カテゴリー「Arcserve UDP Appliance」の43件の記事

2024年8月23日 (金)

Arcserve UDP 9000 v2 アプライアンスで HW 管理機能が新しくなりました!

先日発売された Arcserve UDP Appliance の最新シリーズ、9000 v2 シリーズでは、従来のシリーズと比べてマザーボード等のハードウェアの世代が新しくなっています。これに伴い、ハードウェアの管理機能である BMC の Web ユーザ インターフェースが見やすく分かりやすいものに刷新されました。

今日はこの新しくなったユーザ インターフェースをご紹介いたします。

 

## BMC とは?

BMC は Baseboard Management Controller の略で、OS とは独立してハードウェアを管理するコントローラです。

Arcserve UDP Appliance 背面にある IPMI(Intelligent Platform Management Interface)ポートに接続することで使用することができ、リモート PC から Web ブラウザを使って操作できます。

例えば、Arcserve UDP Appliance のハードウェア部品の状態を監視したり(※1)、リモートから Arcserve UDP Appliance の電源をオン/オフしたりすることができます。

00_bmc

 

続きを読む "Arcserve UDP 9000 v2 アプライアンスで HW 管理機能が新しくなりました!" »

2024年8月16日 (金)

Arcserve UDP 復旧ポイントのコピーを実測!Wasabi オブジェクトロックを使ったランサムウェア & 災害対策!

ネット記事やニュースで、ランサムウェア被害の情報を見かけるようになって久しいのですが、その対策の一つとしてエア ギャップを持たせたバックアップ データの保管が重要であることは皆さんご存知かと思います。

今回はその対策の一つである、バックアップ データのクラウド ストレージへの2次保管をテーマに、対応サービスの一つである Wasabi Hot Cloud Storage(この記事では以降 Wasabi と呼びます)を利用し、どのような活用方法が最適なのか、実機による計測結果から解説してみたいと思います。

さて、なぜ Wasabi なのか ? 実は Wasabi にはオブジェクトロックという機能があり、イミュータブルストレージのように利用できるのです。Arcserve UDP では、このオブジェクトロックへの2次保管に標準で対応しているので、ライセンス追加が不要で、削除や改ざんからバックアップ データを守ることができます。機能概要や利用手順については、過去のブログ記事でご紹介しているので、そちらを参照してみてください。

<過去の記事>

Arcserve UDP で Wasabi オブジェクト ロックにバックアップ データをコピー【スケジュール編】

 

続きを読む "Arcserve UDP 復旧ポイントのコピーを実測!Wasabi オブジェクトロックを使ったランサムウェア & 災害対策!" »

2024年6月21日 (金)

Arcserve UDP Applianceの「9000」と「9000 v2」の製品型番(SKU)と価格の対照表です。

Arcserve UDP Appliance(アプライアンス)の新シリーズ「9000 v2」の受注が2024年7月1日から開始します。

今回の9000 v2ではマザーボードの世代が新しくなり CPU 、メモリ、 RAID コントローラーなども最新のものに刷新され、ハードウェアの性能が向上しています。
新シリーズの詳細はArcserveブログ投稿「Arcserve UDP Appliance 9000 v2 シリーズ発売!何が新しくなった?」をご覧ください。

ちなみに、価格面では基本的に値上げとなりますが最上位機種の「80TB」が値下げとなっています。「80TB価格が下がっていますが間違いですか?」といった質問が想定されますが間違いではないではありません。

Compv2

ちなみに、製品型番(SKU)は従来の9000シリーズと比較し、今回の9000 v2シリーズでは本体製品のみが変更となっています。
他のオプションはSKU、価格とも変更はありません(製品名に9000シリーズが入っている場合は「v2」が追加されます)。

>> Arcserve UDP Appliance 9000 v2価格表

++++

以上、Koichiがお伝えしました。

【オススメ】本ブログの更新を X(旧Twitter)でお知らせしています!フォローお願いします!!

 

2024年6月14日 (金)

Arcserve UDP Appliance 9000 v2 シリーズ発売!何が新しくなった?

Arcserve UDP Appliance(アプライアンス)の新シリーズ、9000 v2 シリーズ(※1)の発売が発表されました。現在、2024年7月1日の受注開始に向けて、技術情報を整備中です。本記事では 9000 v2 シリーズの新情報をまとめて公開いたします!

