UDP:「ハイパーバイザの指定」をすることで、仮想ゲストのエージェントベースバックアップでもホスト(ハイパーバイザ)のライセンスを使うことができます。
Arcserve UDP で仮想環境をバックアップする場合に必要となるライセンスは、仮想ホストの物理CPU数分になります。その際、仮想ゲストの台数によって必要ライセンス数が変わることはありません。
従いまして、下記の図のように仮想マシンが3台で、各ゲストに Arcserve UDP Agent を導入した Agent Base バックアップを行う場合でも、仮想ホストの物理CPUが 2 であれば、購入が必要なライセンスはソケット単位が 2 になります。
『Arcserve UDP 7.0 ライセンスガイド』P.37 - [24] UDP エージェントを利用した vSphere / Hyper-V 仮想マシンのバックアップ 参照
ここで注意点ですが、エージェント ベース バックアップの場合、Arcserve UDP コンソールから見ると各仮想マシンは仮想ホストとは別の3台のサーバと判断されます。そのためこのケースでは、デフォルトではソケット単位ライセンスが3つ必要ということになってしまいます(仮に各仮想マシンの vCPU が1つの場合)。
そこで、仮想マシンを仮想ホスト上のサーバであることを設定する機能として「ハイパーバイザの指定」が用意されています。
この「ハイパーバイザの指定」をすることで、仮想ゲスト(仮想マシン)のエージェント ベース バックアップでもホスト(ハイパーバイザ)のライセンスを使うことがでます。
仮想マシン数が何台であっても仮想ホストの物理CPU数分のソケット単位ライセンスだけが消費されます。上記のケースでは、仮想ホストの物理CPU 2個に対応した 2 ソケット分のライセンスだけで、3台の仮想マシンのバックアップ可能になります。
【設定方法】
ハイパーバイザの指定の設定方法は、Arcserve UDP 7.0 ソリューションガイドの「ハイパーバイザの指定」をご覧ください。
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以上、Koichiがお伝えしました。
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