サーバリプレースに伴う Arcserve 製品のライセンス移行での注意点
Arcserve 製品を利用しているサーバを移行したり、入れ替えを検討のお客様より、「これまで利用していた Arcserve 製品のライセンスは、引き続き利用できるのでしょうか?それとも、ライセンスは買いなおさなければいけないのでしょうか?」との質問をよくいただきます。
古いサーバで利用していた Arcserve 製品のライセンスを新しいサーバで再利用することは可能です。ライセンスの継続利用にあたり、Arcserve への申請も不要です。
また、ライセンスキーについては、旧サーバから Arcserve 製品をアンインストールしていただければ、新サーバで、再度、ライセンスキーを登録するだけで、引き続き利用いただけます。
ただし、以下のケースについては、注意が必要です。
[Arcserve UDP] Arcserve UDP を導入した物理サーバの仮想化
Arcserve UDP では物理サーバのバックアップにサーバライセンス(per Server)を利用しますが、この物理サーバを仮想化した場合、必要なライセンスはソケットライセンス(per Socket)に変わります。
なお、ソケットライセンス(per Socket)の場合、必要ライセンス数は仮想サーバ(Host)に搭載されている物理プロセッサ(CPU)数分となります。
[Arcserve UDP] Arcserve UDP を導入済みの仮想サーバ(Host)のサーバ切り替え
Arcserve UDP を導入済みの仮想サーバ(Host)を新しいサーバへ切り替える際、仮想サーバ(Host)に搭載されている物理プロセッサ(CPU)数が増える場合は、不足分のソケットライセンス(per Socket)の購入が必要となります。
《参考》
・Arcserve UDP v6.5 ライセンスガイド
<https://www.arcserve.com/jp/wp-content/uploads/2017/12/udp-v65-license.pdf>
[Arcserveシリーズ共通] OS/アプリケーション等の動作要件
サーバリプレースで、旧バージョンの Arcserve 製品を新サーバに移行させる場合、旧バージョンでは、動作要件外の OS/アプリケーション等になる可能性があります。そのため、サーバリプレースで旧バージョンの Arcserve 製品を継続利用する場合は、動作要件に合致しているかを確認する必要があります。動作要件外の場合は、ライセンスは永久であってもサポート外となります。
《参考》
・Arcserve シリーズ 動作要件
<https://support.arcserve.com/s/article/202269169?language=ja>
[Arcserveシリーズ共通] 利用バージョンのサポート終了
旧バージョンの Arcserve 製品を利用し続けていると、利用バージョンのサポートが終了となる場合があります。この場合は、ご利用の Arcserve 製品のバージョンを最新バージョンへアップグレードする必要があります。サポート終了バージョンの場合、ライセンスは永久であってもサポート外となります。
《参考》
・Arcserve 製品 サポートライフサイクル情報
<https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1R000001MUYOWA4/product-release-and-support-lifecycle-dates?language=ja>
以上、鉄道大好き エヌエスがお伝えしました。
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