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2020年9月18日 (金)

バックアップを始める前に考える 3W2H

皆さん、サーバやパソコンのバックアップはされていますか?今日はバックアップを行う上で事前に考えておかなければいけない5つのポイントについて解説します。

ビジネス用語で 5W1H などと言ったりしますが、バックアップの場合は 3W2H です!

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<目次>

1. What(何を)
2. Where to(どこに)
3. When(いつ)
4. How often(どれくらいの頻度で)
5. How long(どれくらいの期間)
6. まとめ

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Udp

(Arcserve UDP の設定画面です。3W2H を順に設定していきます。)

 

1. What(何を)

何をバックアップするべきか……いきなり一番の難敵ですが、これが決まればおのずとバックアップ方法も決まります。

例えば、自宅のパソコンに保存された写真ファイルをバックアップしたいのであれば、OS のコピーコマンドを使うのがありがちです。写真が保存されたフォルダをコピーするバッチファイルを作っておいて、スケジューラで定期的に実行します。

パソコンが壊れてしまったときにいちから再設定をするのが面倒だなということであれば、Arcserve UDP で のようなイメージ バックアップ ソフトで OS 丸ごとバックアップするのが良いでしょう。例えば SSD が壊れて新しい SSD に入れ替える事になっても、OS の再インストールや Windows Update などを省いて、一気に前回のバックアップの状態まで復元できます。

なお、Arcserve UDP は初回以外は増分バックアップしか行わないので、丸ごとバックアップしてもバックアップ容量が大きく増えることはありません。個人 PC のバックアップ用に無償のライセンスを提供しています。ぜひ活用してください。

Arcserve UDP クライアントPC用無償版

 

他にも、バックアップ対象がデータベースなら、データベースごとにバックアップの作法が決まっています。仮想化基盤も独自のバックアップ用の API を持っていますし、NAS もメーカーごとにバックアップ方法が異なります。

企業で使われている情報システムではこのような複数のバックアップ対象をまとめて管理しなければいけません。バックアップ方法だけではなくて復旧(リストア)方法も異なるので手順を覚えるのも大変です。

このような場面で役に立つのが Arcserve Backup や Arcserve UDP のようなサード パーティのバックアップ ソフトウェアです。複数の種類の異なるバックアップ対象を同じ管理画面で統合的にバックアップしてくれます。

バックアップソフトを標準化することで、毎日のバックアップの確認時間が大きく減った事例もあります。

学校法人 光華女子学園様 導入事例:バックアップの状況確認の運用負荷を軽減

 

2. Where to(どこに)

「バックアップしたデータをどこに保存するか」も重要です。いくつか候補があるので列挙します。

Destination

■ 外付けHDD

個人の PC のバックアップだと一番使われているのがこちらではないでしょうか。サーバのバックアップでも RDX(Removable Disk Exchange System)という取り外し可能な外付け HDD があります。

■ NAS/バックアップ専用サーバ
バックアップ対象の台数が増えてくると、1 台ずつバックアップ用のディスクを付けるのはお金もかかるし面倒です。NAS などの共通のバックアップ先にネットワーク経由でバックアップすれば容量の無駄も運用の負荷も省けます。

■ テープ
大容量のデータを長期間保存するのに向いているのがテープです。最新の LTO8 では1巻で 12 TB(非圧縮)のデータが保存できます。保存時には通電せずオフラインなので、ランサムウェア対策としても使われます。また、持ち運びができるので、災害対策として遠隔地にバックアップデータを複製する手段としても使われます。

■ クラウド
2020年現在、クラウドは主要なバックアップ先の一つと言えるでしょう。地理的に離れた場所にあるので、災害対策としても有効です。

一方、クラウドにはインターネット経由で接続するので、大容量のデータをバックアップするには不利です。特に復旧(リストア)にどれくらい時間がかかるかは忘れず検討してください。

 

