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2018年8月10日 (金)

サーバリプレースに伴う Arcserve 製品のライセンス移行での注意点

Arcserve 製品を利用しているサーバを移行したり、入れ替えを検討のお客様より、「これまで利用していた Arcserve 製品のライセンスは、引き続き利用できるのでしょうか?それとも、ライセンスは買いなおさなければいけないのでしょうか?」との質問をよくいただきます。

古いサーバで利用していた Arcserve 製品のライセンスを新しいサーバで再利用することは可能です。ライセンスの継続利用にあたり、Arcserve への申請も不要です。

また、ライセンスキーについては、旧サーバから Arcserve 製品をアンインストールしていただければ、新サーバで、再度、ライセンスキーを登録するだけで、引き続き利用いただけます。

 

ただし、以下のケースについては、注意が必要です。

 

[Arcserve UDP] Arcserve UDP を導入した物理サーバの仮想化

Arcserve UDP では物理サーバのバックアップにサーバライセンス(per Server)を利用しますが、この物理サーバを仮想化した場合、必要なライセンスはソケットライセンス(per Socket)に変わります。

なお、ソケットライセンス(per Socket)の場合、必要ライセンス数は仮想サーバ(Host)に搭載されている物理プロセッサ(CPU)数分となります。

Per_socket_2

 

《参考》
サーバ単位とソケット単位の違い~物理から仮想環境へ移行予定がある場合はどっちがよい?~

 

[Arcserve UDP] Arcserve UDP を導入済みの仮想サーバ(Host)のサーバ切り替え

Arcserve UDP を導入済みの仮想サーバ(Host)を新しいサーバへ切り替える際、仮想サーバ(Host)に搭載されている物理プロセッサ(CPU)数が増える場合は、不足分のソケットライセンス(per Socket)の購入が必要となります。

《参考》
・Arcserve UDP v6.5 ライセンスガイド
<https://www.arcserve.com/jp/wp-content/uploads/2017/12/udp-v65-license.pdf>

 

[Arcserveシリーズ共通] OS/アプリケーション等の動作要件

サーバリプレースで、旧バージョンの Arcserve 製品を新サーバに移行させる場合、旧バージョンでは、動作要件外の OS/アプリケーション等になる可能性があります。そのため、サーバリプレースで旧バージョンの Arcserve 製品を継続利用する場合は、動作要件に合致しているかを確認する必要があります。動作要件外の場合は、ライセンスは永久であってもサポート外となります。

《参考》
・Arcserve シリーズ 動作要件
<https://support.arcserve.com/s/article/202269169?language=ja>

 

[Arcserveシリーズ共通] 利用バージョンのサポート終了

旧バージョンの Arcserve 製品を利用し続けていると、利用バージョンのサポートが終了となる場合があります。この場合は、ご利用の Arcserve 製品のバージョンを最新バージョンへアップグレードする必要があります。サポート終了バージョンの場合、ライセンスは永久であってもサポート外となります。

《参考》
・Arcserve 製品 サポートライフサイクル情報
<https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1R000001MUYOWA4/product-release-and-support-lifecycle-dates?language=ja>

 

以上、鉄道大好き エヌエスがお伝えしました。

 

<関連記事>

Arcserve製品をアップグレードするための購入方法について

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