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2021年4月の5件の記事

2021年4月30日 (金)

Arcserve UDP 8.x の「データ容量課金」は「サブスクリプション」がお求めやすくなっています。

Arcserve UDP には下図の通り「サーバ台数 課金」「CPU ソケット数 課金」「データ容量 課金」の3種類の課金方法があります。

このうちの「データ容量 課金」はサーバ台数や CPU ソケット数に関わらず保護対象サーバの総データ容量分のライセンスを購入する課金方法です()。

今回リリースの Arcserve UDP 8.x(※1)からは従来の無期限ライセンスだけでなくサブスクリプションでも「データ容量 課金」を導入しましたが、この「サブスクリプション」は実はたいへんお求めやすくなっています。

※総データ容量ではない一部の保護対象については「Arcserve UDP 8.x ライセンスガイド』P.6を参照してください。

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2021年4月23日 (金)

Arcserve BackupでクラウドVMをバックアップ!サポートするクラウド システム(IaaS/PaaS)と構成のポイントをご紹介します。

Arcserve Backup 18.0 でサポートするクラウドサービス(インストール先としてサポートするクラウド)は、特定のクラウドサービス名に限定されていません。条件に合致しているクラウドサービスであればどのクラウドサービス名であってもサポートします。

 

◆ 3つのサポート条件と留意事項

具体的には、Arcserve Backup をクラウド コンピュータに導入する場合、以下の3つの条件全てを満たしさえすればそのクラウド システム (IaaS/PaaS) をサポートします(※1)。

1. OS - クラウド コンピュータ上でクラウド ベンダがサポートする OS とバージョン
2. アプリケーション - クラウド コンピュ ータ上でアプリケーション ベンダがサポートするアプリケーションとバージョン
3. Arcserve Backup サポート - Arcserve Backup が物理マシン上でサポー トする OS およびアプリケーションとバージョン

ここでの留意点も3つあります。

(1) 物理マシンで発生しない不具合の場合、Arcserve はベスト エフォートでのサポートまでを提供します。その場合、当該不具合の解消に至らずチケットをクローズする場合があります。
(2) クラウド 仮想マシンからテープ装置へ のバックアップはサポートしません。
(3) クラウド 仮想マシンのシステム復旧 (フル リストア/Disaster Recovery Option) はサポートしません。

 

◆ クラウド VM のバックアップ構成

次に、Arcserve Backup 18.0 の製品構成をご案内します。

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2021年4月16日 (金)

Arcserve UDP 8.x から大々的にサブスクリプションが導入されました (従来型とサブスクリプション型での製品選択方法の違い)。

Arcserve UDP 8.x(※1)から大々的にサブスクリプションが導入されました。

これまでの Arcserve UDP Microsoft 365 製品や Arcserve Email Archiving ではサブスクリプション ライセンスを導入していましたが、 Arcserve UDP 8.x からは Advanced Edition といった製品も含めてサブスクリプションでの提供を開始しました(※)。

※詳細を『Arcserve UDP 8.x ご紹介資料』P.70 「購入方法の選択-永続(パーペチュアル)ライセンスに加えて、初期投資の少ないサブスクリプション をご用意」でご案内しています。

従来からある永久に使用できるライセンス(以下、「従来型」で統一します。)も引き続き販売いたしますのでご安心ください。

この記事では「従来型」と「サブスクリプション」の違いについて解説します。

 

◆サブスクリプションとは?

まず「サブスクリプション」とはですが、サブスクリプションはソフトウェアの使用権の期間が限定され、その分ライセンス料金が低く抑えられているため初期投資を抑えることができるという特長があります。

また「従来型」と言われる永久ライセンスは固定資産として管理し減価償却処理が必要ですが、「サブスクリプション」は資産管理や減価償却処理が不要なため会計上の負担が少なくなるというメリットもあります。

 

◆Arcserve UDP での従来型とサブスクリプション型との購入方法の違い

今回は、従来型とサブスクリプション型の製品選択方法がどう異なるかを Arcserve UDP 8.x Advanced Edition - Socket を新規で購入する例にご紹介します。

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2021年4月 9日 (金)

