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2025年6月 6日 (金)

Arcserve UDP 10.1 をリリースしました (拡張機能編)

Arcserve UDP 10.1 をリリースしました (概要編) (https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2025/05/post-e4b64f.html) に引き続き、今回は Arcserve UDP 10.1 の2つの機能拡張をご紹介します。

 

  1. アシュアード セキュリティ スキャンの機能拡張
  2. Linux 復旧用メディア (Live CD) の機能拡張

 

1.アシュアード セキュリティ スキャンの機能拡張

アシュアード セキュリティ スキャンは、Arcserve UDP 10.0 で追加された機能です。バックアップ データのウイルス スキャンを行うことで、バックアップした時点でバックアップ対象がマルウェアに感染していないかを確認することが出来ます。

アシュアード セキュリティ スキャンの詳細については以下のブログ記事を参照ください。

ブログ記事 - Arcserve UDP 10.0 新機能(1):アシュアード セキュリティ スキャン
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/11/post-23db60.html

 

Arcserve UDP 10.0 ではバックアップ データをスキャンした結果の確認が、「アシュアード セキュリティ スキャンの結果」や「アシュアード セキュリティ スキャンを今すぐ実行」の画面から行えて、マルウェアが見つかったジョブは“Failicon1”で表示されました。

Arcserve UDP 10.1 ではマルウェアが見つかったジョブが虫のアイコン“Failicon2で表示され、より分かりやすくなりました。その他、リストアの画面からもスキャンの結果が確認できるようになりました。

(Arcserve UDP 10.1 のリストア画面)
Assrestore1

 

更に、マルウェアの感染が見つかったバックアップデータからリストアを実行しようとすると、警告画面が表示されるようになりました。

(リストア画面で感染が検出されたバックアップデータを選択した際の警告メッセージ)
Assrestore2

 

この警告画面は、マルウェアの感染が見つかったバックアップデータをリストア対象として選択した時や、そのまま選択した状態でリストア画面を進めた場合にも3回表示されます。

このため、マルウェアの感染が見つかったバックアップ データから間違ってリストアを行う危険がほぼなくなりました。

 

2. Linux 復旧用メディア (Live CD) の機能拡張

次に Linux 復旧用メディア (Live CD) です。Arcserve UDP 10.0 では AlmaLinux 9.0 ベースの Live CD に変更されたことは以下のブログ記事でもご紹介した通りです。


ブログ記事 - Arcserve UDP 10.0 新機能(2)AlmaLinux 9.0 Live CD を使った RHEL 9 系の BMR
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/11/post-0c1013.html

 

Arcserve UDP 10.1 では 更に GNOME ベースの GUI 機能を持った AlmaLinux 9.x ベースの Live CD が利用できるようになりました。

(AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD のWebブラウザ画面)
Gnomegui

 

AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD を利用すると、インストール済の FireFox ブラウザが利用できるので、復旧対象の Linux マシン単体でも BMR の操作が出来るようになります。このため、BMR の際に LBS (Linux Backup Server) にブラウザ アクセスできない環境でも Linux マシンの復旧が可能となります。

Arcserve UDP 10.1 以降ではこれまでの方法と合わせ3種類の Live CD 方法が利用できます。

  ブートメディア作成作業 復旧対象のストレージを認識するためのドライバ追加 BMR操作の場所
標準 Live CD ISO 不要
インストーラが自動生成
不可
(AlmaLinux 9.0 標準のドライバを利用)
リモートマシンの Web ブラウザ
AlmaLinux 9.0 ベース Live CD
必要
(ドライバ組み込み可)
可能
(HWベンダー提供の AlmaLinux 9.0 用ドライバを使用)
リモートマシンの Web ブラウザ
AlmaLinux 9.x Gnome ベース Live CD 必要
(ドライバ組み込み可)
可能
(HWベンダー提供の AlmaLinux 9.x 用ドライバを使用)
復旧対象サーバもしくはリモートマシンの Web ブラウザ

 

<補足>

Linux 環境の BMR では、上記以外にも LBS 内の標準 Live CD イメージを利用したネットワーク経由の BMR (PXEブートBMR)や、Amazon EC2 の BMR 用 AMI も利用出来ます。

AlmaLinux 9.x GNOME ベース Live CD の作成方法や復旧手順については以下の環境構築ガイドを参照ください。

Arcserve UDP 10.x Agent for Linux 環境構築ガイド インストール – ベアメタル復旧編
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2024-10/udp-10x-linuxagent-install-bmr-guide.pdf

 

その他、Arcserve UDP 9.x 以前でサポートしていた CentOS 8.x ベースのカスタム Live CD については以下のブログ記事を参照ください。

ブログ記事 - Arcserve UDP 8.1新機能紹介(3):CentOS 8.x ベースのカスタム Live CD
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2021/10/post-af5f09.html

 

今回の新機能紹介は以上です。このようにますます利便性が高まった Arcserve UDP 10.1、是非ご活用ください。

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