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« Arcserve UDP 10.0 新機能(1):アシュアード セキュリティ スキャン | トップページ | Arcserve UDP 10 は 10 番目のバージョン!? »

2024年11月29日 (金)

Arcserve UDP 10.0 新機能(2)AlmaLinux 9.0 Live CD を使った RHEL 9 系の BMR

皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は寒くなってきて、そろそろ年末を見据える時期になってきました。個人的にはコタツを用意して温まりながら仕事をしています。

第2回目の Arcserve UDP の新機能紹介では、Arcserve UDP 10.0 Agent for Linux における 新たなベアメタル復旧(以下BMR)について、主に復旧用メディアである Live CD を中心にご紹介させていただきます!

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(1) アシュアード セキュリティ スキャン
(2) AlmaLinux 9 Live CD を使った RHEL 9 系の BMR (←本日はここ)
(3) MS SQL Server データベースのバックアップ データのマウント
(4) 1対多のレプリケート
(5) アドホック仮想スタンバイを使った IaaS の保護
(6) Google Cloud への仮想スタンバイ
(7) 読み取り専用データストアのインポート
(8) その他
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この記事では以下の順番で紹介を行います。

1. Arcserve UDP 10.0 Agent for Linux 新規要素
2. 新旧のメディア見分け方
3. 前提条件とメディアの作成
4. BMR 手順

 

1. Arcserve UDP 10.0 Agent for Linux 新規要素

Arcserve UDP 9.2 以前では CentOS ベースの Live CD でしたが、Arcserve UDP 10.0 では AlmaLinux 9.0 ベースの Live CD が作られるようになりました。この Live CD では Red Hat Enterprise Linux(以下 RHEL)9 系の OS に対しても BMR ができるようになりました。またインスタント VM、アシュアードリカバリについても RHEL 9 系にて実施できるようになりました。新たに対応した OS については以下のスライドをご覧ください。
Udp10xnewfeature_linux_os_-_

引用元:Arcserve UDP 10 新機能紹介 P.21 - Linux OS の拡張対応 / 新規サポート

また最新の対応 OS については、Arcserve UDP 10.x の動作要件をご確認ください。

 

2. 新旧メディアの見分け方

バージョンアップ実施後に Live CD がどのバージョンで作成されたものかわからず、困惑することもあるかと思います。Arcserve UDP では異なるバージョンで作成された Live CD による BMR を基本的にはサポートしておりません。その為、新たに Live CD を作成していただく必要がございます。

旧バージョンの Live CD を誤って使用しないように、確認方法を紹介します。Live CD を起動後に bash コンソール画面へ遷移し、「uname -a」コマンドにてご確認ください。以下コマンド実行例です。

・Arcserve UDP 10.0 AlmaLinux 9.0 ベース [標準/カスタムドライバを含む] の Live CD

Linux livecd 5.14.0-70.13.1.el9_0.x86_64 と表記されます。
Editunamea_almalinux

 

・Arcserve UDP 9.2 - 8.1 における CentOS 8  ベース[標準/カスタムドライバを含む] の Live CD

Linux livecd 4.18.0-80.el8.x86_64 と表記されます。
Editunamea_centos8

 

以前のArcserve UDPバージョンにおけるCentOS ベースのLive CDにつきましては、こちらの記事をご覧ください。

 

3. 前提条件とメディアの作成

前のバージョンの Arcserve UDP でも同様ですが、Live CD を作成するには、genisoimage のインストールが必要です。インストール手順、必要なパッケージについてはArcserve UDP 10.0 Agent for Linux 環境構築ガイドをご覧ください。

Live CD は以下 2 種類存在しています。それぞれの詳細は以下リンク先のマニュアルをご覧ください。

標準のLive CD

カスタム ドライバを含むLive CD

標準の Live CD は、Arcserve UDP Agent for Linux のインストール時/アップグレード時に、以下へ自動的に作成されます。

/opt/Arcserve/d2dserver/packages/UDP_Agent_Linux-LiveCD.iso

 

カスタム ドライバを含むLive CDを作成するには、以下コマンドにて作成する必要あります。

コマンドが配置されたパス:/opt/Arcserve/d2dserver/bin/
driverinlivecd <デフォルトの_LiveCD_へのフル_パス> <デバイス_ドライバが格納されているパス> <カスタマイズされた_LiveCD_を格納するパス>

 

コマンド例: 
/opt/Arcserve/d2dserver/bin/driverinlivecd /opt/Arcserve/d2dserver/packages/UDP_Agent_Linux-LiveCD.iso /tmp/drivers /tmp/iso

※1行で実行してください

 

4. BMR 手順

AlmaLinux 9.0 ベースの Live CD であったとしても、BMR の手順自体は従来と変わりなく実行可能です。詳細は、Arcserve UDP 10.0 Agent for Linux 環境構築ガイドをご確認ください。

 

ということで、Arcserve UDP 10.0 の新機能、第2弾となりました。次回の新機能紹介は MS SQL Server のマウントを予定しています。ぜひお楽しみに。


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