Arcserve UDP の新バージョン 8.0 がリリースされました。

Arcserve UDP の新バージョン 8.0 がリリースされました。
2021年4月7日から受注を開始し、2021年4月12日から出荷となります。

Arcserve UDP の従来からのポイントを5つ挙げると、

1.丸ごととって丸ごと戻せるなど「誰でも手軽に、簡単

2.仮想/物理、Windows/Linux を同じ画面で管理できる「分かりやすいインターフェイス

3.VMware vSphere 環境、Microsoft Hyper-V 環境、Nutanix AHV 環境でも仮想マシン (Windows, Linux) にエージェントを導入することなくバックアップが行えるため「仮想化基盤の運用がシンプル

4.クラウド上の仮想マシンをバックアップできるなど「クラウドに対応

5.スタンバイサーバを使って業務を迅速に再開でき「業務継続・災害対策が図れる

となり、オンプレミスからクラウドまであらゆるニーズに応える統合バックアップ・リカバリソリューションとなっています。

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さらに、今回リリースの Arcserve UDP 8.0 では

・Microsoft 365 の Teams バックアップ

・Nutanix Files スナップショットと連携して高速バックアップ

・復旧ポイントのリバース レプリケーション

・復旧ポイントのコピー機能が Amazon S3 のオブジェクトロックに対応

といった機能拡張が図られています。

Arcserve UDP 8.0 のその他の新機能も含めた詳細はこちらの資料をご覧ください。

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2021年4月 2日 (金)

Arcserve UDPでのレプリケート元とレプリケート先の重複排除ブロックサイズは違っていても大丈夫?

Arcserve UDP のレプリケート機能はご存じでしょうか?Arcserve UDP レプリケートは、遠隔地にバックアップデータを転送することができるので、災害対策にピッタリな機能です。

 

以下の図は、バックアップデータ レプリケートのイメージです。
復旧ポイント サーバ(以下、RPS)間でバックアップデータの転送を行うことで、本番サイトに障害が発生しても災害時稼働サイトにバックアップ データがあるので、このデータを利用して復旧が可能になります。

 

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これに関連して、最近よくお客様に聞かれるのは、「レプリケート元とレプリケート先の重複排除ブロックサイズが違っていても大丈夫ですか?」というものです。

 

■ ブロックサイズが異なるデータストア間でレプリケートを行う仕組み

Arcserve UDP では、例えば、レプリケート元のデータストアのブロックサイズが 4KB で、レプリケート先のデータストアのブロックサイズが16KB という構成も組むことができます。

単にデータを複製(レプリケート)するだけだとブロックサイズは同じになってしまいそうですが、どうやってデータを転送しているのでしょうか?

 

ブロックサイズが異なる場合のレプリケートの処理は以下の流れになります。

① レプリケート先のデータストア ブロックサイズ(今回は 16KB)に合わせて、レプリケート元の RPS でハッシュ値を再計算。

② 「再計算されたハッシュ値+ブロックデータの位置情報」のみを、レプリケート先の RPS に送信。

③ レプリケート先の RPS で、同一ハッシュ値が存在するかをチェック。

④ 情報の送信

A. 同一のハッシュデータを保持するブロック情報があれば、インデックスのみを生成し、位置情報は破棄
B. 同一のハッシュデータが存在しなければ、送信先のブロック位置情報に基づき、データ転送を要求。レプリケート元からブロックデータが送信され、レプリケート先にインデックス、ハッシュと共に保管。

上記の処理を行っているので、ブロックサイズが異なるデータストア間でもレプリケートできるのです。

例えば、オンプレミスのバックアップを Arcserve UDP Cloud Hybrid に転送することになった場合に以下のような構成が考えられますが、皆様問題なくご利用いただいています。

オンプレミス:4KB ブロックサイズのデータストア
Arcserve UDP Cloud Hybrid 東日本リージョン:16KB ブロックサイズのデータストア

 

■ それでもブロックサイズを揃えるのをおすすめする理由

このように、ブロックサイズが異なっていてもレプリケートは行えますが、ブロックサイズが揃っている方が良い点もあります。

  • レプリケート元、レプリケート先のブロックサイズが揃っている方が、再計算の必要がなく、RPS の負担が少なくなる
  • 転送先に保存される容量がわかりやすいので、サーバ要件の見積もりがしやすい。

 

以上を踏まえ、これから遠隔地レプリケートを構成する場合は、データストアのブロックサイズを揃えておくことをおすすめします。

 

<関連記事>
Arcserve UDP 機能紹介 ~ (11) バックアップデータの遠隔転送 ~
Arcserve UDP 機能紹介 ~ (10) バックアップデータの重複排除 ~

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