耳より情報:重複排除データストアのレプリケート
こんにちは。
早くも3月になりましたが、今年は東京にほとんど雪らしい雪が降らないまま春を迎えることになりそうです。
出勤日の雪は邪魔くさかったりもしますが、やはりちょっと残念です。
さて話変わって、今回の耳寄り情報は最近お問合せが増えてきた、少し玄人好み(?)な重複排除データストアのレプリケートについての情報です。
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┃[1] 耳より情報:重複排除データストアのレプリケート
┃ ◆◇ 異なるブロックサイズのデータストア レプリケートってできるの? ◇◆
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バックアップデータの遠隔転送ができ、災害対策として好評のRPSレプリケート機能。
PRSのデータストア レプリケートは、増分データのみの転送で済むため、データ転送量を削減できます。
重複排除を設定したデータストアも、もちろんレプリケート可能です。
その、重複排除を有効にしたレプリケート元と、レプリケート先で違うブロックサイズのデータストアを設定できますか?というお問い合わせを時々いただきます。
これは「はい、可能です」というお答えになります。
ブロックサイズを小さくする方が、重複排除率は高くなりますがその分メモリを使うため、例えばレプリケート元は、16KBブロックサイズのデータストア、レプリケート先は64KB(Arcserve UDP v6.5 Update 4から利用可能)のブロックサイズ データストアにするといった設定をしたいというご要望に対応できます。
ただし、ブロックサイズの変更は途中で出来ないのでご注意ください。
また、重複排除済みのデータストアのRPSから、重複排除無しのデータストアへのレプリケートは対応しておりません。(2019/11/29訂正)
注意制限事項の [一般的な機能に関連する注意/制限事項] 項番14、19も合わせてご覧ください。
◆◆ 『Arcserve UDP 一般的な機能に関連する注意/制限事項』は、こちらから
https://support.arcserve.com/s/article/115000773286?language=ja#a01
もっと詳しく知りたい方はこちら↓の記事もご覧ください。ブロックサイズが異なっていてもレプリケートできる理由を解説しています。
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コメント
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いつも有益な情報をありがとうございます。
今回遠隔地へのRPSリプリケーションの構成を検討していて本ブログを参考にしておりました。
> また、重複排除していないデータストアのRPSから、重複排除済みのデータストアにレプリケートは対応しておりません。
>注意制限事項の[インストールに関連する注意/制限事項] 項番14、19も合わせてご覧ください。
とのことですが従来のUDP Ver6.5、新版のVer7.0で検証いたしますと、どちらも
(UDP Ver6.5.4175_Update4build1223、UDP Ver7.0.4455_Update1build392)
ソース:RPSの重複排除していないデータストア
デスティネーション:RPSの重複排除済みのデータストア
で問題なくレプリケートしているようです。
UDPエージェントアプリで、転送後のデータストアをマウントして、簡単にいくつか確認してみると内容も正常なように見えます。
それで RPS重複排除なしデータストア→RPS重複排除ありデータストア へのリプリケートは可能なのではないでしょうか?
項番14からは、その逆方向つまり
ソース:RPSの重複排除済みのデータストア
デスティネーション:RPSの重複排除していないデータストア
へのリプリケーションはできないということについては異論ございません。
いかがでしょうか?
RPS重複排除なしデータストア→RPS重複排除ありデータストア へのリプリケートは一見可能に見えるが、FAQやブログなどでこれまで言及されていないトラブルや障害などが発生することがあったため 「サポートされていない」ということでしょうか。
あるいは実際には可能であったとしても、仕様としてはサポートしていない使い方。ということになるでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。
投稿: 中野修一 | 2019年11月29日 (金) 10時29分
中野様
コメントいただきましてありがとうございます!
おっしゃる通り重複排除されていないデータストアから重複排除されているデータストアへのレプリケートは可能です。
記事の記載が誤りですので訂正させていただきます。ご心配おかけし申し訳ございませんでした。
投稿: ホテ | 2019年11月29日 (金) 15時56分