復旧用メディアは使いまわせる?Arcserve UDP Agent for Windows 復旧用メディアに関するよくある質問と回答
Arcserve UDP は「イメージ バックアップ」と呼ばれるジャンルのバックアップ ソフトウェアで、障害時にシステムを丸ごと復旧できるという特長があります。
この 「システムを丸ごと復旧する」 には「復旧用メディア」 と呼ばれるものが必要で、Arcserve UDP では、大きく分けて Windows と Linux サーバの復旧用メディアがあります。
今日はこのうち、Windows の復旧用メディアについて、よくある質問と回答を紹介します。
# 復旧用メディアとは
Arcserve UDP には標準機能として 「ベアメタル復旧(BMR)」 という機能が備わっています。BMR を活用することで、ハードウェア障害やランサムウェア攻撃などで起動しなくなってしまったシステムを、バックアップ時点の状態に丸ごと戻すことができます。
この時に必要になってくるのが 「復旧用メディア」 です。復旧用メディアには Windows PE(Preinstallation Environment)が含まれており、 BMR のために一時的に Arcserve UDP を動作させる環境を提供します。これにより、仮にシステムが起動せず、その上にインストールされた Arcserve UDP も動作しない状況であったとしても、バックアップ データ(復旧ポイント)を読み出してシステムを復旧することができるわけです。
# 復旧用メディアに関するよくある質問と回答
この復旧メディアはお客様にて作成する必要があり、Arcserve UDP の無償ハンズオン トレーニング(※1)などで、復旧メディアの作成方法をご説明しています。
以下、ハンズオン トレーニングのテキストから、よくある質問と回答を引用します。
Q1. 復旧用メディアはいつ作成すれば良いですか?
A1. 障害が発生した時に慌てないように、あらかじめ作成しておいてください。バックアップ設定が完了した時点で作成する事をお勧めします。
なお、派生質問に「バックアップの度に、復旧用メディアを更新する必要がありますか?」もあります。これに対する答は「必要はありません。」です。
復旧用メディアはあくまで復旧時の一時環境を提供するだけのものです。そのため、復旧先環境のデバイスが更新されたり、Arcserve UDP をアップグレードしたり、という事がなければ、復旧用メディアを更新する必要はありません。
このように復旧用メディアは更新の手間がかかるものではありませんので、障害に備えてあらかじめ用意しておいてください。
Q2. バックアップ対象サーバが複数台あり、復旧用メディアを作成するのが大変です。1枚の復旧用メディアを使いまわせますか?
A2. はい、OS や Arcserve UDP のバージョン、ハードウェア構成が共通であれば、復旧用メディアを使いまわせます。ハードウェア構成が異なるとドライバの問題でデバイスが認識できない可能性があるので、その際にはベアメタル復旧ウィザード内のドライバ ロード ユーティリティ(後述)をご利用ください。
上記回答中で「(後述)」とある [ドライバのロード ユーティリティ] の画像を貼り付けます。
復旧先環境によっては、ストレージやネットワーク アダプタのドライバが復旧用メディアに含まれておらず、BMR が継続できなくなってしまう事があります。その場合、デバイスを認識させるために、以下の画面で一時的にドライバをインストールできます。
以上、Arcserve UDP Windows の復旧用メディアに関する「よくある質問と回答」をご紹介しました。
復旧用メディアの作成手順については、以下のブログ記事や環境構築ガイドでも説明していますので、こちらもあわせてお読みください。
無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成
Arcserve UDP 9.x Agent for Windows 環境構築ガイド - インストール~ベアメタル復旧編
ホテがお伝えしました。
※1 無償ハンズオンセミナーは Arcserve Japan の東京オフィス(@神保町)で定期的に開催しています。ご興味ある方はぜひご参加ください!
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