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2026年1月 9日 (金)

Arcserve UDP 10.3 の新機能「AI 異常検出」を使ってみよう!!

あけましておめでとうございます!

2026年最初の投稿です。去年末にリリースした新バージョン Arcserve UDP 10.3 の新機能「アシュアード セキュリティ - AI 異常検出」(以下 “AI 異常検出” )についての解説となります。

この機能はバックアップ データ(復旧ポイント)を検証することで、バックアップ対象サーバでのランサムウェア活動の兆候を検出することが出来ます。

今回の記事ではこの機能を利用するための構成や設定方法、使い方をご紹介します。

 

1. AI 異常検出の利用構成

AI 異常検出を利用するには、Arcserve UDP 10.0 から追加された「アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン」(※ Arcserve UDP 10.2 までの名称は 「アシュアード セキュリティ スキャン」)と同じく ”Windows プロキシ サーバ” (以下 “プロキシ”) を用意します。

AI 異常検出はArcserve UDP 独自の異常検出エンジンを使用するため、プロキシはArcserve UDP Windows Agentを導入したサーバまたは RPS (復旧ポイントサーバ)を利用します。

<AI異常検出の構成例>
202601ai1

 

プロキシがバックアップ データを使って異常検出を行うメリットとして、バックアップ対象の本番サーバに負担がかからないことや、本番サーバのアンチウイルス製品はそのまま利用出来ることが挙げられます。

その他にも本番サーバの管理者アカウント(例えばActive DirectoryドメインのAdministrator)とプロキシ の管理者アカウントのパスワードを別にすることで、万が一本番サーバの管理者アカウントが乗っ取られてアンチ ウイルス製品やEDR製品の動きを止められたとしても、異常検出を行なえます。

 

2. AI 異常検出の利用方法

AI 異常検出はArcserve UDPコンソールでタスクとして設定します。
異常検出を行う対象はWindowsの物理サーバや仮想マシン、またはUNCパス共有のバックアップ データのため、これらのバックアップを行うプランの1つのタスクとしてAI 異常検出を設定出来ます。

 

<バックアップ プランにAI異常検出のタスクを追加>
202601ai2

 

異常の検出は以下の方法となります。

・不審なファイル
・大量の削除および名前の変更

また、それぞれの検出方法で検出レベルを選択出来ますが、3つのレベルとその特徴は以下のようになります。

低: 検出される異常が少なくなりますが、誤検出の可能性も減少します。
中: バランスの取れた検出レベルを提供します。 (デフォルト)
高: より多くの異常を検出しますが、誤検出が増加する可能性あります。

 

<AI異常検出タスクの設定画面>

202601ai3

 

なお、AI異常検出は手動実行ではなく、タスクで設定したスケジュールで実行されます。

バックアップに合わせAI異常検出のタスクを定期的に実行することで、今まで取得したバックアップ データを時系列で検査することによってAIが学習を行い、異常を検出する能力を高めています。

他にも検出対象から除外するパスを指定したり、異常検出の結果をメールで管理者などに送る設定も可能です。

 

3. AI異常検出タスクの実行結果の確認

AI異常検出タスクの実行結果は、Arcserve UDP コンソールのソース タブにあるバックアップ対象ノードのステータスやアクティビティ ログ、もしくは前述の結果メールから確認することが出来ます。

 

<ノードのステータス画面>
202601ai4

また、過去のAI異常検出タスクの実行結果はバックアップ対象ノードを選択して右クリックしたメニューにある「アシュアード セキュリティ – AI異常検出の結果の表示」から確認出来ます。

「アシュアード セキュリティ – AI異常検出の結果の表示」画面では、異常を検出したセッションの結果レポートをダウンロードすることが出来ます。

 

<ノードを右クリックしたメニュー>                                               202601ai5

 

<AI異常検出の結果の表示画面>

202601ai61
                                                                  202601ai7

 

更にリストアを実行する際に復旧ポイントの選択画面からもAI異常検出の結果が判るので、間違って異常が検出されたバックアップ データからリストアを行うことを防ぐことが出来るようになっています。

 

<リストア メニューにあるAI異常検出の結果画面>

202601ai8

 

なお、Arcserve UDPコンソールのダッシュボード画面でもAI異常検出タスクの実行結果の件数を確認することが出来るようになりました。

 

<Arcserve UDP 10.3 のダッシュボード画面>
202601ai9

 

このようにArcserve UDP 10.3 ではAI異常検出が追加されたため、ランサムウェア攻撃の兆候を早期に把握することが出来ます。

また、これまでの「アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン」と合わせ、万が一ランサムウェアに攻撃されたとしても、安全なバックアップデータを簡単に判別してリストアすることが出来るようになりました。

なお、この機能を利用するには Arcserve UDP Premium Edition 以上が必要です。

 

最後に2026年1月からArcserve UDPハンズオン トレーニング後編の演習環境が Arcserve UDP 10.3 に変わりました。

Arcserve UDP 10.3 で新しくなったArcserve UDP コンソールの画面を利用してAI 異常検出タスクメニューの画面の確認や、アシュアード セキュリティ マルウェア スキャンの演習を実機で体験出来ますので、ご興味のある方はぜひ以下からお申込みください。

無償ハンズオントレーニング
2. Arcserve UDP <後編> 災害対策、業務継続を適切なコストで実現』

 

参考:アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン については以下の記事を参照ください。
 Arcserve UDP 10.0 新機能(1):アシュアード セキュリティ - マルウェア スキャン: それ、レプリケーションでよろしく。UDPともども。

 

<関連記事>

Arcserve UDP 10.3 & Arcserve CRS 1.5 がリリースされました!

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