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2024年5月10日 (金)

Arcserve UDP ならハイパーバイザの移行もお任せ

4月に新年度を迎えた多くの企業様では、人事異動に関わる引継ぎも落ち着いた頃ではないでしょうか。システムにも人事異動に相当する "システム移行" というものがありますが、今回のブログ記事では仮想環境の移行について、Arcserve UDP が提供できるソリューションをお話します。

さて、システム移行の背景にあるのは、利用している OS や、ソフトウェアのサポート期限に伴うものが一番多くなります。他にも、新しい OS バージョンへの対応が必要なケースや、新バージョンの機能、他ベンダの同種ソフトウェアに搭載されている機能に魅力を感じるなど、様々な理由で行われます。

仮想環境の移行では、仮想マシン内 (導入 OS やアプリケーションの変更など) で行われるケースと、基盤側 (ハイパーバイザのバージョンや種類変更) を移行するケースの2種類がありますが、このブログ記事では基盤側に焦点を当てます。

仮想基盤となる、ハイパーバイザの移行で一番多いのは、ハイパーバイザ自体のバージョンアップです。バージョンアップでは、搭載するハードウェアも刷新することが多いため、同じ筐体内でバージョンアップする、インプレースアップグレードではなく、別筐体のハイパーバイザに仮想マシンを移行させます。この場合は、ハイパーバイザが持つ機能で移行できます。ただ、古すぎるバージョンではサポート対象から外れる場合もあるので、移行元のハイパーバイザが対象バージョンか、確認する必要があります。

ハイパーバイザの移行では、異なる種類のハイパーバイザに移行させる、クロスハイパーバイザでの移行もあります。こちらのケースでも、ハイパーバイザのベンダ側で移行ツールが用意されている場合もあります。

では、ベンダ側が用意している、ハイパーバイザ側の機能や、移行ツールですべてを移行できるのでしょうか?...

残念ながら、以下のケースでは移行できない事が多いのです。
・外部ディスクを使っている仮想マシン (パススルーや RDM)
・クラスタや高可用性を構成している仮想マシン
・物理サーバを仮想マシンに移行 (P2V)

また、ベンダ側で提供している移行ツールでは、アプリケーションの停止が必要な場合もあります。移行開始から移行完了までアプリケーションを止めるとなると、長時間の停止となり、エンドユーザへの周知や、移行にかかる作業内容の洗い出しや移行時間の計算など、移行計画をしっかりと策定しなければなりません。

そこを打開できるのが、Arcserve UDP を使った移行ソリューションです。
Arcserve UDP には、"仮想スタンバイ" や "インスタント VM" といった事業継続の標準機能があり、これを移行ソリューションとして利用できるのです。

Migrate

仮想スタンバイやインスタント VM であれば、移行の前準備としてフルバックアップを行っておき、移行直前に増分バックアップを実施することで、ベンダ提供の移行ツールでは対応していない物理サーバや仮想マシンでも、ごく短い停止時間で移行できます。

インスタント VM は実体がバックアップ データになるため、以下の方法で仮想マシンとしての復旧が最終的に必要になります。

Windows 仮想マシン: ハイパーバイザ側の機能でストレージ変換を実施
                                 (もしくは仮想スタンバイを利用)
Linux 仮想マシン:      インスタント VM の起動時か起動後にバックエンドでリストアを実施

Vsbivm

また Arcserve UDP では、ベアメタル復旧を使った移行もできます。ハイパーバイザのベンダ側が移行元や移行先としてサポートしていない環境であっても、仮想マシンの導入 OS が Arcserve UDP でサポートしているバージョンであれば、ベアメタル復旧を使って移行処理の救済ができます。

そして Arcserve UDP はバックアップ ソフトウェアであるため、移行後のデータ保護もバッチリです。バックアップ用のライセンスについても、ハイパーバイザごとの異なる製品ライセンスではなく、同じライセンスでバックアップできるため、買い替えが不要というメリットもあります。(※)

さらに付け加えると、Arcserve UDP では、単一のコンソールで複数のハイパーバイザのエージェントレス バックアップに対応しており、移行前後でバックアップ運用を変える必要もありません。

このように Arcserve UDP なら、様々なクロスハイパーバイザ間の移行を実現できます。

なお、移行における注意点や、移行マトリックスなどをまとめた資料を Arcserve カタログセンターに掲載していますので、こちらも併せてご欄ください。

Arcserve UDP で実現するハイパーバイザ間のシステム移行
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2024-05/udp-migrate-hv.pdf


(※) 移行先のハイパーバイザが Nutanix AHV の場合、Arcserve UDP 無償アップグレードのお申し込みが必要になる場合があります。詳細は上記資料 “Arcserve UDP で実現するハイパーバイザ間のシステム移行” をご覧ください。

 

また、Arcserve Japan ではハイパーバイザの移行や移行後の並行バックアップをテーマにしたオンライン技術セミナーを開催しています。こちらもぜひご参加ください。

仮想基盤移行を全方位で考える ~失敗しない計画立案から移行後のバックアップまで~
https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_57

 

<関連記事>

「仮想マシンの移行」案件でよくある質問と回答【Arcserve UDP 編】

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