参考:Arcserve Japan、バックアップ アプライアンスの新モデル「Arcserve UDP 9000 v2シリーズ」を発表

 

## そもそも Arcserve UDP Appliance とは?

Arcserve UDP Appliance は、Arcserve 社の主力バックアップ製品である Arcserve UDP がプリインストールされた、バックアップ専用サーバです。仮想マシン/物理サーバ/クライアント PC などの統合バックアップ、遠隔地やクラウドにバックアップ データを複製するなどの機能を使った災害対策/ランサムウェア対策など、企業/組織のバックアップに必要な機能を all in one で提供します。

特にアプライアンスならではの特長として、「インストール不要の簡単セットアップ」、「バックアップ用に最適化されたハードウェア」、「Arcserve UDP のライセンスを使い放題」という点があり、中規模/大規模システムのバックアップに広く使われています。

01_features_9000v2

この Arcserve UDP Appliance の最新版が、この度リリースされた 9000 v2 シリーズになります。

 

続きを読む "Arcserve UDP Appliance 9000 v2 シリーズ発売!何が新しくなった?" »

2024年6月 7日 (金)

「満員御礼! Nutanix x 日立システムズ x Arcserve 仮想化基盤移行 コラボセミナー開催報告」

好評につき、本記事でご紹介しているコラボ セミナーの Arcserve セッションを拡張したセミナーを定期開催しています。仮想環境の移行/並行稼働でお悩みの方はぜひご参加ください。

仮想基盤移行を全方位で考える ~失敗しない計画立案から移行後のバックアップまで~

もう一か月ほど前になりますが、515日にNutanix様と日立システムズ様と共にコラボセミナーを実施させていただきました。今回は、その際にArcserveセッションでお話しした内容について説明したいと思います。

今回のコラボセミナー開催の立案は、某仮想化基盤ベンダさんのライセンスポリシー変更に伴う、仮想化基盤移行の相談が増えてきたことに端を発します。これまでも同一仮想化基盤のバージョンアップに伴う移行のご相談や案件は多かったのですが、今回は異なる仮想ベンダ間での仮想化基盤移行のご相談が増えてきたことから開催いたしました。弊社のようなバックアップベンダですら、この状況なのですから、直接かかわるNutanix様や、構築する日立システムズ様の忙しさは推して知るべし、といったところです。それでもセミナー登壇依頼を快く引き受けてくださったことに感謝いたします。

続きを読む "「満員御礼! Nutanix x 日立システムズ x Arcserve 仮想化基盤移行 コラボセミナー開催報告」" »

2023年6月23日 (金)

Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズにプリインストールされる OS と Arcserve UDP のバージョンが変わります。

2023年6月27日(火)以降に出荷される Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズでは、OS などが新しくなります。これまでからの変更点をまとめました。(なお、今回の変更では型番や価格は変わりません。)

 

■ Arcserve UDP バージョンの変更

Arcserve UDP 9.0(※1) がプリ インストールされるようになります。

 

■ Windows OS の変更

Windows Server 2022 がプリインストールされます。また、デフォルト ブラウザも Internet Explorer から Microsoft Edge に変更されます。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされる Arcserve UDP や Windows OS のバージョンは出荷時期によって異なり、以下のページで確認できます。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Arcserve UDP のバージョン

 

■ Linux Backup Server の OS 変更

Arcserve UDP Appliance には Arcserve UDP Agent for Linux がインストールされた Linux 仮想マシンが組み込まれており、Linux Backup Server(LBS)として利用できます。

これまで LBS の OS は CentOS 7.4 でしたが、今回から AlmaLinux 9.0 になります。

Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Linux バックアップ サーバの OS について

 

続きを読む "Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズにプリインストールされる OS と Arcserve UDP のバージョンが変わります。" »

2022年12月 2日 (金)

ランサムウェア対策って具体的に何をすればいいの? 「Arcserve OneXafe(ワンセーフ) + Arcserve UDPなら出来ること」を解説。

本日は、おかげさまでお問い合わせが急増しているImmutable(不変の)ストレージ製品のArcserve OneXafeArcserve UDPを組み合わせて何ができるかについて解説します。ご相談を頂くたびに説明する内容なので、多くの方が興味を持たれている部分ではないかと思います。

「ランサムウェア対策」を検討する上で重要な項目には
・ 防御(不正侵入防御/検知)
・ 復旧(侵入前状態/未感染状態への復帰)
の2種類があります。

ここ最近のランサムウェア攻撃は、セキュリティ脆弱性を突いて企業ネットワークに侵入し、フェイク画面などを仕掛けてパスワードを盗み出します。盗んだパスワードでユーザに成りすました後は、復旧を阻害する為にバックアップデータの削除/破壊を行った上で業務データの暗号化を行い、その解除を行うための身代金を要求するケースが増えています。

このような傾向が続く中で、多くの方が「ランサムウェア対策」としては、まず「防御」を検討されています。もちろん防御は非常に重要な対策ではあるのですが、必ず「復旧」対策も同時に検討しておかないとシステム復旧ができなくなってしまいます。

また防御と復旧の両方を1製品で検討している方も多いのですが、Arcserve OneXafeと比較しても、そのような製品は非常に高価で、防御の効果も未知数な点もあります。一方で、Arcserve OneXafeはランサムウェア防御向けの機能はなく、あくまで復旧に利用する為の製品です。防御対策には不正侵入検知や、不正アクセス監視などの機能を持つセキュリティ製品の導入を別途ご検討ください。

では、話を元に戻し、Arcserve OneXafeArcserve UDPの、どの機能を、どのように使用すれば攻撃を受けた環境を迅速に「復旧」できるのか順を追って解説していきます。

