Arcserve Replication/HA 18.0 で消えた昔の名残
今日はちょっと雑談です。
2019 年 5 月に新バージョンとして発売された Arcserve Replication / High Availability (以下 Arcserve RHA)18.0 ですが、旧バージョンから人知れず変更された部分があります。
それは、インストール パスです。
■ Arcserve RHA 18.0 で旧社名を削除
例えば、Arcserve RHA エンジンでは デフォルト インストール パスが以下のように変わっています。
Arcserve RHA r16.5
C:\Program Files\CA\ARCserve RHA\EngineArcserve RHA 18.0
C:\Program Files\Arcserve\RHA\Engine
「CA」というディレクトリが「Arcserve」に変更され、「ARCserve RHA」が「RHA」になっていますね。
CA というのは CA Technologies という企業の略称です。元々 Arcserve RHA などの Arcserve 製品は CA が開発/販売するソフトウェアだったので、CA というディレクトリの下にインストールされていました。
2014 年に Arcserve 部門が CA から分社/独立し、しばらくはインストール パスに CA という名前が残っていたのですが、Arcserve RHA 18.0 でいよいよ変更することになりました。
また、「Arcserve」も昔は「ARCserve」という表記だったのですが、独立の前後で今の「Arcserve」表記になっています。これも 18.0 で今の表記に直されました。
■ 実はサービス名も
また Arcserve RHA エンジンや Arcserve RHA コントロール サービスの名前も更新されました。こちらは r16.5 SP5 の新規インストールから新しいサービス名が使われるようになっており、18.0 からは上書きインストールでも新しいサービス名に変更されます。
Arcserve RHA r16.5 SP4 以前
・CA ARCserve RHA エンジン
・CA ARCserve RHA コントロール サービスArcserve RHA r16.5 SP5 以降
・Arcserve RHA エンジン
・Arcserve RHA コントロール サービス
このブログも 10 年もやっているので、ところどころに 「CA ARCserve ~」が残っています。そういう記事を見たら、「Arcserve」のことなんだなぁと読み替えてやってください。
以上、ホテがお伝えしました。
<関連記事:Arcserve RHA 18.0 新機能>
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