Arcserve Cloud Direct のレポートでバックアップの状況を一目でチェック!
一部のスクリーン ショットを 2023年3月22日時点のものに差し替えました。
Arcserve Cloud Direct はバックアップ サーバを使わずに、インターネット経由でデータをバックアップできるクラウド サービスです。この特長を生かし、複数拠点のファイルサーバやテレワークで利用される PC など、個々にバックアップ サーバを設置するのが難しい環境のサーバ/PC のバックアップに活用いただいています。
管理者は離れた場所にある複数のサーバ/PCのバックアップを管理することになりますが、日々の運用の中では「バックアップが無事完了しているかをどのように確認すればよいのか?」という課題が出てきます。そこで今日はバックアップの状態確認に便利なレポート機能をご紹介します。
1. レポートの見方
Arcserve Cloud Direct では Arcserve Cloud Console というクラウド上のコンソールで操作を行います。Arcserve Cloud Console にログインすると以下の画面になります。左ペインの [分析] を開き、さらに見たいレポートをクリックします。今回は一番よく使うであろう [バックアップ ジョブ] レポートを開きます。
(画像には一部編集を加えております、、、)
バックアップ ジョブ レポートでは過去1か月のバックアップ ジョブの結果がグラフで表示されています。もしバックアップに失敗したマシンがあれば、異なる色で表示されるので一目でわかります。さらに画面を下にスクロールするとジョブの詳細が一覧で表示されています。
バックアップ ジョブ レポート以外にも以下の種類のレポートがありますので、見てみてください。
・データ転送レポート
・容量の使用状況レポート
・復旧ポイント レポート
・ソース保護レポート
2. レポートのカスタマイズとエクスポート
左上の検索ボックスで、レポートに含むデータを絞り込めます。ソース(バックアップ対象マシン)の名前で絞り込みもできますし、下三角▼ボタンをクリックすれば、ジョブの実行期間やポリシー、デスティネーション、グループなどで絞り込みもできます。
また、このレポートを CSV ファイルとしてエクスポートすることもできます。画面右上の [エクスポート] ボタンをクリックします。
ログイン ユーザのメールアドレスにレポートの通知メールが飛びます(※1)。メールの [レポートのダウンロード] をクリックすると CSV ファイルとしてダウンロードできます。
ダウンロードした CSV ファイルはこんな感じです。
これを編集して Excel などの表計算ツールで分析したり、より高度なレポートを作ったりできます。
3. レポートのスケジュール
最新の情報だけではなく、定期的にレポートを作成して後から履歴を確認したいという場合には、スケジュールを設定してレポートを自動作成することもできます。
[レポートの作成] ボタンをクリックします。
[レポート名] やレポートに含めるソース、レポートの受信者を入力します。[スケジュールの設定] を選択し、レポートを配信する時刻と周期を指定します。[周期] に「毎週」を選んだ場合は [曜日] も、「毎月」を選んだ場合は [日付] も指定します。
ここで作ったレポートは [レポート スケジュールの管理] で後から編集することもできます。受信者のアドレスを追加したい時などにご利用ください。
こちらはレポート作成時に送られた通知メールのサンプルです。[詳細なレポートの表示] をクリックし、Arcserve Cloud Console にログインするとレポートが確認できます。
以上、ホテがお伝えしました。たくさんのサーバ/PC をバックアップする際には Arcserve Cloud Direct のレポート機能をぜひ活用ください!
※1 メールの送信元は Arcserve Support(Arcserve サポート)で、送信元アドレスは noreply@arcserve.com です。メールが届かない場合は、スパム メールとしてフィルタされていないかご確認ください。
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