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2021年7月の4件の記事

2021年7月30日 (金)

Arcserve UDP 8.0 新機能紹介(7):その他の新機能と機能改善

皆さま、こんにちは。
Arcserve UDP 8.0 新機能紹介の7回目は、これまでに、ご紹介できなかった新機能や機能改善ポイントをまとめてご紹介します。
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[目次]
1)バックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化
2)エージェント(Windows)設定のエクスポート/インポート
3)スタンバイVM/インスタントVMの複数同時起動
4)異なるサイトからの逆向きのレプリケーション
5)Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化
6)ランサムウェア対応の強化
7)その他の新機能と機能改善(←本日はここ)
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その他の新機能「Nutanix Files のバックアップ」

シリーズ最後の新機能紹介は Nutanix Files のバックアップです。Nutanix Files は、Nutanix HCI の共有ストレージの一部を、CIFS (SMB)/NFS ファイルサーバとして利用するスケールアウト型ファイルストレージサービスです。仮想マシンだけでなく物理サーバとして点在していたファイルサーバも HCI に集約し統合管理できるようになるため、HCI 導入による仮想統合のメリットを最大化できる機能として注目されています。

Arcserve UDP では従来から「共有フォルダ」として Nutanix Files 上のファイル/フォルダをバックアップできましたが、Arcserve UDP 8.0 では Nutanix Files のスナップショットと連携し、効率的にバックアップできるように進化しました。

さらに、専用ライセンス「Arcserve UDP Advanced Edition for Nutanix - Socket」も追加され、1種類のライセンスで Nutanix HCI 上の仮想マシンや Nutanix Files を統合的に保護できるようになりました。(もちろん、ライセンス使い放題の Arcserve UDP Appliance でも Nutanix Files のバックアップが行えます。)

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共有フォルダのバックアップ設定画面で、[スナップショット プロバイダ] として Nutanix Files が選べるようになっています。

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<関連記事>

Arcserve UDP 8.x で新しくなった Nutanix 専用ライセンス

Arcserve UDP : CIFS共有フォルダのバックアップを試しました!

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2021年7月16日 (金)

Arcserve UDP 8.0 新機能紹介(6):ランサムウェア対応の強化

皆様、こんにちは。
Arcserve UDP 8.0 新機能紹介の6回目となる今回は、ランサムウェア対応の強化についてご紹介します。当初は Nutanix Files のスナップショット連携についてご紹介する予定でしたが、そちらについては次回ご紹介いたしますのでご了承ください。※目次も変更しています。
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[目次]
1)バックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化
2)エージェント(Windows)設定のエクスポート/インポート
3)スタンバイVM/インスタントVMの複数同時起動
4)異なるサイトからの逆向きのレプリケーション
5)Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化
6)ランサムウェア対応の強化(←本日はここ)
7)その他の新機能と機能改善
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ランサムウェアの脅威にはバックアップで対策を

昨今、身代金要求型のウィルスであるランサムウェアがまだまだ猛威を振るっています。ランサムウェアは重要なデータを勝手に暗号化して、復号化することを条件に身代金を払うように要求してくるというタイプの悪質なウィルスです。脅迫に屈服して莫大な身代金を支払うことは経済的ダメージもさることながら、社会的な信用の失墜にも繋がって企業経営に大きなダメージになります。

ランサムウェアに対抗するためには、ファイア ウォールの整備や、OSやセキュリティを最新に更新して、そもそも企業ネットワーク環境への不正な侵入を防ぐことが重要ですが、それでもあの手この手で行われる攻撃により、感染を 100% 防ぐことは難しいと言えます。

実際に感染により重要データが使用不能となる事態に備えて、必ず感染「前」に バックアップを取っておくことが重要です。感染前の健全なデータのバックアップさえ残っていれば、感染時にはそこからファイルを復旧することが可能です。

 

Arcserve UDP 8.0 でバックアップ データを狙ってくる攻撃者にも対処

企業に対する攻撃の手口は近年さらに巧妙化しています。標的型攻撃とあわせて、時には攻撃者自身がさまざまな方法で企業ネットワークに不正アクセスを行い、ランサムウェアの被害を拡大させるための工作を行うこともあります。その一環として、復旧のために使用するバックアップ データを破壊、改ざんする場合もあります。そのため、バックアップ データを、攻撃者が容易にアクセスしづらい領域に保管することが必要となっています。

Arcserve UDP 8.0 では、復旧ポイント(バックアップ データ)をより安全な領域に保管するための2つの機能が加わっています。クラウドでのアプローチと、オンプレミスでのアプローチとなります。

 

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2021年7月 9日 (金)

Arcserve UDP Cloud Direct のトライアルでMSP/リセラーを選んだ場合の対処法

Arcserve UDP Cloud Direct 東日本リージョンが開設してからおかげさまで約1年。この1年で Arcserve UDP Cloud Direct のお客様も増えており、ありがたい限りです。

<1年前の記事>

Arcserve UDP Cloud Direct 東日本リージョンがオープンします!

 

さて、Arcserve UDP Cloud Direct では 15日間の無償トライアル(試験利用)ができますが、申し込み時に [MSP/リセラーの場合はチェックお願いします] というチェックボックスが存在します。

「これにチェックを入れると何が起きるのか?」「間違えて入れてしまった場合はどう対処すれば?」というご質問をいただく事が多いので、今日はこの2点について解説します。

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Arcserve UDP Cloud Direct 無償トライアル申し込み

 

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2021年7月 2日 (金)

Arcserve UDP 8.0 新機能紹介(5):Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化

Arcserve UDP 8.0 新機能解説第5弾!!!

本日は Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化ついて解説してまいります。

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[目次]

1バックアップ/リストア用ネットワーク指定の強化
2エージェント(Windows)設定のエクスポート/インポート
3スタンバイVM/インスタントVMの複数同時起動
4異なるサイトからの逆向きのレプリケーション
5Microsoft 365 のバックアップ/リストア強化 (←本日はここ)
6ランサムウェア対応の強化
7その他の新機能と機能改善
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Microsoft 365 のバックアップについては Arcserve UDP v6.5 から対応していましたが、今回は Arcserve UDP 8.0 で強化された機能の中から3つご紹介していきたいと思います。

 

Microsoft Teams対応■

新型コロナウイルスの蔓延でテレワークが急速に普及したことにより、多くの企業が Microsoft Teams を利用したリモート会議を行い、社員間では Teams によるチャットを利用して情報共有を行うようになりました。

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