Arcserve BackupでクラウドVMをバックアップ!サポートするクラウド システム(IaaS/PaaS)と構成のポイントをご紹介します。
Arcserve Backup 18.0 でサポートするクラウドサービス(インストール先としてサポートするクラウド)は、特定のクラウドサービス名に限定されていません。条件に合致しているクラウドサービスであればどのクラウドサービス名であってもサポートします。
◆ 3つのサポート条件と留意事項
具体的には、Arcserve Backup をクラウド コンピュータに導入する場合、以下の3つの条件全てを満たしさえすればそのクラウド システム (IaaS/PaaS) をサポートします(※1)。
1. OS - クラウド コンピュータ上でクラウド ベンダがサポートする OS とバージョン
2. アプリケーション - クラウド コンピュ ータ上でアプリケーション ベンダがサポートするアプリケーションとバージョン
3. Arcserve Backup サポート - Arcserve Backup が物理マシン上でサポー トする OS およびアプリケーションとバージョン
ここでの留意点も3つあります。
(1) 物理マシンで発生しない不具合の場合、Arcserve はベスト エフォートでのサポートまでを提供します。その場合、当該不具合の解消に至らずチケットをクローズする場合があります。
(2) クラウド 仮想マシンからテープ装置へ のバックアップはサポートしません。
(3) クラウド 仮想マシンのシステム復旧 (フル リストア/Disaster Recovery Option) はサポートしません。
◆ クラウド VM のバックアップ構成
次に、Arcserve Backup 18.0 の製品構成をご案内します。
Arcserve Backup 18.0 によるクラウド VM のバックアップについては上に掲載の『ご紹介資料』(※2)P.28 の図が参考になります。
・バックアップサーバには Arcserve Backup の本体製品(Base)を導入
(バックアップデータの保存先は FSD/DDD やクラウドストレージです)
・バックアップサーバ以外のクラウド VM にはエージェントを導入
となります。
なお、製品構成の注意点としては、ホスト単位ライセンスの「VM Agent per Host(Agent数無限)」は選べません。クラウドでは VM ごとにゲスト単位の Agent for Virtual Machines Bundle を選択します。
例えば、クラウド VM が3台あり、1台をバックアップサーバ用途、他2台を保護対象とする場合は、
・バックアップサーバ:Base x1
・その他クラウド VM:Agent for Virtual Machines Bundle x2
となります。
また、Arcserve Backup 以外の製品でのクラウド上のシステム保護については『Arcserveによるクラウドを活用したデータ保護』の P.20 「テーマ4:クラウド上システムの保護 ~ C2C」をご覧ください。
Arcserve Backup の他、Arcserve UDP、Arcserve Replication、Arcserve UDP Cloud Direct、Arcserve UDP Cloud Hybrid での C2C (Cloud to Cloud)バックアップについて説明しています。
+++
以上、Koichiがお伝えしました。
<関連記事>
※1 Arcserve Backup 18.0 動作要件「クラウド サポートークラウド サービス (インストール先としてサポートするクラウド)」より。最新バージョンの動作要件は Arcserve サポート ポータルよりご確認ください。
Arcserve Backup 18.0ご紹介資料
∟P.25 Arcserve Backup で実現するクラウド ソリューション
∟P.28 データ保護が必須となるクラウド VM をバックアップ最新バージョンの資料はカタログ センターをご確認ください。
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