イミュータブル ストレージ “ Arcserve OneXafe “ で利用するアカウントについて
本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了いたしました。後継のイミュータブル ストレージ Arcserve CRS シリーズの利用もご検討ください。
皆様、こんにちは。
先月(2022年6月)にランサムウェア対策の新しいソリューションとなる不変 (イミュータブル) ストレージ製品 “ Arcserve OneXafe “ の販売が開始されましたが、今回はこの Arcserve OneXafe がセキュリティを高めるために利用しているアカウントについて解説します。
Arcserve OneXafe が利用する2つのアカウント
Arcserve OneXafe (以下、OneXafe) は次の2種類のアカウントを使用いたします。
- OneXafe 内の共有領域に書き込み権限を持つアカウント
- OneXafe の管理コンソール(OneSystem)を操作できる権限を持つアカウント
OneXafe はそれぞれ役割を持つアカウントを利用して OneXafe 内のバックアップデータの守るためにセキュリティを向上しております。
それでは、それぞれのアカウントについて以下で詳しくご説明いたします。
OneXafe 内の共有領域に書き込み権限を持つアカウント
OneXafe の共有領域は、通常の NAS の Windows の共有フォルダと同じように Arcserve UDP や Arcserve Backup のバックアップ先として利用できます。
しかし、OneXafe の共有領域にアクセスするアカウントは、Windows ユーザ以外のアカウントを利用できます。
<参考情報>
OneXafe の共有領域にアクセスするアカウントとして、Active Directory のドメインアカウントを利用する設定も可能です。但し後述するセキリティ上の理由から Active Directory のドメインアカウントを利用しないで、OneXafe 独自のアカウントを利用されることを推奨しております。
このため、外部からの侵入者など悪意ある人が管理者パスワードなどの情報を不正に入手して、Windows の管理者権限を持つアカウントを利用出来たとしても、OneXafe の共有領域にアクセスしてバックアップデータを削除したり、改ざんすることは出来ません。
また、Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ(以下、RPS)データストアとして OneXafe の共有領域を指定する際は、あらかじめ共有領域をエクスプローラ等でマウントしておく必要は無く、データストアの設定後に OneXafe の共有領域にアクセスできるアカウントを指定せず自動的にエクスプローラなどから OneXafe の共有領域にアクセス出来るようになることもありません。
[RPS データ ストアの作成画面]
上部データストアの作成画面から OneXafe の共有領域にアクセス出来るユーザ名とパスワードを以下のように指定します。
Windows エクスプローラから OneXafe の共有領域にアクセスする場合は、エクスプローラなどから以下のような画面が表示されてアカウント名とパスワードの入力が求められます。
尚、Arcserve UDP コンソール上で RPS データストアを削除しても、バックアップデータは削除されません。
このため、悪意ある人が Windows 管理者アカウントで Arcserve UDP コンソールを操作して RPS データ ストアを削除しても、OneXafe 内のバックアップ データは削除できません。
OneXafeの管理コンソール(OneSystem)を操作出来る権限を持つアカウント
万が一 OneXafe の共有領域にアクセスできるアカウントの情報が洩れ、OneXafe の共有領域あるバックアップデータが暗号化されたとしても、OneXafe 内の“不変”(イミュータブル)なスナップショットから OneXafe の共有領域を正常な状態のバックアップデータに戻すことが出来ます。
OneXafe には OneSystem という管理コンソールがあり、これを操作出来る権限を持つ Admin アカウントは、OneXafe の共有領域自体をスナップショットごと削除することが出来てしまいます。
そこで、OneSystem の多要素認証を有効にすることをお勧めします。こうする事で、悪意ある人が OneSystem の Admin アカウントの情報を入手しても、OneSystem にログインして操作することを防ぐことが可能です。
尚、OneSystem にはログイン後の操作をログに記録しておりますので、不正な操作が行われた場合に、誰がいつ操作を行ったかを確認することもできます。
また、OneSystem の Admin アカウントは、OneXafe の共有領域にアクセスできるように設定することも可能ですが、万が一のことを想定し、共有領域へのアクセス権は割り当てない事をお勧めします。逆に、OneXafe の共有領域にアクセスできる User アカウントには、OneSystem を操作する権限を与えません。
このように2つのアカウントがそれぞれ別々の役割を持つことで、OneXafe 内のバックアップデータを2重、3重に保護し、より安全にデータを保管出来るようになっております。
今回ご紹介した Arcserve OneXafe については以下のカタログセンターに製品紹介資料や、Arcserve UDP との連携ガイド、FAQ など掲載しておりますので、ご興味がございましたら是非参照ください。
Arcserve カタログセンター
https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/catalog-center
<関連記事>
« Arcserve Backup 19.0 のライセンスキー登録時に「入力済みのライセンス キーは無効です」と表示された場合にチェックする項目をまとめました。 | トップページ | Arcserve クラウド サービスのメンテナンス/障害情報を確認する方法 »
「Arcserve OneXafe」カテゴリの記事
- OneXafe 4.2.0 が公開されます。(2025.04.25)
- 災害対策はこれで決まり!規模別バックアップ構成「松竹梅」(2024.03.01)
- Arcserve UDPの重複排除を利用しない環境でのOneXafeの利用(2024.02.02)
« Arcserve Backup 19.0 のライセンスキー登録時に「入力済みのライセンス キーは無効です」と表示された場合にチェックする項目をまとめました。 | トップページ | Arcserve クラウド サービスのメンテナンス/障害情報を確認する方法 »




コメント