Arcserve UDP 8.0 新機能紹介(1):バックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化
2021年4月7日に Arcserve UDP 8.0 がリリースされました。今回の新バージョンは「日本のお客様から要望いただいた機能改善」が多く追加されているのが特徴で、おかげさまで多くの反響をいただいております。
そこで、今週から隔週で Arcserve UDP 8.0 の新機能を1つずつ解説していきます。第一回は「大容量のデータをバックアップ専用 LAN でバックアップしたい!」というときに役に立つバックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化です!!
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[目次]
1)バックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化 (←本日はここ)
2)エージェント(Windows)設定のエクスポート/インポート
3)スタンバイVM/インスタントVMの複数同時起動
4)異なるサイトからの逆向きのレプリケーション
5)Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化
6)ランサムウェア対応の強化
7)その他の新機能と機能改善
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復習:Arcserve UDP 7.0 Update 1 以降で出来ていたネットワーク指定
ここ1-2年くらいの間に Arcserve UDP を導入したことのある方は「あれ、バックアップ用ネットワークの指定って今でもできていなかったっけ?」と思われるかもしれません。
おっしゃる通り、実は、Arcserve UDP 7.0 Update 1 以降では、「Arcserve UDP エージェント(Windows)から復旧ポイントサーバ(以下RPSと省略)へのバックアップ経路」と「仮想マシンのエージェントレス バックアップ経路」を GUI で指定する事ができました。
詳しくは以下の記事をご覧ください
Arcserve UDP 8.0 で新たにできるようになった事
さらに、今回リリースした Arcserve UDP 8.0 では、以下の通信経路も GUI で指定できるようになりました!
・Linux Agent でのバックアップ
・RPS 間のレプリケート
・Windows/Linux のファイル リストア
・VM の復旧(エージェントレス バックアップからのリストア)
これにより、ほぼすべての構成で(※1)データが流れるネットワークを指定できます。
Arcserve UDP は継続的な増分バックアップと重複排除機能で転送されるデータ量を小さくできるのが特長ではありますが、さらに転送量を減らしたい/ネットワークの負荷を減らしたいという場面でご活用ください。特に帯域幅が細い WAN 経由でのレプリケートや、全データが転送される VM の復旧では役に立つのではと思います!
以上、ホテがお伝えしました。
※1 デデュプリケーション機能の有効/無効などによって、ネットワーク指定が有効に働かない構成が一部あります。詳しくは以下のサポート技術情報をご覧ください。
<関連技術情報>
Linux のファイル リストア用のネットワークを指定しているにも関わらず、指定したネットワークが使用されない
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