Arcserve UDP 10.1 をリリースしました (拡張機能編)
Arcserve UDP 10.1 をリリースしました(概要編)に引き続き、今回は Arcserve UDP 10.1 の2つの機能拡張をご紹介します。
- アシュアード セキュリティ スキャンの機能拡張
- Linux 復旧用メディア (Live CD) の機能拡張
1.アシュアード セキュリティ スキャン(※1)の機能拡張
アシュアード セキュリティ スキャンは、Arcserve UDP 10.0 で追加された機能です。バックアップ データのウイルス スキャンを行うことで、バックアップした時点でバックアップ対象がマルウェアに感染していないかを確認することが出来ます。
アシュアード セキュリティ スキャンの詳細については以下のブログ記事を参照ください。
ブログ記事 - Arcserve UDP 10.0 新機能(1):アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/11/post-23db60.html
Arcserve UDP 10.0 ではバックアップ データをスキャンした結果の確認が、「アシュアード セキュリティ スキャンの結果」や「アシュアード セキュリティ スキャンを今すぐ実行」の画面から行えて、マルウェアが見つかったジョブは“
”で表示されました。
Arcserve UDP 10.1 ではマルウェアが見つかったジョブが虫のアイコン“
“ で表示され、より分かりやすくなりました。その他、リストアの画面からもスキャンの結果が確認できるようになりました。
(Arcserve UDP 10.1 のリストア画面)
更に、マルウェアの感染が見つかったバックアップデータからリストアを実行しようとすると、警告画面が表示されるようになりました。
(リストア画面で感染が検出されたバックアップデータを選択した際の警告メッセージ)
この警告画面は、マルウェアの感染が見つかったバックアップデータをリストア対象として選択した時や、そのまま選択した状態でリストア画面を進めた場合にも3回表示されます。
このため、マルウェアの感染が見つかったバックアップ データから間違ってリストアを行う危険がほぼなくなりました。
2. Linux 復旧用メディア (Live CD) の機能拡張
次に Linux 復旧用メディア (Live CD) です。Arcserve UDP 10.0 では AlmaLinux 9.0 ベースの Live CD に変更されたことは以下のブログ記事でもご紹介した通りです。
ブログ記事 - Arcserve UDP 10.0 新機能(2)AlmaLinux 9.0 Live CD を使った RHEL 9 系の BMR
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/11/post-0c1013.html
Arcserve UDP 10.1 では 更に GNOME ベースの GUI 機能を持った AlmaLinux 9.x ベースの Live CD が利用できるようになりました。
(AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD のWebブラウザ画面)
AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD を利用すると、インストール済の FireFox ブラウザが利用できるので、復旧対象の Linux マシン単体でも BMR の操作が出来るようになります。このため、BMR の際に LBS (Linux Backup Server) にブラウザ アクセスできない環境でも Linux マシンの復旧が可能となります。
AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD の作成方法や復旧手順については以下の環境構築ガイドを参照ください。
Arcserve UDP 10.x Agent for Linux 環境構築ガイド インストール – ベアメタル復旧編
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2024-10/udp-10x-linuxagent-install-bmr-guide.pdf
これにより、Arcserve UDP 10.1 以降ではこれまでの方法と合わせ主に3種類(※2)の Live CD 方法が利用できるようになりました。
| ブートメディア作成作業 | 復旧対象のストレージを認識するためのドライバ追加 | BMR操作の場所 | |
| 標準 Live CD ISO | 不要 インストーラが自動生成 |
不可 (AlmaLinux 9.0 標準のドライバを利用) |
リモートマシンの Web ブラウザ |
| AlmaLinux 9.0 ベース Live CD |
必要 (ドライバ組み込み可) |
可能 (HWベンダー提供の AlmaLinux 9.0 用ドライバを使用) |
リモートマシンの Web ブラウザ |
| AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD | 必要 (ドライバ組み込み可) |
可能 (HWベンダー提供の AlmaLinux 9.x 用ドライバを使用) |
