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« ランサムウェア攻撃からシステムを復旧するときに読む記事(Arcserve UDP編) | トップページ | クラウド VM(IaaS)のバックアップに Arcserve UDP が使われる理由 »

2025年4月25日 (金)

OneXafe 4.2.0 が公開されます。

本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了しています。ただし、2025年3月現在で製品サポートは継続しておりますので、有効なメンテナンス契約をお持ちのお客様は最新の Arcserve OneXafe ソフトウェアへのアップグレードが可能です。

ランサムウェアなどの攻撃からバックアップデータを保護するために使われる、イミュータブル ストレージ Arcserve OneXafe(以下 OneXafe と省略)ですが、この中にインストールされるソフトウェアの最新バージョン 4.2.0 が公開される予定です(※1)。

本記事では、OneXafe 4.2.0 での変更点について解説します。

 

## 容量しきい値(ウォータマーク)の変更

元々、OneXafe ではファイル システム障害抑止のため、保存されるデータ容量の上限は実効容量の 80% を目安とされていました。

OneXafe 4.2.0 からこの上限がより厳密に適用され、使用容量が 80% に達すると自動的にファイルシステムが読み取り専用になります(新しいデータを書き込めなくなります)。

空き容量が足りなくて OneXafe へのバックアップが行えない、という事態にならないよう、OneXafe ソフトウェアのアップデート前に使用容量の確認をお願いいたします。

また、この変更に伴い、容量アラートのしきい値も変更されます。OneXafe 4.2.0 では使用可能容量(Available Capacity)が残り 40%、30%、20% になったタイミングでアラートが OneSystem 上に記録され、OneSystem 管理者にメール通知が行われるようになります(※2)。

技術情報:Arcserve OneXafe サイジング検討時の注意点

技術情報:データ容量監視機能の閾値の変更可否について

 

## ロックダウン モードの改善

OneXafe 4.2.0 の一つ前のリリースである 4.1.0 で、データの安全性を高める「ロックダウン モード」という機能が追加されました。この機能は正規の管理者であってもスナップショットや共有の変更をできなくさせるという強力なものですが、前リリースの 4.1.0 では「スナップショットの昇格(Promote コマンド)」さえもロックダウンされてしまうという弊害がありました。

スナップショットの昇格は、OneXafe 共有フォルダ上のデータが侵害された時に、スナップショットからデータを復旧するために行われるものです。これが行えないとデータが復旧できず、ひいては業務再開までの時間が長期化してしまいます。

OneXafe 4.2.0 ではこの制限が緩和され、ロックダウン モード下であっても管理者がスナップショットの昇格を行えるようになりました。

ロックダウン モードの詳細については、以下の記事もご覧ください。

ブログ:OneXafe 4.1 でバックアップ データがより安全に!!

 

## その他の変更

この他、OneXafe 4.2.0 では細かな修正や、同梱されるサードパーティ ソフトウェアの更新がございます。詳しくはリリース ノートをご覧ください。

Arcserve OneXafe リリース ノート - OneXafe 4.2.0

 

## OneXafe ソフトウェアのアップグレード方法

OneXafe をご利用中の方が、OneXafe ソフトウェアを 4.2.0 にアップグレード(バージョン アップ)するには、OneSystem 上での操作が必要です。アップグレード手順は以下の技術情報をご覧ください。

技術情報:OneXafe ソフトウェアの更新方法

 

以上、ホテがお伝えしました。


※1 2025年4月25日時点では一般公開されていませんが、順次公開され OneSystem からアップデートできるようになる見込みです。現在お使いの OneXafe にどのバージョンの OneXafe ソフトウェアがインストールされているかは、OneSystem で確認できます。

Afterupdateox41publicos

※2 なお、OneXafe 4.1.0 以前では使用可能容量が 25%、5%、0% になった時点でアラートが発報されます。

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