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2019年11月の7件の記事

2019年11月26日 (火)

Arcserve UDP コンソールで復旧ポイントのコピーを使う

Arcserve UDP ではバックアップ データ(復旧ポイント)を丸ごと別な場所にコピーする「復旧ポイントのコピー」という機能があります。復旧ポイントのコピーは Arcserve D2D 時代からの名残で Windows エージェントでも操作できますが、Arcserve UDP コンソールを使えばもっと高度な使い方ができます。

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目次
1. クラウド ストレージに復旧ポイントをコピーできる
2. スケジュール設定が楽!
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■ 1. クラウド ストレージに復旧ポイントをコピーできる(v6.5 以降)

Arcserve UDP v6.5 以降から Amazon S3 や Azure Blob ストレージ、Wasabi Hot Cloud Storage などのオブジェクト ストレージをコピー先として使えます。コピーした復旧ポイントからはサーバや PC のシステム復旧もできるので、コピー先が遠隔地のクラウドであれば簡易的な災害対策にもなります。以下、手動で(*1)クラウドに復旧ポイントをコピーする手順です。

対象ノードを右クリックし「復旧ポイントをクラウドにアップロード」を選択します。
01_upload 

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2019年11月22日 (金)

Arcserve UDP 7.0 は OneDrive for Business のバックアップができ、ファイル単位でのリストアもできます!

Windows 標準のオンライン ストレージ OneDrive。社内外でのデータ共有に便利で重宝する一方、OneDrive へのアクセスが一時的にできなくなり、仕事が止まってしまったという経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

クラウドサービスの利用が普通になった今は、クラウドの一時的なアクセス障害の際に、どうやって業務を継続するかとういことが重要となっています。

 

■ Arcserve UDP 7.0 では Office 365 の主要 3 サービスに対応!

Arcserve UDP7.0 では、従来から対応していた Exchange Online と SharePoint Online のバックアップ/リストアに加え、OneDrive for Business をサポートするようになりました。

OneDrive のバックアップデータからファイル単位でのリストアができるため、OneDrive のトラブルで重要なファイルにアクセスできずに業務が止まる、といったことを回避できます。

Onedrive

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2019年11月15日 (金)

大好評のWebinarであなたも「Arcserveマスター」になりませんか?

Arcserve についての役立つ豆知識を皆さまへお伝えすべく、株式会社ネットワールド様と共催で第一回から第四回にわたって配信しました Webcast セミナー『Arcserveマスターへの道』

ご好評につき、この度、アーカイブが株式会社ネットワールド様の YouTube チャネルとホームページでも公開され、いつでも好きな時間に見られるようになりました!

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◆ 第一回:基本機能編

◆ 第二回:仮想環境編

◆ 第三回:Microsoft SQL Server編

◆ 第四回:Arcserve UDP Cloud Direct編

◆ ネットワールド様特設サイト

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◆ 第一回:基本機能編(2018年9月18日配信)

https://youtu.be/LHG9KRG10lg

ライブで200名以上に参加いただいた伝説のセミナー!Arcserve に多くいただく技術的な問い合わせの中からからテーマを6つに絞って1つ10分前後で説明しています。

・どういうときに Arcserve UDP ではなく Arcserve Backup を使うの?

・オンプレミスからクラウドにサーバを移行したい!どうすれば楽なの?

・Arcserve UDP の重複排除の設定項目ってたくさんあるけどどう設定すればいいの?等

Webinar

 

◆ 第二回:仮想環境編(2018年12月20日配信)

https://youtu.be/uyPV9La7MOM

第一回の好評を受けて追加開催が決定!vSphere/Hyper-V 等の仮想環境について、5つのテーマを掘り下げて解説します。

・エージェントレスではなくエージェントベースが必要な場面は?

・本番環境に上書きリストアをするのが怖い人向け。安全に復旧するためのテクニック!

・ディスク プロビジョニングの違いとバックアップへの影響 等

Webinar2

 

◆ 第三回:Microsoft SQL Server編(2019年3月28日配信)

https://youtu.be/-gm_505wYOM

エンジニアの皆さまに大人気の Webinar 第3弾!企業の重要データが集まる根幹、最難関とも言える “データベース” のバックアップについて解説します。

・データベースの復旧要件に応じたバックアップパターンを理解しよう!

・a.最後のバックアップ時点への復旧、b.任意の時点への復旧、c.障害発生時点への復旧 等

Webinar3

 

◆ 第四回:Arcserve UDP Cloud Direct編(2019年12月25日配信)

https://youtu.be/nd9mOsU4pu0

クラウドに直接バックアップを行う Arcserve UDP Cloud Direct を大特集!

当日は受講者の皆様にその場でトライアルに登録いただき、設定からバックアップや復旧まで、講師と一緒に体験いただきました!

Arcserve_master_vol4

 

◆ ネットワールド様特設サイト

Arcserveマスターへの道
https://www.networld.co.jp/product/arcserve/movie/

 

これを見ればあなたも「Arcserveマスター」になれる!

 

以上、鉄道模型のミニジオラマの構想を練るのに既に1年以上を費やしている鉄道大好きエヌエスがお伝えしました。

2019年11月12日 (火)

Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能 (3):NAS のバックアップが高速化

Arcserve UDP では SMB/CIFS/NFS 共有上のファイルをバックアップできます(参考:CIFS共有フォルダのバックアップを試しました!)。今回リリースされた Arcserve UDP 7.0 Update 1 では、このバックアップ速度が大きく向上しています。

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Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能目次:   
1) バックアップのネットワーク指定 
2) 復旧時間を短縮!Windows ボリュームの「ブロック リストア」
3) NAS のバックアップが高速化今日はここ
4) その他の新機能 (7.0 Update 1 のリリース ノートへのリンクです)
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■ バックアップ時間が 1/3 以下に短縮!