復旧対象サーバもしくはリモートマシンの Web ブラウザ |
(2026年4月3日追記)さらに、Arcserve UDP 10.3 では、ここでご紹介した AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD を使い、Hyper-V 上で仮想マシンのベアメタル復旧を行えるようになりました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
Hyper-V 仮想マシンへのベアメタル復旧に対応する、AlmaLinux-Gnome ベース Live CD の作成方法について
今回の新機能紹介は以上です。このようにますます利便性が高まった Arcserve UDP 10.1、是非ご活用ください。
※1 「アシュアード セキュリティ スキャン」は Arcserve UDP 10.3 以降の「アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン」の旧称です。
※2 Linux 環境の BMR では、ここで挙げた3種類以外にも LBS 内の標準 Live CD イメージを利用したネットワーク経由の BMR (PXEブートBMR)や、Amazon EC2 の BMR 用 AMI も利用出来ます。
その他、Arcserve UDP 9.x 以前でサポートしていた CentOS 8.x ベースのカスタム Live CD については以下のブログ記事を参照ください。
ブログ記事 - Arcserve UDP 8.1新機能紹介(3):CentOS 8.x ベースのカスタム Live CD
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2021/10/post-af5f09.html
« さくらのクラウド と Arcserve UDP を使って 災害対策 | トップページ | Arcserve UDP コンソールで管理されている Windows マシンはエージェント管理画面で操作できるのか? »
「技術情報」カテゴリの記事
- Arcserve CRS 1.6 の新機能 『ネットワーク プロファイル管理』と『SMART ディスク アラート』とは(2026.04.17)
- Hyper-V 仮想マシンへのベアメタル復旧に対応する、AlmaLinux-Gnome ベース Live CD の作成方法について(2026.04.03)
- Arcserve Backup で処理が失敗する場合の通知 (Alert) を設定してみよう(2026.03.06)
- Arcserve Backup とRDX で実現する "わかりやすい" ランサムウェア対策(2025.12.12)
- Arcserve CRS シリーズの運用管理 Tips(2025.10.31)
「よく聞かれる質問」カテゴリの記事
- Hyper-V 仮想マシンへのベアメタル復旧に対応する、AlmaLinux-Gnome ベース Live CD の作成方法について(2026.04.03)
- Arcserve Backup で処理が失敗する場合の通知 (Alert) を設定してみよう(2026.03.06)
- Arcserve 製品への乗り換え時によく聞かれる質問と回答(2026.01.30)
- 「他社製品の型番に対応する Arcserve UDP型番 を知りたい」への回答(2026.01.16)
- Arcserve UDP 10.3 の新機能「AI 異常検出」を使ってみよう!!(2026.01.09)
「Arcserve UDP」カテゴリの記事
- Arcserve UDP でクラウドストレージにバックアップする際のライセンス(2026.06.05)
- 【続報】「USB 接続 SSD」をハッシュ領域に使った Arcserve UDP データストアへのレプリケートが速かった(2026.05.22)
- Arcserve CRS 1.6 新機能:閉域網(ダークサイト)のサポート(2026.05.01)
- 【独自調査】 SLM(小規模言語モデル)の国内導入状況とそのバックアップ(2026.05.08)
- 【検証】入手困難な内蔵 SSD の代わりに「USB 接続 SSD」を Arcserve UDP のハッシュ領域に使えるか?(2026.04.24)
「メルマガコラム」カテゴリの記事
- ランサムウェア対策としてこういうのもあり?USB 接続テープ装置が面白い!(2026.05.15)
- Hyper-V 仮想マシンへのベアメタル復旧に対応する、AlmaLinux-Gnome ベース Live CD の作成方法について(2026.04.03)
- Arcserve Backup で処理が失敗する場合の通知 (Alert) を設定してみよう(2026.03.06)
- Arcserve Backup とRDX で実現する "わかりやすい" ランサムウェア対策(2025.12.12)
- Arcserve CRS シリーズの運用管理 Tips(2025.10.31)
« さくらのクラウド と Arcserve UDP を使って 災害対策 | トップページ | Arcserve UDP コンソールで管理されている Windows マシンはエージェント管理画面で操作できるのか? »

コメント