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2023年6月の5件の記事

2023年6月30日 (金)

Arcserve OneXafe のスナップショットの保持期間について

本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了いたしました。2025年1月現在、後継イミュータブル製品を開発中です。

皆様、こんにちは。
今回は最近問い合わせが増えてきているArcserve OneXafe(ワンセーフ)に関するコラムで、 Arcserve OneXafe のスナップショットについて解説します。

 

Arcserve OneXafe のスナップショットについて

Arcserve OneXafe (以下、OneXafe) の中にはバックアップデータを保管する共有領域と、共有領域に書き込まれたバックアップデータからスナップショットで取得した情報があります。
スナップショットで取得した情報とは、共有領域内に「データが書き込まれた時点」を記録として残しておくことができるポインタ情報のことです。

この2つはそれぞれ以下の特性があります。

  • 共有領域     => 外部からのデータの変更が可能
  • スナップショット => 外部からの変更が不可

Onexafe_20230829205701

共有領域に保存されるファイルは Arcserve UDP や Arcserve Backup のようなバックアップ ソフトで変更が可能ですが、スナップショットで取得されたデータ(ポインタ情報)は変更出来ません。

そして万が一、ランサムウェアによって共有領域にあるバックアップデータが削除や改ざんされたとしても、スナップショットを使って共有領域にあるバックアップデータを正常な時点に戻すことが出来ます。

202306302_20230629192901

 

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2023年6月23日 (金)

Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズにプリインストールされる OS と Arcserve UDP のバージョンが変わります。

本記事で紹介している Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズは 2024年に販売を終了しました。後継は 9000 v2 シリーズです。

参考:Arcserve UDP Appliance 9000 v2 シリーズ発売!何が新しくなった?

2023年6月27日(火)以降に出荷される Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズでは、OS などが新しくなります。これまでからの変更点をまとめました。(なお、今回の変更では型番や価格は変わりません。)

 

■ Arcserve UDP バージョンの変更

Arcserve UDP 9.0(※1) がプリ インストールされるようになります。

 

■ Windows OS の変更

Windows Server 2022 がプリインストールされます。また、デフォルト ブラウザも Internet Explorer から Microsoft Edge に変更されます。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされる Arcserve UDP や Windows OS のバージョンは出荷時期によって異なり、以下のページで確認できます。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Arcserve UDP のバージョン

 

■ Linux Backup Server の OS 変更

Arcserve UDP Appliance には Arcserve UDP Agent for Linux がインストールされた Linux 仮想マシンが組み込まれており、Linux Backup Server(LBS)として利用できます。

これまで LBS の OS は CentOS 7.4 でしたが、今回から AlmaLinux 9.0 になります。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Linux バックアップ サーバの OS について

 

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2023年6月16日 (金)

Arcserve Cloud Direct:ユーザ管理と役割の分担

Arcserve Cloud Direct を使ったバックアップ運用の中では、バックアップ ジョブの成否確認やファイルのリストア対応などがあります。これらは属人化を避けるために複数人で分担したいところです。また、ひとり情シスのような組織でも、担当者が休みの際などに代理の方がバックアップの管理をできる備えは必要です。

そこで、今日は Arcserve Cloud Direct の管理を複数人で分担する方法をご紹介します。

 

# 複数のアカウントで管理を分担

Arcserve Cloud Direct は Cloud Console というコンソールでバックアップの設定や管理を行います。

また、Arcserve Cloud Direct を使い始める時、最初に作成するアカウントを「スーパー管理者」と呼びます。このスーパー管理者が自分の組織(※1)内に別なユーザ アカウントを作成する権限を持っています。

複数のアカウントで Arcserve Cloud Direct を共同管理するには、まずスーパー管理者で Cloud Console にログインした上で、それ以外のユーザ アカウントを追加作成していく必要があるわけです。

01_user_management

 

ユーザ アカウントの作成手順は、オンライン ヘルプの以下のページをご覧ください。

Arcserve クラウド コンソール オンライン ヘルプ - スーパー管理者としてユーザを作成する方法

 

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2023年6月 9日 (金)

OneXafeはイミュータブル(不変)ストレージなのにArcserve UDPのバックアップ先として利用できファイルの変更を伴うマージができるのはなぜ?

