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2022年8月の4件の記事

2022年8月26日 (金)

Arcserve OneXafe の重複排除/圧縮率はどの程度?(Arcserve Japan の事例)

Arcserve OneXafe の導入前に悩ましいのは「どの容量のモデルを選べばよいの?」という点です。

容量の見積もりについては色々考えるべき要素がありますが、特に重複排除や圧縮の効果をどの程度見込むかという問題があります。Arcserve OneXafe はデータを重複排除/圧縮しますが、これらの効果は元のデータの中身に大きく依存するため、本番環境でのデータ縮減率を正確に予測するのは難しいのです。

 

ファイル サーバのバックアップ データを OneXafe に入れてみた。

とはいえ、少しでも参考になるデータが欲しい!という事で実験を行いました。

まず、Arcserve Japan のファイル サーバのデータを用意します。本番環境で使っているデータを使う事で、より実態に近い重複排除/圧縮率を調べるのが狙いです。

Arcserve OneXafe はバックアップ専用ストレージですので、バックアップ ソフトとして Arcserve UDP を使用し、そのバックアップ データの保存先(データストア)が Arcserve OneXafe 上になるように設定します。

その上で、ファイル サーバのバックアップを行い、重複排除/圧縮率を調べます。

構成図は以下です。

01_configuration

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2022年8月19日 (金)

Arcserve UDPに付属するArcserve Backup(テープへのバックアップ)についてEditionによる機能の違いをまとめました。

Arcserve UDPのイメージバックアップはArcserve Backupを使ってテープへ保管することが可能です。

Udpd2t

 

このテープバックアップでできることはArcserve UDPのEditionに応じて変わってきます。

まず、Advanded Edition/Workstation Editionに付属のArcserve Backupは「Arcserve Backup Tape Integration for Arcserve UDP」という名称で、UDPのバックアップデータをテープにバックアップすることができます(※)。

これにより、バックアップデータをテープに保管しバックアップデータの安全性を高めることが可能です。

(関連情報)ランサムウェア対策に Arcserve UDP のデータをテープに保管

 

次に、Premium Edition/Premium Plus Editionに付属のArcserve Backupは単体製品のArcserve Backupと同じもので、しかもすべてのAgent・Optionが利用できます。

このPremium Edition/Premium Plus EditionのArcserve Backupは、UDPのバックアップデータをバックアップできることはもちろんのこと、さらに(UDPを使わずに)Arcserve Backupの機能のみを使って保護対象をバックアップすることも可能です。

このようにPremium Edition/Premium Plus EditionはArcserve UDPとArcserve Backupの両方のフル機能を利用可能ですので、どちらも捨てがたいという場合の選択肢となるEditionでもあります。

 


※ なお、Advanded Edition/Workstation Editionに付属のArcserve BackupはClienat Agentを利用せずにバックアップを行います(Client Agentを利用してバックアップは上位のEditionのArcserve Backupが必要です)。

詳細は技術情報『Arcserve UDP のバックアップ データをテープにバックアップする方法について』をご覧ください。

 

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以上、Koichiがお伝えしました。

2022年8月12日 (金)

Arcserve製品のダウンロード方法についてまとめました(証書に記載の「To download software, please click here to get started」部分の解説です)。

今回はArcserve製品のダウンロード方法についてまとめました。

Arcserve製品のダウンロードはArcserveサポートポータルにログインした上で行います。
従いまして、Arcserveサポートポータルのアカウントは『ユーザー登録』に沿って事前に作成してください。

 

■ライセンスプログラム証書にあるダウンロード方法の案内について

Arcserveのソフトウェアをライセンスプログラム(LP)で購入いただくとEメールで証書のURLをご案内します。
この証書の最下部に記載の To download software, please click here to get started をクリックして表示されるページ『はじめにお読みください』にてダウンロード方法を説明しています。

Howtodownload_20220812173301

この『はじめにお読みください』ページでは下記のようにArcserve製品のダウンロード方法を説明してます。
ログイン後の具体的な製品ダウンロード方法はこの手順に沿って行ってください。



製品ダウンロード

製品ダウンロードページへのアクセス方法


Arcserveサポートポータルにログイン(※)した上で下記手順でダウンロードしてください。

 

1) トップ ページ左ペインで [製品] アイコンをクリックします。

2) 画面中央左側の [Arcserve Products] ボタンをクリックします。

3) 製品/サービス一覧の中からダウンロードしたい製品のアイコンをクリックします。

4) 各製品ページの目次にある [xxxxx Downloads] リンクをクリックします。各バージョンのダウンロード一覧ページが表示されます。

※ログイン用のアカウント作成方法はこちらを参照してください。

 

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以上、Koichiがお伝えしました。

 

<関連記事>

Arcserve 製品のダウンロード方法について

サポートポータルへのログインアカウント作成時のポイントをまとめました(2022年12月版)。

2022年8月 5日 (金)

Arcserve UDP でできる Microsoft 365 のリストア

これまで、当ブログでは Microsoft 365 をバックアップする方法として Arcserve UDP やその派生サービスの Arcserve UDP Cloud Hybrid を使った方法をご紹介してきました。

今日は、そのバックアップからデータをリストア(復旧)する方法についてお話しします。

 

## OneDrive のリストア例

さて、Microsoft 365 のリストアが必要になるのはどんな場面があるでしょうか。例えば、OneDrive に保存したファイルが何らかの原因で破損してしまったとします。その場合は、Arcserve UDP の画面で、戻したい時点のファイルを選択し、[元の場所にリストアする] でファイルをリストアできます。

01_onedrive_restore

 

元の場所にファイルを上書きリストアするのが不安だったり、退職した人のファイルを引継ぎ先の人のフォルダに移動させたいという事もあるかもしれません。この場合には [別の場所にリストアする] を選択する事で、任意の場所にファイル/フォルダをリストアできます。

他にも、OneDrive の一時的な障害でファイルにアクセスできないので、一部のファイルだけでもリストアで取り出したいというケースもあるでしょう。この場合、OneDrive は障害中なのでそこにファイルをリストアしても意味がありません。そこで、 [ディスクにエクスポート] というリストア オプションを選ぶことで、Arcserve UDP 復旧ポイント サーバ(以下 「RPS」と表記)の任意のフォルダにファイルをリストアする事ができます。(※1

 

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