Arcserve UDP ではWindows サーバをバックアップした後、Amazon EC2 や Microsoft Azure 上(※1)に予めスタンバイVMを作成しておき、障害発生時にスタンバイ VM を起動するだけで短時間で業務を継続できます(仮想スタンバイ(VSB: Virtual Standby))。
この場合、Amazon EC2 や Microsoft Azure 上(※1)にスタンバイ VM を作成する方法としては、
(a)VSB クラウド プロキシ(VSB プロキシ)だけを使う方法
(b)復旧ポイントサーバ(RPS)兼 VSB クラウド プロキシを使う方法
の2パターンが可能です。
※VSB クラウド プロキシとは、クラウド上でスタンバイVMを作成するサーバです。
RPS は WAN 経由で効率的にバックアップデータを転送・複製する役割を持ちます。しかし、転送時のパフォーマンスを度外視するのであれば、必ずしもクラウド側に RPS を構築しなければならないということではありません。下の図のように、クラウドコンピュータ上に RPS を立てないことも可能です。

(上図はUDP v6.5 ライセンスガイド P.26 から抜粋)
では、RPS の有無でどういった違いがあるのでしょうか?