Arcserve UDP Cloud Hybrid でランサムウェア対策を強化!!
皆様、こんにちは。今年も暑い夏がやってきましたね。
オフィスの出社されている方は元より在宅勤務の方もクーラーの効いた部屋でお過ごしのことと思いますが、くれぐれもお体にお気を付けください。
これまでも何回か取り上げてきた Arcserve UDP Cloud Hybrid ですが、今回はランサムウェアへの対策に関する情報をいくつかご紹介します。
今後ランサムウェア対策の強化を行うために Arcserve UDP Cloud Hybrid をご検討頂いたり、すでにArcserve UDP Cloud Hybrid をご利用中の方にもこの情報がお役に立てられればと存じます。
Arcserve UDP Cloud Hybrid によるランサムウェア対策ですが、以下の2つの特長があります。
特長1: バックアップ データを安全に保管できる
すでにご存じの方も多いと思いますが、Arcserve UDP Cloud Hybrid はオンプレミス環境のArcserve UDP または Arcserve UDP Appliance のバックアップ データの2次保管先として利用いたします。
Arcserve UDP Cloud Hybrid はクラウド サービスですのでインターネットを利用しますが、オンプレミスとArcserve UDP Cloud Hybrid の間はファイア ウォールなどで高いセキュリティを確保した通信を行うことになります。
また、オンプレミスのUDPの復旧ポイントサーバ(RPS)とArcserve UDP Cloud Hybrid のUDP コンポーネントとのプロセス通信でバックアップ データを転送しているため、パブリック クラウド ストレージのように直接ファイルをArcserve UDP Cloud Hybrid上にコピーすることは出来ません。
さらに、万が一のことを考えてArcserve UDP Cloud Hybrid 上のお客様の各インスタンスについてはウイルス対策ソフトで保護されております。
当然オンプレミスのPCやサーバにログインする管理者アカウントとは別のアカウントやパスワードをArcserve UDP Cloud Hybrid で利用しますので、ランサムウェアの攻撃でオンプレミス環境の管理者アカウントを乗っ取られたとしても、同じアカウントでArcserve UDP Cloud Hybrid にアクセス出来ません。
もしArcserve UDP Cloud Hybrid のアカウントの情報が漏れたとしても、Arcserve UDP Cloud Hybrid のログインには多要素認証が利用できますので不正なアクセスを防ぐことが可能です。
上記に挙げた通り様々な対策等を行っておりますので、Arcserve UDP Cloud Hybrid はバックアップ データを安全に保管することが出来ます。
特長2: ランサムウェアの被害に遭った際に業務の再開を早めることが出来る
Arcserve UDP Cloud Hybrid の DRaaS であればバックアップ データから直接起動するインスタントVMや、Arcserve UDP Cloud Hybrid 上に自動で代替え仮想マシンを作成できる仮想スタンバイが利用できます。
※ インスタント VMは Arcserve UDP Cloud Hybrid 上にあるどの世代のバックアップデータから
でも起動できます。
仮想スタンバイについては最大24世代前のバックアップデータから起動できます。
このため、ランサムウェアの攻撃でオンプレミス環境が利用できなくなった際に、Arcserve UDP Cloud Hybrid 上でインスタントVMを実行して過去のどの時点のバックアップ データが安全かどうかを確認することができます。
安全なバックアップ データが特定できれば、そのバックアップ データをオンプレミス環境に再構築したRPSに逆レプリケート(ダウンロード)して、オンプレミス環境の業務サーバの復旧作業に利用出来ます。
また、オンプレミス環境の復旧に時間がかかる場合には、Arcserve UDP Cloud Hybrid の仮想スタンバイで作成された代替えマシンを起動させ、ランサムウェアの影響を受けていない安全なネットワーク環境からVPNでArcserve UDP Cloud Hybrid の代替えマシンに接続することで業務を再開することが出来ます。
このように Arcserve UDP Cloud Hybrid の DRaaS をご利用いただければ、ランサムウェアの被害から業務の再開を早めることが出来るようになります。
ここで紹介したインスタントVMや仮想スタンバイはオンプレミスの Arcserve UDP でもご利用いただける機能です。ただし、オンプレミス環境から隔離された仮想環境を用意するのが難しいというお客様は多くいらっしゃいます。そんな場合の選択肢の一つとして、Arcserve UDP Cloud Hybrid をぜひご検討ください。
Arcserve UDP Cloud Hybrid については、以下の製品資料に概要などを紹介しておりますが、今回ご紹介した Arcserve UDP Cloud Hybridの機能やランサムウェア対策にご興味をお持ちの方は、是非Arcserve の販売代理店か、以下の弊社の問い合わせ窓口にご相談ください。
・Arcserve UDP Cloud Hybrid のご紹介
・Arcserve ジャパン ダイレクト (ご購入前のお問い合わせ窓口)
- フリーダイヤル: 0120-410-116
(平日 9:00~17:30 ※土曜・日曜・祝日・弊社定休日を除きます)
- Webフォーム: https://www.arcserve.com/jp/contact-us
- メール アドレス: JapanDirect@arcserve.com
また、Arcserve UDP Cloud Hybrid のその他の機能や特長についてはこのブログの「カテゴリ」から「 Arcserve UDP Cloud Hybrid 」をクリックして各記事を参照ください。
その他、Arcserve UDP Cloud Hybrid の設定方法等の資料については以下のカタログセンターの「クラウド サービス」をご確認ください。
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