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2020年5月15日 (金)

テレワーク中の PC を簡単にバックアップする2つの方法

新型コロナウイルス対策でテレワークを始めているお客様から、PC の中にあるデータをどのようにバックアップすればよいのか、というご相談をいただく事が多くなっています。

Arcserve Japan ではテレワークを支援するため、 Arcserve UDP の無償版を提供している他、Arcserve Cloud Direct の3ヶ月版※5)を低価格で発売しました。

この記事では Arcserve UDP と Arcserve Cloud Direct(以下 Cloud Direct)がそれぞれどんな方に向いているのか考えてみます。

 

■ 無償版 Arcserve UDP (SOHO、小規模企業、フリーランスの方向け)

Arcserve UDP はイメージバックアップソフトで PC をシステム丸ごと復旧するのが得意な上、ファイル/フォルダ単位でのリストアもできます。

バックアップと言うと時間がかかる印象をお持ちかもしれませんが、Arcserve UDP では2回目以降のバックアップは増分バックアップとなり、前回からの変更分のみをバックアップするので、バックアップ時間も短いです。

01_udp

 

この Arcserve UDP を PC のバックアップ向けに無償で利用できます(※1)。他に必要なものはバックアップ先になる外付け HDD だけ。もし余っている HDD があれば、完全に無料でバックアップを始められます。また、災害対策として Wasabi Object Hot Storage などのクラウドストレージにバックアップデータを複製することもできます。

課題はバックアップ対象の PC が多いときの集中管理です。Arcserve UDP はもちろん集中管理の機能を持っていますが、バックアップ対象のパソコンがインターネット越しにあるような環境は苦手です(※2)。PC が社内ネットワークに VPN でつながっていれば良いのですが、常時 VPN でつないでいるという事もあまりないでしょうし……

そのため、PC を使う方がパソコンに詳しくて自分で Arcserve UDP を使いこなせたり、情報システム担当の方が目配りできるくらいの規模の環境でご利用いただくのが良いと思います。

<無償版 Arcserve UDP のメリット/デメリット>
バックアップ先の外付け HDD さえ買えば OK。かなり低コスト。
システム復旧も簡単。
必要に応じてクラウドに二次バックアップもできる。
× PC が VPN につながっていないと統合管理ができない。

<無償版 Arcserve UDP 関連記事>

クライアントPCを保護するバックアップツールの無償版

 

■ Arcserve Cloud Direct(企業規模問わず)

Cloud Direct は PC やサーバをインターネット経由で Arcserve が運営するクラウドにバックアップできるサービスです。バックアップ先はクラウドなので Arcserve UDP のようにバックアップ先の外付け HDD を用意する必要がありません。

また、インターネット経由で使う前提で作られているので管理画面(コンソール)もクラウド上にあり、集中管理も容易です。Arcserve UDP と同様、初回以外は増分だけをバックアップするので、ネットワークの負担も小さいです。

02_cd

 

Cloud Direct は通常は1年単位で更新するサービスなのですが、新型コロナウイルス対策支援という事で、3ヶ月単位でも利用できるようになっています(※5)。いつまでテレワークが続くかも分からないし、まとまった予算もないしという方は、とりあえず3ヶ月だけ使ってみるのはどうでしょう。

1TB、3ヶ月で60,000円(税抜)なので、バックアップ対象の容量や台数によっては、Arcserve UDP の無償版を使うよりむしろ安いかもしれません。15日間の無償トライアルもやってます。

なお、Cloud Direct は Arcserve UDP に比べてシステム復旧機能が弱いので、長期的に使うのであれば、Arcserve UDP と併用するのもオススメです(※3)。テレワーク中は Cloud Direct でデータバックアップを行い、PC をオフィスに持ち帰ったら Arcserve UDP で丸ごとバックアップを行います(※4)。Arcserve UDP は無償版やテクニカル サポートが使える Workstation Edition でも良いですが、バックアップサーバを買うのであれば Arcserve UDP Appliance を買った方が安くなるパターンもあります。

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<Cloud Direct のメリット/デメリット>
バックアップ先のディスクを用意しなくて良い。
自宅にある PC も集中管理できる。
× システム領域のバックアップには Arcserve UDP と組み合わせるのがベスト。

<Cloud Direct 関連記事>

Arcserve UDP Cloud Direct のレポートでバックアップの状況を一目でチェック!

 

以上、ホテがお伝えしました。


※1 なんで無料で使えるのかというと、Arcserve UDP は主にサーバ版の売り上げで支えられているからなんです。無償版を気に入っていただけたらサーバのバックアップにも Arcserve UDP を使ってもらえるとありがたいです!

※2 ゲートウェイという機能を使って WAN の先にあるバックアップ対象や復旧ポイントサーバ(RPS)を管理することもできるのですが、各サイトにゲートウェイをインストールする Windows Server が必要なので、やっぱりたくさんの PC をテレワークで使っている環境には向きません。

※3 Cloud Direct の BaaS(バックアップ/リストアのみを行うサービス)であれば、Arcserve UDP の Windows エージェントと同居できます。詳しくは以下の注意/制限事項をご覧ください。
Arcserve UDP Cloud Direct 注意/制限事項

※4 この場合、テレワーク中は Cloud Direct だけ動かして、 Arcserve UDP には動いてほしくないという事もあるでしょう。そこで、PC が社外にあることを自動検知して Arcserve UDP のジョブを失敗させる方法を用意しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
Arcserve UDP:PC を VPN 経由でバックアップさせない方法

※5 2023年9月末をもちまして、Arcserve Cloud Direct 3ヶ月サブスクリプションのお申し込みを終了いたします。引き続き1年サブスクリプションをお求めください。最新の価格は購入方法と製品価格表をご覧ください。

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