Arcserve Replication/HA 18.0 で複数のシナリオをまとめて操作できるようになりました。
Arcserve Replication/HA 18.0 の目玉新機能はフル システム シナリオですが、それ以外にも細かい機能改善があります。今日紹介するのはそのうちの「グループ管理機能の拡張」です。
グループ管理機能とは複数のシナリオを1つのグループにまとめて管理する機能で、r16.5 以前のバージョンでは HA シナリオのみで使用する事が出来ました。
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18.0 からは DR(レプリケーション)シナリオでもグループでまとめる事が出来るようになり、シナリオの実行(開始)/停止、アシュアード リカバリ テスト(参考:復旧訓練にレポート作成、色々役に立つアシュアード リカバリ)も一括で行なえます。レプリケーション対象の台数が多かったり、同期時間の短縮のためにシナリオを分割していたり(参考:シナリオの並列実行で同期時間を短縮する)する方はぜひ活用して下さい。
以下、グループを使って複数のシナリオをまとめて [実行] してみます。
■ グループの作成とシナリオの一括実行
1) Arcserve RHA マネージャ上部のツール バーで [新規グループ](黄緑色のフォルダのアイコン)をクリックします。
2) 「新規グループ」がグループのデフォルト名ですが、ここでは右クリック メニューから [名前の変更] を行なって「File Server Group」にしてみました。
4) シナリオ作成ウィザードで「File Server Group」が割り当てられている事を確認します。この後はいつもどおりシナリオを作ります。
5) 今回は2つのシナリオをグループの下に作りました。グループ名を選択して、シナリオを一括実行できます。昔はシナリオごとに実行しなければならず、数十個シナリオがあると結構大変な作業でした。
6) 2シナリオとも同期が終わり、レプリケーションが始まりました。
なお、今回紹介したのは複数のシナリオをまとめて"操作"する方法でしたが、複数のシナリオをまとめて"作成"、"編集"する方法についても記事を書いています。レプリケーション対象が多数ある方は以下の記事もご覧下さい。
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以上、ホテがお伝えしました。
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