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2020年9月の4件の記事

2020年9月25日 (金)

Arcserve で実現する3つの高可用性ソリューションの比較と使い分け

もうすぐ9月も終わろうとしています。今年の猛暑も堪えるものがありましたが、ようやく秋の気配が漂ってきています。

新型コロナウイルスの終息まではまだ時間がかかると思いますが、この難局を一緒に乗り越えていきましょう!

 

さて今回は、高可用性を実現し、BCP対策や仮想環境/クラウド移行としてもご利用できる3つのソリューションのご紹介になります。

実は、Arcserve製品はバックアップだけではないんです!

 

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< 目次 >

1. バックアップを取るだけで満足していませんか?復旧時間も重要です!

2. 高可用性を実現できるArcserve ソリューションとは?

3. 仮想スタンバイ(Arcserve UDP)

4. インスタントVM(Arcserve UDP)

5. フルシステム シナリオ(Arcserve Replication/HA)

6. まとめ
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バックアップを取るだけで満足していませんか?復旧時間も重要です!

多種多様な障害から重要データを守るため、今やシステムのバックアップを取ることは不可欠です。

しかし、いざ障害が発生した際に、どれほど復旧に時間がかかるかを考えたことはありますでしょうか?

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2020年9月18日 (金)

バックアップを始める前に考える 3W2H

皆さん、サーバやパソコンのバックアップはされていますか?今日はバックアップを行う上で事前に考えておかなければいけない5つのポイントについて解説します。

ビジネス用語で 5W1H などと言ったりしますが、バックアップの場合は 3W2H です!

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<目次>

1. What(何を)
2. Where to(どこに)
3. When(いつ)
4. How often(どれくらいの頻度で)
5. How long(どれくらいの期間)
6. まとめ

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Udp

(Arcserve UDP の設定画面です。3W2H を順に設定していきます。)

 

1. What(何を)

何をバックアップするべきか……いきなり一番の難敵ですが、これが決まればおのずとバックアップ方法も決まります。

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2020年9月11日 (金)

Arcserve UDP Cloud Direct はバックアップデータの「世代管理」がシンプル!設定であれこれ悩むことはありません。

今お使いのバックアップソフトで、例えば、
(a) 毎日バックアップを行い、
(b) バックアップデータを7年間保持する。
という設定方法がすぐに思い浮ぶでしょうか?

これを Arcserve UDP Cloud Direct ではあっという間に設定できてしまいます。

Arcserve UDP Cloud Direct のバックアップ サービス(BaaS)では、バックアップ先のストレージ(クラウド ボリューム)の設定画面で、保持を希望する期間を7日、14日、1か月、1年、2年、3年、7年、10年、無期限の選択肢から選びます(※1)。

従いまして、先ほどの例の設定を行うには保持期間(保存期間)として「7年」を選択します (b)。下の画像は BaaS でボリュームを作成する画面です。自動的に月単位/日単位/年単位で保存数が設定されているのが分かります。

Cd_volume

Arcserve UDP Cloud Direct での復旧ポイントの保存期間

 

また Arcserve UDP Cloud Direct の BaaS ではバックアップの間隔は1日で固定されています(※2)(a)。

つまり、Arcserve UDP Cloud Direct のバックアップ データの世代管理(保持期間管理)の設定は、1日1回バックアップされるデータをどのくらいの期間保管するか選択するだけとシンプルですので非常に分かりやすいです。

 

このようにバックアップ先のストレージ(クラウド ボリューム)ごとに保持期間を設定する仕組みになっているので、複数のバックアップ対象を異なる保持期間でバックアップしたいという際にはクラウド ボリュームを分ける必要があります。

クラウド ボリュームをまとめてしまうと、短い保存期間でも良いバックアップ データまで長期間保存されてしまい、ストレージの容量が足りなくなってしまうという事が起こり得るのでご注意ください。

Arcserve UDP Cloud Direct における長期保管 (1 年以上) について

 

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2020年9月 4日 (金)

サーバや PC のバックアップはなぜ必要?基本に戻って考えてみた。

Arcserve は 1983 年の創業以来バックアップ・データ保護に関わるソフトウェアを販売しているメーカーです。なぜ 30 年以上に渡りバックアップ ソフトが使われているのでしょうか。今日は初心に返ってバックアップの必要性を解説したいと思います。

 

データが失われる原因はハードウェア故障だけではない!

情報システムを使い続ける以上データの損失は避けられません。以下、データ損失の例をいくつか挙げます。

Data_loss

・ハードウェア障害
全ての機械には寿命があり、データが保存されるストレージもその例外ではありません。HDD や SSD がクラッシュしてデータがなくなってしまったという経験を持つ方も多いのではないでしょうか(※1)。

・人為ミス
ファイルの保存忘れやコマンドの入力ミスなど、データの損失で最も多いのが実は誤操作によるものです。ハードウェアを冗長化(二重化)していても、誤操作で失われたデータを取り戻すことはできません。

・マルウェアによるデータの破壊
特に近年は身代金目的のランサムウェアによるデータの暗号化/窃盗が問題になっています。

・サイト障害
台風や洪水、地震、津波、火災など、自然災害によってサーバや PC が破壊されることがあります(※2)。

 

このような障害に備え、別の物理媒体に完全なデータの写しを保存しておく必要があります(※3)。これが「バックアップ」です。また、バックアップからデータを復旧することを「リストア」と呼びます。

また、クラウドや HCI(ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ)であっても、ここに列挙した障害を避けることはできません。使用者責任としてバックアップを取得しておく必要があります。

 

世代管理の必要性:データがなくなったのにすぐ気付けますか?

さらに、バックアップを考えるうえで重要なポイントの一つに「世代管理」があります。

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