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2026年6月19日 (金)

ランサムウェア対策として即活用可能?! USB接続テープ装置の検証結果を公開!

先月、ランサムウェア対策の一環として、USB 接続のテープ装置を紹介する記事を公開しました。Arcserveの提供するランサムウェア対策として、最新のイミュータブル ストレージ Arcserve Cyber Resilient Storage(CRS) シリーズはもちろん強力ですが、テープでの運用を変えたくない/踏襲したいという方には、選択肢の1つとして参考にしていただけたのではないでしょうか。

前回の記事はこちら:
ランサムウェア対策としてこういうのもあり?USB 接続テープ装置が面白い!
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2026/05/post-80e222.html

 

CRS についてはこちら:
Arcserve Cyber Resilient Storage シリーズ
https://www.arcserve.com/hubfs/243905555/jp-resources/crs-presentation.pdf?hsLang=ja

その後、USB 接続テープの開発元である株式会社ユニテックス様のご協力のもと、共同で実機の使い勝手やバックアップ速度の検証をさせていただきました。今回は、その検証結果をご紹介いたします!

 

検証環境について

今回の検証では、過去の検証と同様に、Arcserve UDP アプライアンスにテープ装置を接続し、アプライアンス上のデータを一度 HDD にバックアップ後、テープに2次複製します。

検証にはユニテックス様から USB 接続の LTO-9 外付け テープ装置「LT90H USB」を提供いただきました。今回は事前に弊社のオフィスに郵送していただいたのですが、コンパクトでこれくらいなら災害時に手で持ち運びもできそうなくらいだな、という印象でした。

画像1 ユニテックス社製 LTO-9 USB 外付けテープ装置
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こちらを Arcserve UDP アプライアンス背面の USB 3.0 ポートに接続します。最初、間違えて USB 2.0 の方のポートに接続してしまい、バックアップ速度が出なくて焦ったのですが、こちらはポートの口が青くなっている、USB 3.0 の方のポートに差す必要がありますので、ご注意ください。Windows 上で[設定] - [デバイス] 画面で見たときに、「USB 3.0 に接続されています」と表示されていることを確認します。

画像2 USB 3.0 で接続されていることを確認
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なお、テープ装置を初めて接続するときにはドライバのインストールが必要となります。でも、USB 接続のテープ装置であれば Windows OS がもともと持っている汎用的な LTO 用ドライバが使用できるので、ドライバを探す手間は無く楽ちんです。

画像3 ドライバの導入
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Arcserve Backup 側では、デバイス管理の画面にて [デバイスのスキャン] を行うだけです。これでデバイスが認識され、バックアップ先として選択が可能な状態となります。

画像4 デバイスのスキャン
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検証方法について

今回の検証では、下準備として Arcserve UDP を使用して、てきとうなバックアップを取得しておきました(※1)。こちらはもちろん問題なくサクッと完了しました。その後、アプライアンス上のArcserve Backup のマネージャを操作して、取得済みの Arcserve UDP のバックアップ データをソースにして、テープに2次的にバックアップを行いました。Arcserve Backup 側でジョブを作成して実行する「Lite Integration」と呼ばれる連携手法です。

なお、Arcserve Backup 側でのソース指定方法はいくつかありますが、今回は下記ページ内の「方法 1:最新の UDP バックアップ セッションをテープにバックアップ」を使用しています。

Arcserve UDP のバックアップ データをテープにバックアップする方法について
https://support.arcserve.com/s/article/2019053001?language=ja

画像5 Arcserve Backup 側でのジョブ作成 - ソース指定
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なお、Lite Integration に関しては Arcserve Backup 19.0 のパッチ P00003191 など複数のパッチが公開されています。これらも導入しておく必要があることはご注意ください。Arcserve UDP 側のパッチではなく、Arcserve Backup 側のパッチとして公開されているのでお気をつけください。

Arcserve Backup 19.0 for Windows ダウンロード情報一覧
https://support.arcserve.com/s/article/Arcserve-Backup-19-0-Patches?language=ja

 

気になる検証結果は?

今回、バックアップ ソースは Arcserve UDP による1次バックアップ データ約 111 GBで、それをテープにバックアップするのにかかった時間は 9 分 35 秒でした。スループットは 11.63 GB/分です。MB/秒に換算すると 198 MB/秒くらいですね。

画像6 バックアップ結果 ログ
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実際、どれだけの量のバックアップなら運用が成り立つか?

さて、実際、約 200 MB/秒でバックアップする場合、どのくらいのデータ量まで運用が成り立つのか。ちょっと考えてみましょう。

例えば週末金曜日の 22:00 から月曜日の朝 8:00 までに週1回のフル バックアップを完了する場合、58 時間が処理のために使えることになります。200 MB/秒で書き込むことを考えると、処理できるデータ量は約 41.76 TB となります。そのくらいのデータ量なら USB テープ装置でいけるってことですね。

ちなみに、週末だけとは言わず1週間かけてコピーできればいいや、ということであると 121 TBくらいはいけちゃいます。これなら弊社製品をご利用されているほとんどのユーザ様の環境では1ドライブのテープ装置でも問題ないということですね。もちろん、2ドライブ以上のテープ装置を使えばもっと大量のデータを処理できます。

 

ということで、今回は USB テープ装置を使った検証結果の共有でした。なにより、サーバに接続用のボードが要らないという USB ならではの利点を考えると、USB 接続のテープ装置、これは「アリ」なのではないでしょうか。

なお、Arcserve Backup については、2025 年まで有償で提供していた実機研修コース「Arcserve Backup 徹底解説」前編/後編の内容を全編アーカイブ版としてのビデオを無償公開しています。前回のブログ公開時点では未公開だった後編コースの方も公開されていますので、前編コースをご視聴済みの方は、是非、後編コースの方もご視聴ください。

ご視聴はこちら:

https://www.arcserve.com/ja/seminars-events 
※製品「Arcserve Backup」でフィルタをかけていただくと見つけやすいです。

それでは、また!


※1 アプライアンスのローカル ディスク上のデータ(アプライアンス自体を構成している C ドライブのシステム ファイルなど)をソースにして、アプライアンス自身の内蔵ディスク上の重複排除無効のデータストアに対して、ローカルでバックアップしました。なお、今回は検証のために内蔵 HDD にバックアップしていますが、本来、アプライアンスのバックアップについては外付け HDD 等に行ってください。

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