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2018年7月 4日 (水)

耳より情報:Arcserve UDP のスナップショット取得後コマンドでアプリケーションの停止時間を最小化

こんにちは。

早いもので2018年ももう半分が経過し、さらに(関東の)梅雨までもが例年より早く明けてしまいました。うれしい反面、早くも水不足が心配な2018年 夏 です。

さて、バックアップする上での大きな心配のひとつと言えば、アプリケーションサービスの停止時間です。今回はそのヒントになる「スナップショット取得後のコマンド設定」を紹介します。

 

>再掲コラムがお気に召したら、以下のメールアドレスに「Arcserve メルマガ登録希望」 とご連絡ください。

info-jp@arcserve.com

 

ではここからコラム再掲です。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃[1] 耳より情報:スナップショット取得後コマンドでアプリケーションの停止時間を最小化

┃ ◆◇ マニュアルも充実:https://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V6.5/JPN/Bookshelf.html ◇◆

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

気温がどんどん上昇して夏を実感できる時期になりましたが、メルマガでも熱いくらい“ホット”な情報をお届けします。今回はアプリケーションのバックアップについての耳よりな情報です。

 

アプリケーションを稼動状態のまま、オンラインでバックアップを実行できるのはバックアップソフトで対応しているアプリケーションのみ。そのほかのアプリケーションはバックアップ時に停止することになりますが、停止時間が長くて困っている方も多いはず。そんな悩みを持つ方に是非試してもらいたいのが、Arcserve UDP のスナップショット取得後のコマンド設定です。

 

Arcserve UDP は Windows も Linux もスナップショットを取得してバックアップをします。このメリットを最大限に活かせるのが、スナップショット取得後のコマンド設定です。Arcserve UDP は取得したスナップショットをバックアップするので、アプリケーションの停止状態でスナップショットさえできてしまえば、数分レベルの停止だけとなり、その後アプリケーションが稼動しても大丈夫なのです。

 

ここでのポイントはスナップショット取得のタイミングです。実は Windows と Linux で取得のタイミングが少し違います。Windows ではバックアップ開始後に全ボリュームのスナップショットを取得してからバックアップデータの書き込みを始めます。1度にすべてのスナップショットを取得するため、対象のボリューム数が多いと、アプリケーションの停止時間が少しだけですが、長くなります。

 

Linux ではボリュームごとに、”スナップショットを取得→バックアップデータの書き込み” を繰り返します。このため Arcserve UDP(Linux)にはスナップショットの取得後だけでなく、Arcserve UDP(Windows)には無いスナップショット取得前のコマンド設定も存在し、コマンドを実行させる対象ボリュームをパラメータで指定できます。指定したボリュームのスナップショット取得の時間だけアプリケーションを停止できるので、1秒たりとて無駄になる時間がありません。

 

ジョブ実行中のボリュームは、$D2D_TARGETVOLUME 変数で判別できるため、この変数を使った判定文を Linux のシェルスクリプトに入れてください(※1)。他にも Arcserve UDP(Linux)ではノード指定なども変数で指定できますので、詳しくはマニュアルをご覧ください。

 

◆◆ 『UDP Agent for Linux ユーザガイド』は、こちらから ---------------------------

 https://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V6.5/JPN/Bookshelf.html

 ※“Agent for Linux ユーザガイド” を開き、検索ワードで ”実行前” を指定してください。

 -----------------------------------------------------------------------------------------

 

<関連記事>

Arcserve UDP Linux エージェントで実行前/後スクリプトを使いたい

Arcserve UDP 8.0 新機能紹介(7):その他の新機能と機能改善

 


※1 $D2D_TARGETVOLUME 変数を使ったシェル スクリプトの例としては以下の記事をご覧ください。複数のボリュームを持つ Arcserve Email Archiving サーバ(Linux)のバックアップを Arcserve UDP を使って行っています。

UDP Linux Agent の実行前/実行後スクリプトを使用して Email Archiving を保護する方法

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