) 仮想マシンへの自動復旧(仮想スタンバイ) ~

Arcserve UDP v5/v6 仮想スタンバイの構築と復旧ガイド

P2v

 

移行当日は増分バックアップでシステムの停止時間を短縮

最新のデータ/システム状態を移行するために、移行作業の当日にまずバックアップを行います。その後、このバックアップ データからベアメタル復旧や仮想スタンバイで、新環境に仮想マシンを作成していきます。

本来、Arcserve UDP は OS やアプリケーションを動かしながらのオンライン バックアップが可能です。しかし、移行当日のバックアップを始める前には、サービス(例えばファイル サーバであれば Server サービスなど)を停止して、データが更新されないようにしておきます。こうすることで、どの時点のデータが新しい環境に移行されるのかを明確にすることができます。 

また、移行作業日より前に初回のフルバックアップを済ませておきましょう。移行当日のバックアップは増分バックアップになるので、システムの停止時間もその分短縮することができます。

 

Arcserve UDP を使った P2V/V2V(※1) 事例

仮想化環境への移行ツールとして Arcserve UDP をご利用いただいた事例の記事を2点ご案内します。

霧島ホールディングス様:Arcserve UDP Appliance で実現する仮想化基盤へのサーバ移行

国際基督教大学様:新仮想化基盤へのシステム移行(V2V)に Arcserve UDP Appliance を活用

 

いずれのお客様も Arcserve UDP がプリインストールされた Arcserve UDP Appliance を購入されており、移行ツールとして使った後は本来の用途である新仮想化基盤のバックアップにご利用いただいています。

このように、バックアップ目的で Arcserve UDP を購入するのであれば、P2V ツールとして新たに費用が発生しない、という点も見逃せないポイントです。

既に Arcserve UDP のライセンスをお持ちで、仮想化基盤の移行の予定がある方は、Arcserve UDP を使う事を検討してみてはいかがでしょうか?

 

以上、鉄道大好きエヌエスでした。

 

<関連記事>

サーバ単位とソケット単位の違い~物理から仮想環境へ移行予定がある場合はどっちがよい?~

ファイルサーバへの移行にも便利!Arcserve Replicationを用いたOSバージョンが異なるWindowsサーバ間のデータレプリケーション

 


※1 仮想から仮想(V2V)のシステム移行というパターンもあります。この場合、ハイパーバイザーの種類が同じであれば(例えば ESXi から ESXi)、仮想マシンのエージェントレス バックアップから「VMの復旧」というリストア機能が使えます。「VMの復旧」では仮想マシンを丸ごと作成してくれるので、ベアメタル復旧よりも手間が1つ省けます。

ハイパーバイザをまたいだ仮想マシンの移行については、以下の記事もご覧ください。

Arcserve UDP ならハイパーバイザの移行もお任せ

2018年6月 6日 (水)

耳より情報:OUTLOOKの検索機能をUDP Archivingで強化!

本記事中で紹介している Arcserve UDP Archiving は Arcserve Email Archiving の旧称です。最新バージョンの資料は Arcserve カタログセンターでお探しください。

2023年09月29日追記:Arcserve Email Archiving は販売を終了しました。

こんにちは。まだ6月なのに暑い日が続くと思っていたら、昨日関東も梅雨入りしたようです。ジメジメはお天気だけにして、お仕事はカラッとサクッと進めたいものです。今回はそのヒントになるメール アーカイビングのお話です。

 

再掲コラムがお気に召したら、以下のメールアドレスに「Arcserve メルマガ登録希望」 とご連絡ください。

info-jp@arcserve.com

 

ではここからコラム再掲です。

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┃[1] 耳より情報:OUTLOOK の検索機能を Arcserve UDP Archiving で強化!

┃ ◆◇ Arcserve UDP Archivingトライアル ◇◆

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皆さん、こんにちは。

2018/5/25 に GDPR(EU一般データ保護規則)が施行されたのをご存知ですか?この規則は EU 内だけでなく域外とのメールに含まれる個人情報も対象なのでメールを使用して EU 圏企業とビジネスしている方も対策が必要になります。そこで、今回は GDPR 対策ができる Arcserve UDP Archiving について改めてご紹介します。

 

お客様先で Arcserve UDP Archiving をご紹介する際、ご利用中のメールシステムを伺うのですが Office365 を利用している方が増えていて、その皆さんが同様に“検索”に関するお悩みを持たれています。全く検索できないわけではないですが、” 全ての過去メールを検索してくれない“と言います。私自身も OUTLOOK ユーザなので、確かに検索に苦労する機会が増えたと思います。

GDPR では個人情報の主体が情報の消去を求める権利を持つことが定められていますが、自社が持つ個人情報の"検索"に時間がかかるようだとその作業負荷は膨大になります。

Tips として PC ローカルに PST ファイルとして過去メールをアーカイブすれば以前のように検索できます。但し、それには過去メールを PST に保存しなくてはならないので、これには手間も時間もかかり大勢の方が一斉にはじめたら、それこそネットワーク管理者が飛んでくるでしょう。

 

Arcserve UDP Archiving なら、送受信メールをリアルタイムに自動アーカイブするので手間もネットワーク負担も最小限に抑え利用できます。利用者は PST アーカイブ作業から解放されるだけでなく、普段お使いの OUTLOOK に検索プラグインを追加し多彩な検索条件による高速検索が利用できるようになります。

さらに Arcserve UDP Archiving サーバにブラウザ経由でアクセスすることで、タグ付けによるグルーピング検索や添付ファイル種類の指定や添付ファイル内検索といった高度な検索機能も利用できるようになります。メールアーカイブだけでなく利用者の検索機能を強化したい場合は Arcserve UDP Archiving をご検討ください。

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2018年6月 1日 (金)

UDP 復旧ポイントサーバ(RPS)間のレプリケートの際、「二重の暗号化」も可能です。

Arcserve UDP のバックアップデータを保管するサーバ(RPS:復旧ポイントサーバ) は、2台が連携することでバックアップデータの増分転送(レプリケート)が可能です。

⇒バックアップデータの冗長化が可能!

 

Encryption

 

また、RPSはクラウドコンピュータにも導入できるため、バックアップデータのレプリケート先をクラウド上のRPSにすることもできます。

⇒クラウドへの保管が可能!

 

しかも、レプリケートの際には「バックアップデータの暗号化」と「RPS間の通信にhttpsを利用する暗号化」の2つの暗号化が可能です。

⇒二重の暗号化でより安全性を強固にできる!

 

2つの暗号化についての詳細は、下記のユーザガイドをご覧ください。

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