Arcserve UDP は SMB/CIFS/NFS 共有上の個々のファイルを読み取ってバックアップを行ないます。Arcserve UDP 7.0 Update 1 ではこの読み取り作業を並列処理する事で、バックアップ速度を向上させています。

01_unc_backup

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2019年11月 6日 (水)

耳より情報:Arcserve UDP で「200%向上?!」 ~ 便利だけど遅いというイメージのCIFS共有のバックアップの性能改善

こんばんは。

秋ももうすぐ終わり、冬になりますね。

今年は収穫の秋よりも、災害の秋との印象が強く残っています。

被災された方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、以前の生活が一日でも早く戻りますようお祈り申し上げます。

 

さて、今回の耳寄り情報では Arcserve UDP 7.0 Update 1 で高速になった CIFS 共有のバックアップをご紹介しています。

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┃[1] 耳より情報:Arcserve UDP で「200%向上?!」

┃ ◆◇ 便利だけど遅いというイメージの CIFS 共有のバックアップの性能改善 ◇◆

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Arcserve UDP の “CIFS / NFS 共有バックアップ” 機能はご存知ですか?

CIFS 共有は便利だけど速度が遅いというイメージがありますが、先日公開された Arcserve UDP 7.0 Update 1 ではこの機能に抜本的な改善が行われました。

 

まず、少し CIFS/NFS 共有のバックアップについて復習します。この機能利用すると、CIFS/NFS の共有フォルダの UNC パス(\\ホスト名\共有名)を指定してバックアップすることができます。Arcserve UDP エージェントをインストールできない NAS やストレージがバックアップでき、大変ご好評をいただいている機能です。

 

これまで、CIFS/NFSの 共有フォルダのバックアップはシングル スレッドで処理していたため、多少時間がかかっていましたが、7.0 Update 1 からはマルチスレッド (4,8,16) の設定が可能となりました。

Arcserve UDP 7.0 Update1 をインストールすると、デフォルト スレッド処理数は「4」に設定されていますが、このデフォルトのままの弊社検証環境でバックアップを実行したところ、、、

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2019年11月 5日 (火)

Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能 (2):復旧時間を短縮!Windows ボリュームの「ブロック リストア」

Arcserve UDP 7.0 Update 1 では、パフォーマンス関連の新機能が多くあります。今日紹介するのは、そのうちのひとつの、「ブロック リストア」です。

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Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能目次:   
1) バックアップのネットワーク指定 
2) 復旧時間を短縮!Windows ボリュームの「ブロック リストア」 ← 今日はここ
3) NAS のバックアップが高速化
4) その他の新機能 (7.0 Update 1 のリリース ノートへのリンクです)
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■ ボリューム単位のリストア時間を短縮!

これまで、Arcserve UDP エージェントでは Windows ボリューム全体のリストアをファイル システム レベルで行なっていました。そのため、ボリューム内に細かいファイル/フォルダが多い環境では、ひとつひとつのファイルをリストアするのに時間がかかってしまうという問題がありました。

Arcserve UDP 7.0 Update 1 で追加された「ブロック リストア」ではボリューム上のデータをブロック レベルでリストアするので、ファイル/フォルダの数が多くてもリストア速度に影響を受ける事はありません。特に細かいファイルが多いファイル サーバや、P2V/P2C でのデータ ボリュームのリストアに使える機能です。
01_voulme_block_restore 
(ボリューム全体のリストアと言っても、ボリューム上のデータ ブロックだけがリストアされます。未使用領域はリストアされません。)

 

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2019年11月 1日 (金)

Arcserve Replication/High Availabilityの仕組み

Arcserve シリーズ製品には、サーバ間でのレプリケーションが可能な Arcserve Replication/High Availability(略してRHA)という製品があります。

今回は、意外と知られていないArcserve Replication/High Availabilityでのレプリケーションの仕組みについてご紹介します。

 

お客様からよく「ファイル全体をコピーするので、転送に時間がかかるのでは?」とコメントをいただきますが、Arcserve Replication/High Availabilityでは、ファイル全体のコピーや転送はせず、変更(I/O)だけを転送する為、転送にかかる時間や、使用するネットワーク帯域を抑えることができます。

Arcserve Replication/High Availabilityでは、マスタサーバ(複製元サーバ)に対する変更(I/O)を、リアルタイムに捕捉し、変更(I/O)だけを、ネットワークを介して、レプリカサーバ(複製先)に転送し、レプリカサーバ(複製先サーバ)で、マスタサーバ(複製元)で行われた変更を再現する動きをします。

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このレプリケーションにより、マスタサーバ(複製元サーバ)とレプリカサーバ(複製先サーバ)で、同じデータを保持することができ、障害や災害が発生した際にもサーバを切り替えることで業務を継続することができます。

 

このようなレプリケーションの仕組みの他、「リアルタイムで行う『レプリケーション』を始める前に『同期』が必要であること」、「Arcserve High Availability で行えるスイッチオーバーの仕組み」などなど、Arcserve RHA の仕組みについて詳しく説明した資料を用意しています。

Arcserve Replication/High Availabilityをご検討のお客様は必見の資料ですので、ぜひ、ご参考ください。

・Arcserve Replication/High Availability の仕組み

https://www.arcserve.com/wp-content/uploads/2019/06/rha-180-arch-tech-doc.pdf

 

以上、鉄道模型のジオラマを作成が、なかな進まず、道具や材料の調達ばかりしている鉄道大好きエヌエスがお伝えしました。

 

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おさらい:「Arcserve Replication」と「High Availability」の違いとは?

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