Arcserve Backup とRDX で実現する "わかりやすい" ランサムウェア対策
Arcserve では、製品ご購入前の問い合わせ窓口として「Arcserve ジャパン ダイレクト」をご用意していて、ライセンス関連や製品の使い方など、日々さまざまなお問い合わせをいただいております。
最近、この Arcserve ジャパン ダイレクトに、ランサムウェア対策に効果ある機能の問い合わせが増えています。以下は 最近の Arcserve Backupに関するお問い合わせ内容に関するランキングです。
1位.Agent for Windows
2位.Tape/LTO/Library
3位.RDX Support
問い合わせランキングからわかる傾向は?
ここでご注目いただきたいのは、2位に「Tape/LTO/Library」、3位には 「RDX Support」がランクインしていることです。どちらも共通して言えるのは、”リムーバブル メディア”であり、オフサイト保管に適したメディアに関するお問い合わせです。これらは災害対策や、特にランサムウェア対策として活用されることとなります。
昨今、ランサムウェア対策は多くの企業にとって喫緊の課題であり、そしてArcserve Backup は Arcserve UDP と比較して、テープや RDX の扱いをより得意とする製品であることから、これらの機能に関する問い合わせも多くなっているのではと考えられます。
最近のランサムウェアは、本番データを攻撃する前に、先にバックアップデータを破壊しにかかってくるのが常套手段になっています。その為、バックアップデータを安全な場所に保管することが、早期の復旧のためには非常に重要となります。では、その安全な場所とはどこになるのか。
現実的な選択肢は下記の3つです。
1. テープや RDX 等のリムーバブル メディアに格納し、オフライン保管する
2. Arcserve UDP Cloud Hybrid 等のような本番環境とは異なるネットワーク体系の場所に保管する
3. Arcserve Cyber Resilient Storage(CRS)シリーズ等のイミュータブル(不変)ストレージに保管する
「2.」や「3.」はメディアの取り出しなども不要であり、非常にお勧めです。特に「Arcserve CRS シリーズ」は2025年9月に発表して以来、大変大きな反響をいただいています。
参考:Arcserve CRS シリーズのご紹介
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2025-08/crs-presentation.pdf
ただ、Arcserve Backup ご利用のお客様で有効な対策は「1.」のみとなりますし、現実にはまだまだ「1.」の需要も多いのではと感じています。テープやRDXを使ってランサムウェア対策をする理由としては、例えば以下が考えられます。
・業界のガイドラインで「オフライン保管」の推奨が明文化されている。
・昔からテープでのバックアップ運用が確立できているため、その運用を継続したい。
・業務ネットワークと「物理的に」遮断された状態で保管する仕組みは安全性が明確でわかりやすく、経営層にも訴求しやすい。
将来的にはクラウドやイミュータブル ストレージを検討するにしても、まだまだ、テープや RDX のご利用を継続されるお客様は多いのではないでしょうか。
RDX って・・?
RDX(Removable Disk eXchange system)は、リムーバブル ストレージの一種で、内部的な仕組みとしてはHDDです。HDD がカートリッジに入っていて、いわば「テープ メディアのように手軽に抜き差しできるHDD」のようなストレージです。1次バックアップ先や2次複製先として利用し、バックアップ/コピーが完了したらドライブからイジェクトして、耐火金庫や遠隔地の倉庫に輸送し、保管するといった運用が可能です。
容量あたりのメディア単価はテープやHDDと比べて高額ですが、読み書きをするためのドライブは、テープ装置が最低でも数十万円、100万円越えも珍しくないのに対して、RDXであれば数万円程度です。数TB規模のバックアップ運用であれば、比較的初期導入費用を抑えられることから、中小企業でのデータ保護で使用されているケースは多いのではないかと思います。
RDX は HDDか?それとも仮想テープか?
ちょっと面白いことに、RDX は設定により、サーバから HDD として見えるようにしたり、テープとして見えるように変更が可能です。この特性を受けて、Arcserve Backup でも RDX をHDD としても、テープとしてもご利用いただけます。
HDD として利用する場合は、Arcserve Backup の 仮想テープ デバイス機能であるFile System Device(FSD) や、重複排除の効く Data De-Duplication Device(DDD) の作成先として RDX を利用することになります。
この場合、1本の RDX メディアの中を、複数の仮想テープ デバイスで小分けにしていくことも可能となります。ただ、カートリッジ交換時にはArcserve Backupのテープ エンジンの再起動やデバイス グループの再設定が必要になることはご注意ください。
参考:RDX デバイスを FSD/DDD で利用する
https://support.arcserve.com/s/article/204866975?language=ja
ランサムウェア対策として RDX にデータを保管する場合、定期的に RDX を取り外す事になります。この際の手間を考えると、RDX は HDD 扱いではなくテープ扱いでご利用いただくことをお勧めいたします。
テープとして利用する場合、本物のテープ メディアと同様に、メディア・スパンができるというメリットもあります。1本目の RDX がいっぱいになってしまった場合、2本目の RDX に続きを書いていくような形で、複数の RDX を疑似的な大容量ストレージとして扱うことができます。
RDX に関しては、Arcserve Backup 向けに、詳しい運用のための資料もご用意していますので、ご利用いただく際には参考にしてください!この資料では、RDX を仮想テープとして扱う前提で細かい手順を解説しています。
Arcserve Backup と RDX によるバックアップ運用
https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/asbu-r165-rdx-guide.pdf
ということで、Arcserve Backup では、オフライン保管によるランサムウェア対策ができます、というお話でした。
それでは、また!
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