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2022年3月の4件の記事

2022年3月25日 (金)

ランサムウェア対策に Arcserve UDP のデータをテープに保管

世界で猛威を振るっているランサムウェアですが、日本でも被害が増え続けています。ランサムウェアの被害からデータを守るには、セキュリティの強化やインターネットを利用するエンドユーザ様の教育など、様々な対策があります。バックアップに関しては、取得したバックアップ データを安全なところに置いておくのが一番の対策になります。

Arcserve UDP はハードディスクにバックアップ データを書き込みますが、2次バックアップとしてテープに保管できます。テープ保管というのは、下記の特徴を持ち、ランサムウェアからデータを保護する最後の砦となります。

  • テープへのアクセスはバックアップソフト経由となるため、PC やサーバから直接テープ内のデータを参照できません
  • ランサムウェアは既存のデータを暗号化しますが、テープはハードディスクと異なり、一度書き込んだデータを後から暗号化できません
  • テープ装置からメディアを取り出してしまえば、完全なるオフライン媒体となります (※1)

D2d2t

(図1) Arcserve UDP のテープ保管

Arcserve UDP はテープ装置の制御機能を持っていないため、テープ保管を利用するには、Arcserve シリーズのもう1つのバックアップソフトである Arcserve Backup を併用します。(テープ連携のために利用する Arcserve Backup のライセンスは Arcserve UDP に含まれています。※2) 

テープへの保管方法は2種類あり、Arcserve UDP のコンソール画面から設定する方法と、テープ保管のみ Arcserve Backup の画面で設定する方法があります。後者の方法を Lite Integration (ライト インテグレーション) と呼んでいます。

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2022年3月18日 (金)

RHAはシステム全体をリアルタイムに複製できるためデータ移行のダウンタイムを最小化することができます。

サーバリプレース/システム移行時の「課題」とArcserveを使った「解決策」をまとめた資料『Arcserveによるシステム移行ソリューション』には、P2P、P2V、V2V、P2C、V2Vの各パターンについてどのArcserve製品を使うとよいかという表が掲載されています。

[資料] Arcserveによるシステム移行ソリューションのP.3「Arcserveによるシステム移行」参照 

P2vp2crha

ここで注目すべきは、仮想環境やクラウドへの移行でArcserve Replication/HA(略称:RHA)のフルシステムシナリオの活用が載っているという点です。

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2022年3月11日 (金)

Arcserve UDPを使った仮想環境のバックアップで「Standard Edition - Socket」ライセンスが不足しているというエラーが出た場合にチェックする内容をまとめました。

Arcserve UDPはバックアップのタイミングでライセンス数を各ノードに割り当てていきます。
ライセンスが不足している場合には、そのバックアップを使う上で必要最小限のEditionのソケット単位ライセンスが無いと表示します。
そのため、通常は「Standard Edition - Socket」ライセンスが不足しているというエラーが表示されます。

従いましてAdvanced EditionやPremium Editonを利用していても「Arcserve UDP 8.x Standard Edition - Sockdet」が無い旨のメッセージは一般的なライセンス不足のメッセージとして表示されます。

仮想環境のバックアップでは購入したライセンス数が適切でも仕様上ライセンス不足となってしまうケースがあります。
今回、購入しているライセンス数が適切にも関わらずライセンス不足となっている場合にチェックする内容をまとめました。

 

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2022年3月 4日 (金)

午後10時の日次バックアップを7世代保存であれば、2つの設定だけで永久増分バックアップができてしまいます。

Arcserve UDPの特徴は永久増分で、初回のみフルバックアップをとりますがその後は増分バックアップだけを続けることができ、定期的にフルバックアップを取る必要はありません。

なぜかというと、設定した世代数を超えると一番古い増分バックアップとフルバックアップを自動的に合成(マージ)して新しい「フルバックアップ」を用意しているためです。

Udpinfinite_incremental

この永久増分バックアップですが、WindowsマシンにUDP Agentを導入してStand-Aloneでバックアップする場合、設定は驚くほど簡単です。

 

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