Arcserve UDP の 復旧ポイントサーバとは?
Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ(以降RPS)は、Arcserve UDP のバックアップ データを、効率よく保存し、活用するための専用サーバ機能です。
バックアップデータを保存するサーバ、と理解いただくのがまず基本なのですが、バックアップ データを保存しておくだけなら、外付けのハードディスクや NAS で良いのでは?と思われるかもしれません。しかし、RPSは単にバックアップデータの保管庫ではありません。その理由を今回はご説明します。
また、非常に好評いただいているイミュータブル ストレージ製品の Arcserve CRS シリーズでバックアップ データの改ざんを防ぎたい場合、この RPS があることが必須になりますので、RPS について理解しておいていただく必要があります。今回は RPS の主な機能をいくつかご紹介します。
1. 重複排除をすることで、バックアップ データ サイズを抑えることができる
Arcserve UDP は、初回バックアップ以降、増分バックアップだけで運用できるので、それだけでもバックアップ先に保存するバックアップデータは少なくできます。しかし、重複排除(デデュプリケーション)を利用することで、さらに容量を節約できます。この重複排除はRPSがあることで実現できます。
重複排除ではバックアップ対象 データをブロックに分割します。その上で2つ以上の同じデータ ブロック(重複するブロック)をバックアップしないことでバックアップ容量を削減します。さらに RPS を使った重複排除では、違うノード(バックアップ対象)間でも同じブロックがあると、これも重複排除の対象になるため、バックアップ対象台数が多いほど容量削減効果が高くなるという利点があります。
2. バックアップデータを遠隔地に転送して災害対策できる
複数の RPS を導入すると RPS 間でバックアップ データの複製が可能です。このため、一方の RPS を遠隔地に置くことでバックアップ データの遠隔地保管と災害対策が可能です。そのため、本番サイトが災害などで利用できなくなっても遠隔地に転送済みのデータを利用して、業務を継続できます。これをレプリケートと呼びます。
このレプリケートは、初回以降は増分のみ転送しますので、日々の転送量が抑えらます。また、重複排除無しでもレプリケート可能ですが、遠隔地にデータを転送する際、なるべく容量は抑えたいですよね。その際、1.で説明した重複排除をしているとネットワークで転送するデータ量も抑えられるので、非常に効率的です。ここでは“災害対策”として遠隔地に転送できるというのがポイントですが、もちろん LAN 環境内でもレプリケートは利用していただけます。
3. バックアップ データから仮想マシンを起動するインスタント VM を利用できる
バックアップ データをマウントして仮想マシンを即時起動できる機能が「インスタント VM」です。これを利用すると、サーバ障害が起きた時に代わりの VM をすぐに用意することができます(業務停止時間を短縮できる)。さらに、ランサムウェア攻撃を受けたシステムをリストアする前にバックアップ データの中身を簡単にチェックできる、という使い方もあります。
4. Arcserve CRS シリーズとの連携
冒頭にも書いた通り、Arcserve CRS シリーズは RPS に特化したイミュータブル ストレージです。これを用いることで、仮にランサムウェア攻撃でバックアップ データを見かけ上改ざん/削除されたとしても、Arcserve CRS からバックアップ データを復元することができます。バックアップ データが改ざん/暗号化された企業は業務の再開に時間がかかるという事が知られており、これも広い意味で業務継続のための機能といえるでしょう。
RPS があると、単なるバックアップ データを保存する以外に色々活用できることをご理解いただけたでしょうか?ちなみに、RPS のモジュールは何台インストールいただいても無料なのも嬉しいですね。
ここでご紹介しきれなかった、RPS があると利用できる機能については、「要件別『Arcserve UDP コンソール』『復旧ポイントサーバ』要否表」もご確認ください。
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2018/01/rps-1d94.html
<関連記事>
◎Arcserve UDP コンソール・復旧ポイント サーバの利用のすすめ
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2022/07/post-723cc3.html
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