耳より情報:Arcserve UDP Cloud Directのバックアップ時間、サイズ、課金は?
こんにちは。2019年(または令和元年!)は早くも12月に突入。来年はオリンピックイヤー、今から楽しみです。
さて今回の耳寄り情報では オンプレミスからクラウドに直接バックアップできる新サービス「Arcserve UDP Cloud Direct」を解説しています。
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┃耳より情報: Arcserve UDP Cloud Directのバックアップ時間、サイズ、課金は?
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今年もいよいよ残すところ1か月弱となりました。クリスマスにお正月、チキン!ケーキ!蟹!おせち!楽しい時期がやってきますね。
今回は、Arcserveの新クラウド サービスのうちの1つ、「Arcserve UDP Cloud Direct (以下、Cloud Direct)」についてのお話です。
既存の Arcserve UDP の仕組みの延長でクラウドを使える「Arcserve UDP Cloud Hybrid」とは異なり、Cloud Direct は UDP の名前を冠してはいるものの、まったく新しい仕組みでバックアップをするサービスなので、詳しく知りたい方も多いかと思います。
■ Cloud Direct のバックアップ時間、サイズ、課金は?
Cloud Direct はバックアップサーバ不要で直接クラウドにバックアップが可能なサービスです。年額固定料金でストレージを 1 TB 単位でご購入いただき、入りきる限り台数無制限でバックアップいただけます。
その際の、バックアップサイズや時間、課金対象について、よくご質問を受けます。ディスクの未使用分に対してもかかるのか、それとも使用分だけで済むのか?というお話です。
この点については、Cloud Direct で利用できるバックアップ方式によって若干違いがあります。特に「Windows イメージ バックアップ」方式では「Cloud Direct ファイル フォルダ バックアップ」方式に比べてバックアップ時間が長くなる傾向にあるので、運用時にご注意ください。
例1)Windows イメージ バックアップ:D ドライブ(容量 100 GB、データ 30 GB 格納)をディスク丸ごとバックアップ
- 初回のバックアップ時にはソース側にて未使用領域まで含めた読み取りが行われます。
この例では初回は 100 GB 分の読み取りが行われ、その分の時間がかかります。
- ネットワークでは実際の使用されているデータのみが圧縮されて送信されます。
この例では、ネットワークでは 30 GB 分のデータが圧縮されて送られます。
- クラウド側のストレージ使用量としては使用領域分が非圧縮サイズでカウントされます。
この例ではクラウド側でのストレージ消費は 30 GB ほどになり、それが課金対象となります。
- 2回目以降は増分読み取り、増分送信、増分の格納となります。ただし、BaaS ボリュームへのバックアップの場合、増分の検出は2段階で行われるため、フル バックアップ よりも時間がかかることがあります。
例2)Cloud Direct ファイル フォルダ バックアップ:D ドライブ(容量 100 GB、データ 30 GB 格納)をバックアップ
- 初回のバックアップ時にはソース側のフォルダにあるすべてのファイル/フォルダをバックアップします。
この例では初回は 30 GB 分のファイル/フォルダの読み取りが行われ、その分の時間がかかります。
- ネットワークでは実際の使用されているデータのみが圧縮されて送信されます。
この例では、ネットワークでは 30 GB 分のデータが圧縮されて送られます。
- クラウド側のストレージ使用量としては使用領域分が非圧縮サイズでカウントされます。
この例ではクラウド側でのストレージ消費は 30 GB ほどになり、それが課金対象となります。
- 2回目以降は増分読み取り、増分送信、増分の格納となります。変更のあったファイルをタイム スタンプで検出し、ファイル単位でバックアップします。
上記についてはカタログ センターに公開している資料にも情報として盛り込んであります。是非、ご活用ください。
◆◆ 『Arcserve カタログ センター』は、こちらから --------------------------
https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/catalog-center/
※[クラウド サービス]カテゴリをご参照ください。
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クラウドに直接バックアップを行う Arcserve Cloud Direct の Webcast セミナーを公開しています!お好きな時間に自席で視聴できるので、スキマ時間を活用し、ぜひご覧ください。
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