« ファイルサーバへの移行にも便利!Arcserve Replicationを用いたOSバージョンが異なるWindowsサーバ間のデータレプリケーション | トップページ | 導入事例:Arcserve UDP Appliance で行政サービスを向上 »

2020年2月25日 (火)

月額 746円/TB でクラウド バックアップ!Arcserve UDP で Wasabi を活用!

話題の低価格クラウドストレージ、Wasabi Hot Cloud Storage(以下、Wasabi)。災害に備えてクラウドにデータをバックアップしたいという方には有力な選択肢です。ちょうどこの 2 月に東京リージョンが開設されたので、Arcserve UDP のファイル コピーを試してみました。

00_cloud_backup

 

■ Wasabi ってなに?

Amazon S3 互換のオブジェクト ストレージで、2017年にアメリカで開始した比較的新しいサービスです。

火災や洪水に備えてデータのバックアップを遠隔地に置いておきたいと思っても、個人や SOHO だとなかなかちょうどよい保管先がありません。その点、Wasabi のようなクラウドであれば遠隔地のデータセンターにデータを預けられるので安心です。

そして、Wasabi の特徴は何といっても安いこと!1 TB あたり月額約 746 円※1)で使えます。ダウンロード時の費用も不要で、この手のオブジェクト ストレージ サービスとしては破壊的な価格設定といえます。

データセンターはこれまでのアメリカ東西とヨーロッパに加え、2020年2月にアジアで初めて東京リージョンが開設されました。

 

■ まず Wasabi のアカウントとユーザーをつくる

2020年2月現在、Wasabi の東京リージョンは NTT コミュニケーションズのクラウド サービス Enterprise Cloud 2.0(以下、ECL 2.0)の一部としてのみ提供されているため(※2) 、使い始めるには ECL 2.0 のポータルでアカウントとユーザーを作る必要があります。詳しい手順は以下をご覧ください。

Wasabi オブジェクトストレージのご利用方法 : Enterprise Cloud Knowledge Center

お問い合わせ | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

Wasabi ユーザーを作成する手順の中で表示される「アクセスキー」と「シークレットキー」は忘れず記録しておいてください。後の設定で必要になります。

 

■ ファイル コピーをやってみる

Arcserve UDP では 7.0 Update1 から「復旧ポイントのコピー」、「ファイル コピー」、「ファイル アーカイブ」先として Wasabi をサポートしています(※3)。今日は取り急ぎ、手元の PC で簡単に試せる「ファイル コピー」をやってみます。

Arcserve UDP の Windows Agent にログインして、ファイル コピーを有効にします。

01_source

 

次にデスティネーションを開きます。[クラウドへのファイル コピー] を選択して、[設定] をクリック。

02_destination

 

[クラウド サービス] のドロップ ダウン リストから「Wasabi Hot Cloud Storage」を選び、[接続設定] を入力していきます。さっき Wasabi ユーザーを作った際に表示された [アクセスキー] と [シークレットキー] はここで入力します。

リージョン(データセンターの場所)は [クラウドのエンドポイント] で指定します。デフォルトの URL のままだと us-east になってしまうので。東京リージョンを選ぶため「https://s3.ap-northeast-1-ntt.wasabisys.com/」と入力します。

03_cloud_config

 

[拡張] の中の [追加] ボタンをクリックし、バケットを作成します。ちなみにバケット名の頭にバックアップ対象ノードのホスト名が付くので、複数のバックアップ対象ノードがあってもバックアップ データが混ざらないようになっています。

04_cloud_config

 

ここまでで最低限の設定は終わりです。ファイル コピーではこれ以外にも細かい設定ができるので、以下の記事を見ながら設定してみてください。

Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化 ~

 

あらかじめスケジュールされたバックアップが終わると、ファイル コピーが実行されます。ログはこんな感じ。477.648 MB/分(= 64 Mbps 弱)の速度が出ました。1 時間で 30 GB 弱のデータをアップロードできる計算です。テスト用のファイルを使ったので圧縮率が 0% になっていますが、実際にバックアップされるデータは圧縮が効くのでもう少し速度が出るかも。

05_file_copy

 

リストアもやってみました。こっちのスループットは 412.409 MB/分(= 約 55 Mbps )でした。

06_restore

インターネット回線など他にボトルネックがあるかもしれないので、この結果が Wasabi 単体の純粋な性能を表している訳ではありません。

でも、5 GB のファイルを 10 分ちょっとでアップロード/ダウンロード出来ているという事で、今回試したファイル コピーで PC などのデータを二次バックアップするには十分な速度が出ています。過去の検証結果と比較しても速い方なのではないかと思います。さすが、Wasabi Hot Cloud Storage(※4)と言うだけありますね。

 

以上、ホテがお伝えしました。

 

<関連資料・記事>

Wasabiオブジェクトストレージ : Enterprise Cloud Knowledge Center

Wasabi Hot Cloud Storage のクラウド アカウントの追加

Arcserve UDP コンソールで復旧ポイントのコピーを使う

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

 


※1 こちらの料金表にある「0.024300円/GB」を 30 日と 1,024 GB で掛け算しました。最低利用料金が 1,024 GB(1 TB)分なので、容量が 1 TB より少なくても 746円/月 はかかります。まぁどっちにしろ安いんですが。

※2 ちなみに、東京以外のリージョンで良ければ、Wasabi の公式サイト(英語)からも申し込んで使えます。こっちは 30 日間 1 TB 使える無料トライアルもやっています。

※3 いずれもバックアップデータをクラウドなどに複製する機能です。それぞれの違いは以下の記事をご覧ください。
Arcserve UDP : バックアップ データ複製方法のメリット/デメリット比較

※4 アクセス頻度の少ないデータを保存する Cold Storage の対義語として Hot Storage という用語があります。Wasabi が提供しているのは高頻度のアクセスに耐えられる Hot Storage …… Hot は英語で「辛い」 …… 辛いといえば Wasabi だ!という事で Wasabi Hot Cloud Storage という名前になったそうです。こちらのブログで名付けの顛末が書かれています。

« ファイルサーバへの移行にも便利!Arcserve Replicationを用いたOSバージョンが異なるWindowsサーバ間のデータレプリケーション | トップページ | 導入事例:Arcserve UDP Appliance で行政サービスを向上 »

技術情報」カテゴリの記事

Arcserve UDP (旧製品名 Arcserve D2D)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ファイルサーバへの移行にも便利!Arcserve Replicationを用いたOSバージョンが異なるWindowsサーバ間のデータレプリケーション | トップページ | 導入事例:Arcserve UDP Appliance で行政サービスを向上 »