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2023年7月28日 (金)

Hyper-V CSVクラスター環境でのArcserve Replication and High Availability利用

Arcserve Replication / High Availability (Arcserve RHA) のHyper-V シナリオで仮想マシンを複製しておきたいけれど、「CSV(Cluster Shared Volume:クラスターの共有ボリューム)環境に対応していた?利用できる?」と心配されていた方に朗報です。Arcserve Replication / High Availability は、18.0 より Hyper-V CSV 環境に対応しています。

そこで、Hyper-V CSV クラスター環境で Hyper-V シナリオを作成・実行するポイントをご案内します。

今回は以下のような環境で設定しています。
マスタが Hyper-V CSV クラスター構成、レプリカがスタンド アロン Hyper-V 構成
・マスタとなる Hyper-V クラスターを構成するノードは PHOST1MPHOST2M の2ノード構成、レプリカのスタンドアロン Hyper-V ホストが PHOSTR 
・クラスター名が WSFC
・Hyper-V の仮想マシンは VM1

構成イメージはこちら:

1_

シナリオの作成手順は非常に簡単です。
①すべての Hyper-V ホストへ Arcserve RHA エンジンをインストール
②Hyper-V シナリオ作成時、マスタ サーバには Hyper-V ホスト名ではなくクラスター名を指定。
③あとは通常の Hyper-V シナリオと同様に実行するだけ。

※シナリオ作成時にはクラスターを構成するホスト情報を Arcserve RHA が認識してくれます。

2_

シナリオを作成すると、以下のように表示されます。

3__20230714100601

これで Hyper-V 環境の仮想マシンをリアルタイム複製できました。仮想マシンがライブ マイグレーションしても、リアルタイムでレプリケーションがされているので安心ですね。是非試してみてください。

 

参考情報:

2023/12/15追記)

・シナリオ実行中にライブ マイグレーションやクイック マイグレーションが動作すると、同期が実行されます。

HA シナリオでスイッチオーバーを実行すると、レプリカの Hyper-V ホスト上で VM が起動します。スイッチバックを実施すると、 VM は Hyper-V CSV クラスターに戻ります。

 

Hyper-V CSVクラスター環境での利用時の注意点は以下も合わせてご確認ください。

『Arcserve Replication/High Availability 18.0 仮想サーバ環境操作のオンライン ヘルプ』
Hyper-V シナリオの作成
https://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/18.0/JPN/Bookshelf_Files/HTML/VMS/default.htm#RMDM/create_hyperv_scenario.htm

『Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3a リリース ノート』
◎制限事項
Hyper-V CSV
https://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/18.0/JPN/Bookshelf_Files/HTML/RELNOTESSP3a/default.htm#RHA/limitations.htm

◎既知の問題
Hyper-V CSV:
https://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/18.0/JPN/Bookshelf_Files/HTML/RELNOTESSP3a/default.htm#RHA/known_issues.htm

『Arcserve High Availability による Hyper-V シナリオの構築と運用方法』
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2023-01/rha-hyper-v-ha-tech-guide.pdf

 

<関連記事>

Hyper-V 仮想マシンをまるごと複製し、障害時には自動切り替え(仮想環境の二重化)

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