« 2022年11月 | トップページ | 2023年1月 »

2022年12月の4件の記事

2022年12月23日 (金)

Arcserve Backup:システム復旧オプションのお得な購入方法とは?

ランサムウェア対策でテープへのバックアップが注目されています。

近年は標的型攻撃によりネットワークに侵入した攻撃者がランサムウェアでサーバや PC のデータを暗号化するとともに、バックアップ データを破壊するという手口が増えています。これに対しテープ メディアはバックアップ後にドライブから取り外すことができるので、ネットワークに侵入した攻撃者からデータを守る事が出来るというわけです。

そこで、本日はテープに保存されたバックアップ データから直接システムを復旧できる Arcserve Backup Disaster Recovery Option と、そのお得な購入方法をご紹介します。

 

## Arcserve Backup Disaster Recovery Option(DRO)とは?

Arcserve Backup はファイル/フォルダ単位でバックアップを行うソフトウェアですが、イメージ バックアップ Arcserve UDP のベアメタル復旧(BMR)のようにシステムを丸ごと復旧する事も出来ます。その時に必要なオプション製品が Disaster Recovery Option(以下 DRO と省略) です(※1)。

DRO を使用する事で、OS やバックアップ ソフトの再インストールを省略し、迅速/簡単にシステムを復旧する事が出来ます。

01_asbu_dro

Arcserve Backup 19.0 紹介資料 P.32 より抜粋

 

続きを読む "Arcserve Backup:システム復旧オプションのお得な購入方法とは?" »

2022年12月16日 (金)

サポートポータルへのログインアカウント作成時のポイントをまとめました(2022年12月版)。

Arcserve製品のダウンロードはArcserve サポートポータルで行います。

その際、Arcserveサポートポータルへログインした上でダウンロードしますのでアカウントが未作成の場合は事前にログイン用のアカウントを作成する必要があります。

こちらの「Arcserve 製品 - 最新リリース ダウンロード ページがダウンロードページになります。

ログインが未了の場合はこの画面が表示され「Please Login to and then refresh the page to view Product Download links . 」というメッセージが表示されていますが、

Beforelogin

ログイン後にページを見るとこのように各製品のダウンロードページのリンクが表示されます。

Afterlogin

<関連記事>

Arcserve 製品のダウンロード方法について

今回は、このサポートポータルにログインするアカウント作成時のポイントをまとめました。

 

続きを読む "サポートポータルへのログインアカウント作成時のポイントをまとめました(2022年12月版)。" »

2022年12月 9日 (金)

Arcserve Backup で利用できるLTO-9テープ装置は?

ランサムウェア対策で1次バックアップ先や2次バックアップ先として注目を浴びているテープ装置ですが、20219月から18TB (圧縮時の最大記録容量は45TB) LTO-9が登場しています。データ容量の多い環境では、LTO-9をご要望されるお客様も多くなっていると思います。そこで今現在Arcserve Backupで対応しているLTO-9のテープ装置をリストアップしてみました。

Arcserve Backup 18.0 + P00002461で対応しているLTO-9テープ装置

IBM TS2900 テープ・オートローダー

IBM TS4300 テープ・ライブラリー

IBM TS4500 テープ・ライブラリー

Arcserve Backup 19.0で対応しているLTO-9テープ装置

IBM TS2900 テープ・オートローダー

IBM TS4300 テープ・ライブラリー

IBM TS4500 テープ・ライブラリー

DELL PowerVault TL1000テープオートローダ(2022/12/20 追記)

 

Arcserve Backup 19.0 + P00002713 で対応しているLTO-9テープ装置

HPE StoreEver LTO-9 Ultrium 45000 テープドライブ

HPE StoreEver MSL 1/8 テープオートローダー

HPE StoreEver MSL2024 テープライブラリ

HPE StoreEver MSL3040 テープライブラリ

HPE StoreEver MSL6480 テープライブラリ

 

IBM社製のテープ装置をArcserve Backup 18.0でご利用になる場合には、P00002461パッチを適用します。Arcserve Backup 19.0でご利用になる場合には、P00002461の修正内容が含まれているため、パッチ適用は必要ありません。

HPE社製のテープ装置をご利用になる場合には、Arcserve Backup 19.0 P00002713パッチを適用します。

パッチのダウンロードリンクのほか、FC接続やSAS接続などの接続形態による対応状況は各バージョンの認定済デバイスリストで確認してください。

Arcserve Backup 19.0 認定済デバイスリスト 

Arcserve Backup 18.0 認定済デバイスリスト 

 

なお、パッチのダウンロードには、サポートポータルサイトへのログインが必要になります。

アカウント作成などサポートポータルの使い方は、下記リンク "よくある質問 (FAQ)" の最後に記載されているマニュアルから、ユーザ登録などを参照してください。

Arcserve サポート ポータル 新システム よくある質問 (FAQ)

サポートポータルへのログインアカウント作成時のポイントをまとめました(2022年12月版)。

2022年12月 2日 (金)

ランサムウェア対策って具体的に何をすればいいの? 「Arcserve OneXafe(ワンセーフ) + Arcserve UDPなら出来ること」を解説。

本日は、おかげさまでお問い合わせが急増しているImmutable(不変の)ストレージ製品のArcserve OneXafeArcserve UDPを組み合わせて何ができるかについて解説します。ご相談を頂くたびに説明する内容なので、多くの方が興味を持たれている部分ではないかと思います。

「ランサムウェア対策」を検討する上で重要な項目には
・ 防御(不正侵入防御/検知)
・ 復旧(侵入前状態/未感染状態への復帰)
の2種類があります。

ここ最近のランサムウェア攻撃は、セキュリティ脆弱性を突いて企業ネットワークに侵入し、フェイク画面などを仕掛けてパスワードを盗み出します。盗んだパスワードでユーザに成りすました後は、復旧を阻害する為にバックアップデータの削除/破壊を行った上で業務データの暗号化を行い、その解除を行うための身代金を要求するケースが増えています。

このような傾向が続く中で、多くの方が「ランサムウェア対策」としては、まず「防御」を検討されています。もちろん防御は非常に重要な対策ではあるのですが、必ず「復旧」対策も同時に検討しておかないとシステム復旧ができなくなってしまいます。

また防御と復旧の両方を1製品で検討している方も多いのですが、Arcserve OneXafeと比較しても、そのような製品は非常に高価で、防御の効果も未知数な点もあります。一方で、Arcserve OneXafeはランサムウェア防御向けの機能はなく、あくまで復旧に利用する為の製品です。防御対策には不正侵入検知や、不正アクセス監視などの機能を持つセキュリティ製品の導入を別途ご検討ください。

では、話を元に戻し、Arcserve OneXafeArcserve UDPの、どの機能を、どのように使用すれば攻撃を受けた環境を迅速に「復旧」できるのか順を追って解説していきます。

身代金要求の画面が表示され、業務データの破壊が確認された直後は、侵入経路も影響範囲も不明なのでネットワークを遮断し、安全なバックアップデータを見つけ出しシステムの重要度の順にサーバを復旧していく必要があるでしょう。

続きを読む "ランサムウェア対策って具体的に何をすればいいの? 「Arcserve OneXafe(ワンセーフ) + Arcserve UDPなら出来ること」を解説。" »

« 2022年11月 | トップページ | 2023年1月 »