本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了いたしました。2025年1月現在、後継イミュータブル製品を開発中です。

Arcserve OneXafe(ワンセーフ)はイミュータブルストレージ(不変ストレージ)です。

不変ストレージということであれば「バックアップしたデータを変更できず、マージでバックアップデータを変更すること自体もできないのでは?」という疑問が出てくるかと思います。

そこで今回はこの点について深堀します。

Arcserve OneXafe は SMB 共有 NAS としての機能を提供し表面上データを変更する事が可能です。そのため、Arcserve UDPなどのアプリケーションからは透過的に利用する事ができます。
不変なのはバックグラウンドで自動取得されるスナップショットの方です。共有上のファイルが不正に変更/削除されたとしてもスナップショットから復元する事ができます。
『Arcserve OneXafe FAQ』P.2 Q9参照

従って、仮にランサムウェア等の攻撃者がOneXafeのデータを改ざんしようとしても、改ざんできるのはSMB(CIFS)共有フォルダにあるArcserve UDPがバックアップしたバックアップデータのファイルだけになり、スナップショットは改ざんできません。

Onexafehow

 

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2023年6月 2日 (金)

Microsoft Azure へのレプリケート & 仮想スタンバイ

GW も空けて、いかがお過ごしでしょうか。
気温も高くなってきて、衣替えの時期になってきましたね。 

今回は、Microsoft Azure と Arcserve UDP を使用した災害対策と Windows Server の移行についてご紹介します。

 

Arcserve UDP を使った Azure へのシステム移行と災害対策

20231010日に Windows Server 2012/2012 R2 の延長サポートが終了します。一方、Microsoft Azure では Windows Server 2012/2012 R2 の拡張セキュリティ更新プログラムがサポート終了後3年間提供されます。そのため、今オンプレミスで運用している Window Server 2012 のシステムを202310月以降も暫定的に利用するのであれば、Microsoft Azure に移行する必要があります。今回は、システムを Microsoft Azure に移行する方法として、Arcserve UDP のレプリケートと仮想スタンバイを利用した方法をご紹介いたします。 

なお、今日ご紹介する方法は、オンプレミスのサーバが災害の被害を受けた場合に Azure 上でシステムを継続利用するための、災害対策ソリューションとしてもご利用いただけます。

 

Arcserve UDP のレプリケートと仮想スタンバイ

レプリケートは、Arcserve UDP の 復旧ポイントサーバ(RPS)から、別の RPS へ復旧ポイントを複製する機能です。仮想スタンバイは、復旧ポイントを利用して新たに仮想マシンを構築する、いわゆる仮想コンバートに近い機能です。これら2つの機能を駆使して、災害対策と Microsoft Azure へ Windows Server を移行する方法を設定手順と併せてお伝えします。

構成としては、下記です。
・オンプレミス側:Arcserve UDP コンソール、RPS、エージェント
Microsoft Azure 側: RPS、エージェント

なお、通信要件については、こちらを参照してください。

Photo_20230601164601

 

仮想スタンバイでは、バックアップデータから Microsoft Azure 上の仮想マシンを作成することが可能です。何か災害が発生したとしても、この仮想マシンを即時に代替機として使用できます。それだけではなく、オンプレミス側から Windows Server を移行する際にも利用することができます。

レプリケートでバックアップデータを複製するには、オンプレミスと Microsoft Azure 側に RPS がそれぞれ1台必要になります。
Microsoft Azure 上に RPS を用意する場合のメリットとしては、災害対策として複数のバックアップデータをクラウド上に保管できるという点が大きいです。クラウド上の RPS を参照して仮想マシンを作成するため、クラウド上とオンプレミス側での余計な通信が発生しないという点もメリットとして挙げられます。参照する権限も絞れる為、セキュリティ的にもより万全になります。

 

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