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2025年12月19日 (金)

Arcserve UDP 10.3 & Arcserve CRS 1.5 がリリースされました!

2025年12月15日に Arcserve UDP 10.3 および Arcserve CRS 1.5 が公開されました。

今回のリリースもお客様のサイバー レジリエンスを強化する機能が盛りだくさんです!何が新しくなったのか見ていきましょう。

 

#1. Arcserve UDP 10.3 の新機能/プラットフォーム対応

##1.1. アシュアード セキュリティの強化:アシュアード セキュリティ - AI 異常検出

まずご紹介したい新機能が「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」です。サイバー攻撃を早期に検出して初動対応を早め、被害の拡大を防ぐことを目的とした機能です。

Arcserve UDP では日々、情報システムを構成するサーバのバックアップを行っています。「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」ではこのバックアップ データを AI や機械学習の技術を使い比較/精査することで、ランサムウェア攻撃によるデータの異常な操作を検出する仕組みになっています。

01_arcserve_udp_anomaly_detection

Arcserve UDP 10.x 新機能紹介資料 より引用)

 

サイバー攻撃を検知する仕組みとしては EDR や XDR が一般的ですが、「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」は本番サーバーそのもので実行するのではなく、バックアップ データを介して異常を検知する点がポイントです。

ランサムウェア攻撃を行う攻撃者は、あらかじめ EDR や XDR を無効化したうえで暗号化を仕掛けてくるとも言われます。攻撃者に対する「罠」を強固なものにするため、検出方法も多層化しておきましょう。

 

なお、従来からあった「アシュアード セキュリティ スキャン」も引き続きご利用いただけます。こちらは、今回の新機能と区別するため Arcserve UDP 10.3 より「アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン」に名前が変わっているのでご注意ください。

「アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン」も「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」も Arcserve UDP Premium Edition 以上でご利用いただけます。

02_assured_security_tasks

(タスクの追加画面。2種類の「アシュアード セキュリティ」がある事が分かります。)

 

「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」については、以下の記事で詳しく解説しています。

Arcserve UDP 10.3 の新機能「AI 異常検出」を使ってみよう!!

 

##1.2. クラウド CRS と ACS の Web プロキシ対応

これは特に Arcserve Cloud Cyber Resilient Storage(以下、クラウド CRS と略記)導入しようとしていた方にお待ちいただいていた機能です!

クラウド CRS はランサムウェア攻撃からバックアップ データを守るイミュータブル ストレージのクラウド版です。名前の通り、クラウド上のストレージにデータを保管するので、インターネット接続が必須です。Arcserve UDP 10.3 以降ではこのインターネット通信を Web プロキシを経由で行えるようになります。

03_cloud_crs_via_web_proxy

Arcserve UDP 10.x 新機能紹介資料 より引用)

 

設定方法は以下のマニュアルをご覧ください。

参考:Arcserve UDP 10.x ソリューション ガイド - デスティネーションの追加および管理 - デスティネーションを追加する方法 - クラウド アカウントの追加 - Arcserve クラウド ストレージの Arcserve クラウド アカウントの追加

 

なお、クラウド CRS の関連サービスである Arcserve Cloud Storage(ACS)も同様の設定で Web プロキシを経由したインターネット接続ができるようになります。

 

##1.3. プラットフォーム サポートの拡張

今回のリリースでも Arcserve UDP が保護できるプラットフォームが拡がっています。

仮想環境では、Nutanix AOS 7.0/7.3/7.5(※1)に同梱される Nutanix AHV の他、VMware vSphere 9.0 もサポート対象に追加されました。

Linux OS では Red Hat Enterprise Linux 10.0 などが追加されています。また、Microsoft Exchange Server SE(サブスクリプション エディション)のサポートも追加されています。

(2026年2月20日追記)さらに、AlmaLinux 9.0 GNOME ベース Live CD(※2)を使う事で、Hyper-V 上の Linux VM をベアメタル復旧(BMR)することもできるようになりました。これにより、VMware 等で利用されていた Linux VM を Hyper-V に移行する手段が増えました。

(2026年3月2日追記)Nutanix Files 5.2.z のスナップショットと連携したバックアップにも対応しています。

(2026年6月5日追記)Red Hat Enterprise Linux 9.7 や Oracle Linux 9.7 などの対応も追加されました。

詳しくは以下の動作要件をご覧ください。

参考:Arcserve UDP 10.x 動作要件

 

