Arcserve Replication / High Availability 18.0 SP3b が公開されました。
先月末、Arcserve Replication/High Availability(以下、Arcserve RHA と省略) 18.0 のサービス パック「18.0 SP3b」 が公開されました。2022年に公開された「18.0 SP3a」以来、2年半ぶりのサービスパックです。
今回の 18.0 SP3b で強化されたポイントは主に2点です。
# ファイル サーバ シナリオでの Windows Server 2022 クラスタ対応
Arcserve RHA は昔から Windows Server フェイルオーバー クラスター(WSFC)環境に対応していました。WSFC と Arcserve RHA を組み合わせる主な目的は災害対策です。Arcserve RHA で遠隔地にデータをレプリケートしておくことで、停電や火災などのサイト障害時にもレプリカのデータを活用することができます。
従来のバージョンではファイル サーバ シナリオが、Windows Server 2022 の WSFC 環境に対応していなかったのですが、18.0 SP3b でこの構成をサポートするようになりました。お客様には大変お待たせいたしました。
<関連記事>
# フルシステム シナリオが最新の Linux 環境に対応
Arcserve RHA では「フルシステム」というシナリオで、Linux サーバのシステム/データをまとめてレプリケーションすることができます。この対象として新たに AlmaLinux や Rocky Linux が追加されました。Red Hat Enterprise Linux (RHEL)や Oracle Linux のサポート対象バージョンも拡張されています。
具体的なサポート対象バージョンは以下の「新機能のご紹介」や「動作要件」をご確認ください。
<関連記事>
Arcserve Replication/High Availability 18.0 新機能のご紹介 P.12
# Arcserve RHA 18.0 SP3b 関連情報
今回のリリースに合わせて資料や技術情報を更新しています。
18.0 SP3b で修正された問題の一覧は以下のリリース ノートで確認できます。
18.0 SP3b のインストール メディア(ISO 形式ファイル)は以下のページに掲載されています。なお、SP3b はサービス パック(Service Pack)ですので、Arcserve RHA 18.0 のライセンスをお持ちであればそのままご利用できます。
「18.0 SP3」「18.0 SP3a」「18.0 SP3b」と似たような名前のサービス パックがあり、自分がどのバージョンを使っているのか混乱してしまうかもしれません。
ご利用環境のバージョン(ビルド番号)は、以下記事の方法で確認できます。「18.3.0.7176」になっていれば 18.0 SP3b です。
以上、ホテがお伝えしました。
<Arcserve RHA 18.0 SP3b より新しいサービス パックの記事>
Arcserve Replication / High Availability 18.0 SP3c で Windows Server 2025 に対応しました。
<Arcserve RHA 18.0 SP3b より前のサービス パックの記事>
Arcserve Replication / High Availability 18.0 SP3a が公開されました。
Arcserve RHA 18.0 SP2 と Arcserve UDP 7.0 Update2 が公開されました!
『Arcserve® UDP 7.0』、『Arcserve® Replication/High Availability 18.0』 リリース、および販売開始のご案内
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