Arcserve UDP でクラウドストレージにバックアップする際のライセンス
最近のハードウェア不足と納期の長期化の影響もあり、昨今では、クラウド環境を利用するケースがますます増えています。通常業務の環境がクラウド上で動作するパターンもありますし、一部機能だけクラウドを利用する場合もあるでしょう。どんなケースであっても、バックアップは必要ですよね。以前からクラウド環境で Arcserve UDP をご利用いただけたのですが、Arcserve UDP 10.2 以降でクラウド活用パターンが増えたため、混乱する方が出てきました。そこで今回は、従来のパターンと、Arcserve UDP 10.2 以降の違いについて解説していきたいと思います。
まずおさらいです。Arcserve UDP は以前から、クラウド環境でご利用いただくことが可能でした。これはそのまま変わりません。今回は、AWS(Amazon Web Services)を例に解説しますが、他のクラウド環境(Microsoft Azure と Google Cloud)をご利用になる場合も考え方は同じですので、置き換えてお読みください。
以前からご利用いただけるクラウドでの利用方法については以下の通りです。この場合、Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ(以下 RPSと略記)のバックアップデータの保存先(データストアの作成先)は、Amazon EC2(以下 EC2 と略記)からマウントできるディスク(EBSなど)でした。
Arcserve UDP 10.2 以降では、RPS のバックアップデータの保存先(データストアの作成先)に Amazon S3(以下 S3 と略記)を利用できるようになりました。ここではそれを「クラウド データストア」と呼びます。
一般的に EC2 のディスクよりも、S3 の方が価格的なメリットがある場合が多いので、S3 にデータストアを作成する構成を望まれていたお客様も多くいらっしゃいました。ただし、1点注意があり、データの保存先を S3 にする場合は、Arcserve UDP のライセンスは、Premium Edition 以上が必要です。
ちなみに、以下の構成でも Premium Edition 以上が必要となりますのでご注意ください。
クラウド データストアを作成する場合の設定は、マニュアルの以下のページを参照してください。
Arcserve UDP 10.x ソリューション ガイド - AWS/Azure/Google Cloud データ ストアの追加
以下のブログ記事で RPS のサイジングについても解説しているので、合わせてご確認ください。
今回は、AWS を前提に説明してまいりましたが、Microsoft Azure や Google Cloud にも対応しています。
※今後変更がある可能性もありますので、最新の情報は動作要件をご確認ください。
また、クラウド仮想マシンの利用に関しては、動作要件内の以下の記述をご覧の上ご利用ください。
本日解説していない、ファイルコピー、復旧ポイントのコピーは、従来通り Advanced Edition でご利用いただけますが、どういう構成にするか決めかねている方は、Premium Edition にしておくと、後からライセンス変更の必要もないので、おすすめです。
参考:
ファイルコピー、復旧ポイントのコピーでクラウドを利用する場合は以下のブログ記事を参考にしてください。
Arcserve UDP コンソールで復旧ポイントのコピーを使う
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2019/11/post-6be880.html
Arcserve UDP 復旧ポイントのコピーを実測!Wasabi オブジェクトロックを使ったランサムウェア & 災害対策!
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/08/post-9188ae.html
Arcserve UDP Agent(Windows)での バックアップ データ二重化
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2022/05/post-0cac10.html
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