#2. Arcserve UDP 10.3 関連情報

Arcserve UDP 10.3 のインストーラは Arcserve サポート ポータルからダウンロードできます。

Arcserve UDP の旧バージョンからの上書きインストール(アップグレード)も可能ですが、現在ご利用のバージョンによって利用するインストーラやインストール手順が異なるのでご注意ください。詳しくは以下の技術情報をご覧ください。

参考:Arcserve UDP 10.3 のインストール・アップグレードについて

 

また、Arcserve UDP 10.3 で修正された不具合など、細かい情報は以下のリリース ノートをご覧ください。

参考:Arcserve UDP 10.3 リリース ノート

 

#3. Arcserve CRS 1.5 新機能

オンプレミス環境に導入できるイミュータブル ストレージ Arcserve Cyber Resilient Storage(以下、Arcserve CRS と略記)のマイナー リリース 1.5 も公開されています。なお、本情報はクラウド サービスであるクラウド CRS ACS には該当しません。

Arcserve CRS 1.5 は前提条件として Arcserve UDP 10.3 と組み合わせて使う必要があるので、同時のリリースになっています。

 

#3.1. ネットワーク機能の拡張

Arcserve CRS 1.5 で新しくなった点として、まず SFP/SFP+/SFP28 のイーサネット対応が挙げられます。

バックアップ用 LAN には、SFP+ や SFP28 の広帯域なネットワークを使っている方も多いのではないでしょうか。Arcserve CRS 1.5 からはこれらのイーサネット環境を使って、バックアップ/復旧が行えるようになります。

対応しているネットワーク アダプタの詳細は、マニュアルの以下のページをご覧ください。

参考:Arcserve CRS インストールおよびセットアップ ガイド - サーバのインストール方法 - インストール前のチェックリスト - ネットワーク要件 - サポートされているネットワーク カード

 

また、ジャンボフレームにも対応し、より効率的にデータを転送できるようになります。

参考:Arcserve CRS インストールおよびセットアップ ガイド - ネットワーク管理 - ジャンボ フレームのサポート

 

#3.2. CRS RAID の強化

Arcserve CRS では、バックアップ データの保存領域となるストレージ プールをハードウェア RAID で組むか、ソフトウェア RAID で組むか選ぶことができます。

Arcserve CRS 1.5 ではこのうち、ソフトウェア RAID(Arcserve CRS RAID)の機能が強化され、RAIDZ2 やホット スペアなど、HDD 冗長性の高い方法を選択できるようになります。

11_crs_raid

Arcserve CRS シリーズ紹介資料 より引用)

 

#4. Arcserve CRS 1.5 関連情報

では、Arcserve CRS 1.5 を使うにはどうすればよいのでしょうか?

すでに Arcserve CRS 1.0 をご利用の方は、update コマンドを実行することで、簡単に Arcserve CRS 1.5 にバージョンアップできます。ただし、この時 Arcserve UDP のサーバも 10.3 にバージョンアップさせることをお忘れなく。

参考:Arcserve CRS インストールおよびセットアップ ガイド - 新しいバージョンの Arcserve サイバー レジリエント ストレージ サーバ へのアップグレード

 

これから新規に Arcserve CRS 1.5 をインストールしようという方は、Arcserve サポート ポータルからインストーラをダウンロードしてください。

参考:Arcserve CRS ダウンロード 一覧

 

また、Arcserve CRS 1.5 のリリースにあわせて、こちら↓で紹介している「スタートアップ ガイド」や「サポート技術情報」などもアップデートしています。ぜひご覧ください。

参考記事:Arcserve CRS シリーズの導入を検討する上で読んでおきたいドキュメント

 

#5. [アーカイブ版] Arcserve UDP 10.3 / Arcserve CRS 1.5 説明会

(2025年12月19日に開催したオンライン説明会の録画です)

 

以上、Arcserve UDP 10.3 と Arcserve CRS 1.5 の新機能をご紹介いたしました。クラウド CRS の Web プロキシ対応や、Arcserve CRS の SFP/SFP+/SFP28 対応など、「当たり前だけど大事な事」が当たり前にできるようになったリリースだと言えるのではないかと思います。

2025年も残念ながらサイバー犯罪が絶えない年となってしまいました。このような状況の中、Arcserve はお客様のサイバー レジリエンスを高めるための解決策を迅速にお届けして参ります。

ホテがお伝えしました。

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※1 Nutanix AOS 7.5 については、2026年5月7日に動作要件に追加されました。

※2 AlmaLinux 9.0 GNOME ベース Live CD を使った Hyper-V 環境でのベアメタル復旧については、以下の記事をご覧ください。

Hyper-V 仮想マシンへのベアメタル復旧に対応する、AlmaLinux-Gnome ベース Live CD の作成方法について

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