このようにバックアップ先は多岐にわたりますが、いずれも共通するのは、"バックアップ対象とは別な場所に保存"するという点です。

例えば、もしバックアップを元データと同じディスクに保存していたとすると、ディスクが壊れたら元データとバックアップ データの両方が失われてしまいます。これではバックアップの意味がありません。

バックアップデータは必ずバックアップ元と物理的に異なる媒体に保存してください。

 

3. When(いつ)

ここでは、バックアップをいつの「時間帯」に取るか、について考えてみましょう。

例えば、複数のユーザが同時にアクセスするサーバでは、バックアップによる負荷を避けるため、またバックアップ中にデータが更新されないように、夜間や休日などシステムが使われていない時間帯にバックアップを行うのが一般的です。

このバックアップして良い時間帯の事を「バックアップ ウィンドウ」と呼びます。

バックアップ対象が PC であれば、お昼休みなど社内のネットワーク負荷が少ない時間帯がバックアップ ウィンドウになることが多いです。他には、 PC をシャットダウンするタイミングでその日の業務データをバックアップさせるということもあります。

Arcserve UDP で PC のシャットダウン時にバックアップを行う方法

 

4. How often(どれくらいの頻度で)

バックアップはどれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか。細かい頻度でバックアップを行えば、その分リストア(復旧)の際に戻せるポイント(時点)が増えます。更新頻度の多いデータ程、まめにバックアップする必要があります。

ただし、あまり高頻度にバックアップを行うとバックアップ先のストレージ容量が不足してしまいます(※1)。また、バックアップ ウィンドウの事も意識する必要があります。

こういった兼ね合いで、バックアップは「日に一回(日次)」、「週に一回(週次)」、「月に一回(月次)」などの頻度で行われることが多いです。

Arcserve UDP 機能紹介 ~ (4) 詳細スケジュール設定: 日・週・月次指定 ~

 

5. How long(どれくらいの期間)

最後に、バックアップをどれくらいの期間保存するか、です。

データは必ずしも最新に戻せればよいというわけではありません。例えば、1週間前に削除されたファイルをリストアしたい、という事もあるわけで、最新のバックアップだけを残しておく運用では問題になることがあります。

さっきの例で、1週間前のファイルをリストアできるようにするには、「日次のバックアップを7世代(各7日間)保管する」とか、「週次のバックアップを2世代(各2週間)保管する」といった運用を行います。このようにバックアップの「頻度」と「保存期間」はセットで考えられ、これをバックアップの世代管理と呼びます。

Generation

保存期間は長ければ長いほど良いようにも思われますが、保存期間に応じてストレージの容量とコストがかかるので、むやみに長くする事はできません。リストアが必要な場面を想定し、最適な保存期間を設定しましょう。

 

6. まとめ

バックアップの 3W2H はいかがだったでしょうか?

意外と奥が深くて大変だと思うかもしれませんが、このすべてを頭に入れておく必要はありません。

下の画像は冒頭でも紹介した Arcserve UDP の設定画面です。今回説明した 3W2H が漏れなく設定できるようになっています。

Udp

 

また、バックアップ対象が複数ある場合に、1台1台に対して 3W2H を考えなければいけないという事もありません。これも例えば Arcserve UDP では、バックアップの設定を「プラン」というものに事前にまとめておく事ができます。似たような要件を持つバックアップ対象は、あらかじめ用意されたプランに割り当てるだけで、バックアップの運用を始められます。

Arcserve UDP 機能紹介 ~ (8) バックアップ設定のメニュー化 ~

 

このように、バックアップの運用を漏れなく簡単に行うためのプロの道具がバックアップ ソフトです。システム管理者の方はバックアップ ソフトを活用して、確実で効率的なバックアップ ライフ(?)をお送りください。

以上、ホテがお伝えしました。

 

<関連記事>

サーバや PC のバックアップはなぜ必要?基本に戻って考えてみた。

半数以上が対応済み?災害に備えた遠隔バックアップとその方法

 


※1 バックアップ先の容量不足を緩和するために、重複排除機能や継続的な増分バックアップなどの容量を節約する技術もあります。

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