Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズにプリインストールされる OS と Arcserve UDP のバージョンが変わります。
本記事で紹介している Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズは 2024年に販売を終了しました。後継は 9000 v2 シリーズです。
2023年6月27日(火)以降に出荷される Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズでは、OS などが新しくなります。これまでからの変更点をまとめました。(なお、今回の変更では型番や価格は変わりません。)
■ Arcserve UDP バージョンの変更
Arcserve UDP 9.0(※1) がプリ インストールされるようになります。
■ Windows OS の変更
Windows Server 2022 がプリインストールされます。また、デフォルト ブラウザも Internet Explorer から Microsoft Edge に変更されます。
Arcserve UDP Appliance にプリインストールされる Arcserve UDP や Windows OS のバージョンは出荷時期によって異なり、以下のページで確認できます。
■ Linux Backup Server の OS 変更
Arcserve UDP Appliance には Arcserve UDP Agent for Linux がインストールされた Linux 仮想マシンが組み込まれており、Linux Backup Server(LBS)として利用できます。
これまで LBS の OS は CentOS 7.4 でしたが、今回から AlmaLinux 9.0 になります。
Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Linux バックアップ サーバの OS について
■ BIOS / IPMI の変更
1U モデルの BIOS が 3.9.V1 に、2U モデルの BIOS が 3.8b になります。IPMI(BMC)のバージョンは 01.74.11 になります。
なお、BIOS / IPMI は2023年6月24日以前に出荷された Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズを購入された方も更新できます。
今回の変更にあわせて、設定手順書も更新しました。これから Arcserve UDP Appliance を導入される方はこちらをご覧ください。
Arcserve UDP Appliance 9000 設置と環境設定手順(UDP 9.x、Windows Server 2022)
※ 最新バージョンの設定手順書はカタログ センターをお探しください。
以上、ホテがお伝えしました。
※1 2023年10月2日以降は、Arcserve UDP 9.1 がプリインストールされます。
Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Arcserve UDP のバージョン
なお、Arcserve UDP 9.0 には脆弱性 CVE-2023-26258 が、Arcserve UDP 9.1 以前には CVE-2023-41998/CVE-2023-41999/CVE-2023-42000 が発見されています。これらの脆弱性に対応する後継リリース Arcserve UDP 9.2 以降へのアップグレードをお願いいたします。
参考:Arcserve UDP 9.2 がリリースされました。
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