既存のバックアップ運用環境に後付けで導入できる足し算の災害対策(クラウド編)をご紹介します。
オンプレミスとクラウドそれぞれにバックアップデータを保管しておくと、
通常時はオンプレミスのバックアップデータで素早くリストアが可能となり、
かつ、災害発生時でもクラウド上にバックアップデータがあるためデータ損失を防げます。
今回は、オンプレミスでのバックアップにArcserve UDPを利用している環境に
後付けでクラウドへのバックアップを追加する様々なパターンをご紹介します。
◆1つ目はArcserve UDP Cloud Hybridを選択する方法です。
既存環境にArcserve UDPのRPS(復旧ポイントサーバ)やArcserve UDP Applianceを利用している場合、
「Arcserve UDP Cloud Hybrid BaaS サービス」を後付けすることで、
バックアップデータをクラウドへ2次保管することができます。
この2次保管の仕組みは以前のブログ「Arcserve UDP のバックアップデータを遠隔地へ転送してみませんか?」
でご案内した通りRPS間のレプリケートです。
◆2つ目は上記1のArcserve UDP Cloud Hybridの代わりにレプリケート先としてパブリッククラウドを選択する構成です。
AWSやAzureといったクラウドサービス(クラウドの仮想マシン)へArcserve UDPのRPSを導入し、オンプレミスからバックアップデータをレプリケートします。
対応しているクラウドサービスは動作要件でご確認ください。
Arcserve Unified Data Protection 7.0 動作要件
「クラウド サービス (クラウドの仮想マシンで利用)」参照
◆3つ目は小規模環境でArcserve UDP Agentのみでバックアップを行っている環境向けです。
これはArcserve UDP Cloud Directを利用します。
Arcserve UDPでオンプレミスにバックアップを行いつつ、後付けでArcserve UDP Cloud Directを導入し特定重要ファイルの安全性を高めます。
詳細は、ブログ「UDP Agentのみで復旧ポイントサーバ(RPS)を利用していない小規模環境でもクラウドバックアップを実現する一つの方法とは?」をご覧ください。
◆その他、クラウドを利用したデータ保護に関する詳細は『Arcserveによるクラウドを活用したデータ保護』をご覧ください。
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以上、Koichiがお伝えしました。
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