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2026年5月15日 (金)

ランサムウェア対策としてこういうのもあり?USB 接続テープ装置が面白い!

ランサムウェア対策として、いま飛ぶ鳥を落とす勢いなのが、イミュータブル ストレージ Arcserve Cyber Resilient Storage(CRS) シリーズです。おかげさまで大変な数の引き合いを頂戴していてうれしい悲鳴を上げているところです。

※ Arcserve CRS についてはこちら

ただ、実はまだまだテープを使用したランサムウェア対策をご希望されるお客様も多くて、テープを活用したバックアップについてのお問い合わせもたくさんいただきます。最近は、テープ バックアップのユーザー数が多い某ベンダ製ソフトウェアの提供が終了してしまったことから、代替製品のご相談を受けることも多くなってきています。

Arcserve は、まだバックアップと言えばテープが当たり前だった数十年前から長らくバックアップ製品を提供してまいりました。もちろん今でもテープ バックアップ製品の提供を継続していますし、ノウハウもたっぷり蓄積しています。テープ バックアップに関するご相談も、是非、Arcserve におまかせください!

さて、今回はそんなテープ バックアップに関するお話なのですが、ちょっと面白い ”USB 接続のテープ装置” についてご紹介したいと思います。

 

テープでのランサムウェア対策はわかりやすい

もうあちこちで啓蒙していることなので耳にタコかもしれませんが、最近のランサムウェアは本番データを攻撃すると同時に、バックアップ データを攻撃してきます。そのため、私たちはバックアップ データも攻撃から守る必要があるわけです。

テープへのバックアップ(もしくは2次複製)後に、その格納先のメディアをテープ装置から取り出して耐火金庫に保管したり、遠隔地の災害対策サイトに運搬/保管するという運用は、従来から1つの常套手段として行われていました。

保管中は、運用で使用しているネットワークと保管しているメディアとの間に物理的な ”エアギャップ” を作ることになり、ネットワーク経由での攻撃を防ぐことができます。

図1 オフライン保管により、エアギャップを確保
Ws000038 

もともとテープでのバックアップ運用を行っていた会社にとっては従来通りの運用がそのままランサムウェア対策に繋がることになり、あらたにランサムウェア対策を導入する場合でも、その構成/安全性が明確なことから、経営層の理解を得られやすいというメリットもあります。そのため、テープでの運用を望まれるお客様もまだまだ多くいらっしゃいます。

 

USB 接続のテープ装置でバックアップサーバを構成!

先日、ストレージ デバイス ベンダである株式会社ユニテックス様にお話を伺う機会がありました。ユニテックス様は、世界初、そして唯一のUSB 接続のテープ装置を開発されている会社です。弊社製品でも ユニテックス様の USB 接続のテープ装置をサポートしています(※1)。

通常、テープ装置をサーバ ハードウェアに接続するには、サーバ側に SAS や FC などのボードが必要になります。専用ボードを使うことで転送が高速になるメリットはあるものの、ボードやケーブル代の数十万円が初期費用に加わってくることになります。USB 接続のテープ装置であればそういった高価なボードが必要ありません。

一方、速度は、2026 年 5 月現在 Arcserve Backup 19.0 で対応している LTO 9 または LTO 8 のドライブであれば、USB 3.1Gen1 接続で 非圧縮時 300 MB/s 程度が見込めるそうなので、バックアップ対象のデータ量が、所定の時間内でバックアップが終わる程度の量であれば、選択肢としてアリではないでしょうか。

 

USB 接続であることで、こんな活用方法も!

ボードが要らないということは、SAS や FC 接続ではできなかったような構成を組むことも可能となります。ユニテックス様に教えていただいた、USB 接続テープ装置を使用した面白い構成をいくつかご紹介します。

 

活用例1.Windows Server IoT ベースの NAS を使った Arcserve Backup サーバ
Windows Server IoT ベースの NAS に Arcserve Backup をインストールし、USB でテープ装置を接続することで、NAS ベースのバックアップ サーバが完成します。

図2 Windows Server IoT ベースのバックアップ サーバ
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テープを使う/使わないに限った話ではないのですが、Arcserve Backup は必要メモリがベース製品で 1 GB以上(2 GB 以上を推奨)と、少ないリソースのサーバで運用することが可能です。そのため USB 接続のテープ装置であればかったり増設ができないことも多い Windows Server IoT ベースの NAS であってもバックアップ サーバにすることが可能です。

さらに、USB 接続のテープ装置であれば、ボードを増設することなくテープ バックアップ用の Arcserve Backup サーバを構築できます。昨今はメモリや SSD が高騰していたり、それに伴いサーバの納期が長くなる傾向が高まっていることから、コストや時間の面でバックアップ サーバを構築するのも大変な状況にありますが、この構成であれば可能になるというケースもあるかもしれません。

 

活用例2.ノート PC を使用した移動可能なバックアップ サーバ
USB 接続が可能であるということは、接続先はサーバ ハードウェアに限らず、ノート PC やデスクトップの PC も選択肢に入ってきます。
特にノート PC とテープ装置の組み合わせは持ち運びができるため、災害時で拠点間のネットワークが使えないといった状況においても、各拠点に直接持ち込んで被災サーバやデータの復旧にあたることが可能になってきます。

ただ、Arcserve Backupは Windows Server 環境にインストールする必要があるため、この構成にするのであればノート PC にサーバ OS を導入する必要があることはご注意ください。サーバ OS のインストールもサポート対象になるものを選択する必要があったり、場合によってはサポートされないことを前提に割り切って使っていただくことになってしまうことは注意が必要です。

図3 ノート PC ベースのモバイル バックアップ サーバ
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ということで、今回はちょっと珍しい USB 接続のテープ装置についてでした。

なお、Arcserve Backup については、2025 年まで有償で提供していた実機研修コース「Arcserve Backup 徹底解説」前編/後編の内容を全編アーカイブ版としてのビデオを無償公開しています!テープの使いまわしの設定方法なども詳しくご紹介していますので、これから Arcserve Backup の使い方を習得したい方は、是非ご活用ください。

https://www.arcserve.com/ja/seminars-events 
※製品「Arcserve Backup」でフィルタをかけていただくと見つけやすいです。

では、また!


※1 Arcserve Backupで USB 接続テープ装置を使用する際の手順も YouTube にて公開いただいております!

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