身代金要求の画面が表示され、業務データの破壊が確認された直後は、侵入経路も影響範囲も不明なのでネットワークを遮断し、安全なバックアップデータを見つけ出しシステムの重要度の順にサーバを復旧していく必要があるでしょう。

続きを読む "ランサムウェア対策って具体的に何をすればいいの? 「Arcserve OneXafe(ワンセーフ) + Arcserve UDPなら出来ること」を解説。" »

2022年7月29日 (金)

Arcserve UDP コンソール・復旧ポイント サーバの利用のすすめ

今年の夏は暑いですね、コロナウイルスの感染が拡大し、節電への協力もしなければならない中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、Arcserve UDP エージェントのみで利用しているお客様向けに、追加ライセンス不要で利用できるArcserve UDP コンソールと Arcserve UDP 復旧ポイント サーバ(Recovery Point Server:RPS)を使った運用について紹介したいと思います。


既にArcserve UDP コンソールと復旧ポイント サーバをご利用頂いているお客様も、復習がてらご一読いただけると幸いです。

バックアップ対象が少ないという理由で、Arcserve UDP コンソールや復旧ポイント サーバを使わずにArcserve UDP エージェントだけでNASやローカルディスクへバックアップされている方もいらっしゃると思います。
この構成はバックアップ対象のハードウェア障害やデータ消失等の対策としては有効ですが、UDPの災害・ランサムウェア対策の機能は利用できません。


Arcserve UDPのコンソール・復旧ポイントサーバを利用すれば、少ない投資で災害・ランサムウェア対策もできるので、改めて利用についてご検討ください。

 

Arcserve UDP コンソール:

先ずは、Arcserve UDP コンソールの紹介です。Arcserve UDP コンソールを利用すると、複数のArcserve UDP エージェントのバックアップ ジョブやスケジュール設定をまとめて管理することができます。
Arcserve UDP エージェントとの共存もできるので、既存環境のバックアップ対象の1台へArcserve UDP コンソールを追加でインストールすることで、Arcserve UDP コンソールを使った運用方法へ変更できます。
20220721_17h06_56

Arcserve UDPでWindowsとLinuxそれぞれのエージェント環境でバックアップの管理をしていた場合、Arcserve UDP コンソールの利用で両方の環境を統合管理できます。
また、バックアップ対象に仮想環境が追加された場合も、Arcserve UDP対応のハイパーバイザーであれば、エージェントレス バックアップも利用でき、何よりArcserve UDP コンソールの利用で「プラン」を使ったバックアップ運用ができるようになります。

 

プラン:

プランは、バックアップ取得方法をベースにUDPの様々なタスク(機能)を組み合わせた、ジョブのひな形のようなものです。このプランにバックアップ対象を追加することで、各バックアップ対象へ設定を配布してくれるので、複数のバックアップ対象へバックアップ用のプランだけでなく様々なタスクを組み合わせたプランを一括設定することができます。
20220721_18h25_42

 

Arcserve UDP 復旧ポイント サーバ(RPS):

Arcserve UDP コンソールを利用することで、Arcserve UDPの機能を最大限活用することを可能にする、復旧ポイント サーバを利用できます。復旧ポイント サーバを利用し重複排除機能を有効にすると、バックアップ データのストレージ使用量を削減できる他、エージェントやバックアップ プロキシ側で重複排除が行われるため、LAN上に流れるバックアップデータ量を抑えることも可能です。
重複排除を有効にした復旧ポイント サーバについて詳しく知りたい方は、是非こちらの Web版 無償ハンズオンセミナー をご覧ください。

続きを読む "Arcserve UDP コンソール・復旧ポイント サーバの利用のすすめ" »

2022年5月20日 (金)

Arcserve UDP Appliance の出荷時にプリインストールされている Arcserve UDP とOSのバージョンは一覧になっています。

Arcserve UDP Applianceの出荷時に導入されているArcserve UDPのバージョン及びWindows OSのバージョンは一覧で掲載しております。

>>Arcserve UDP Appliance にプリインストールされている Arcserve UDP のバージョン

ちなみに、2019年6月までに購入されたApplianceのUDPのバージョンは6.5かそれ以前となりますが、UDP6.5については先月(2022年4月)でサポート終了バージョンとなりました。

>>Arcserve UDP の各バージョンのサポート終了日はこちら

従いまして、UDP 6.5 を利用中の場合はバージョンのアップグレードをご検討ください。

メンテナンスが有効な場合は無償アップグレードでUDPの最新版ライセンスの入手が可能ですので、下記の無償アップグレード申請ページからお申し込みください。

>>無償アップグレード申請ページ

続きを読む "Arcserve UDP Appliance の出荷時にプリインストールされている Arcserve UDP とOSのバージョンは一覧になっています。" »

2022年3月25日 (金)

ランサムウェア対策に Arcserve UDP のデータをテープに保管

世界で猛威を振るっているランサムウェアですが、日本でも被害が増え続けています。ランサムウェアの被害からデータを守るには、セキュリティの強化やインターネットを利用するエンドユーザ様の教育など、様々な対策があります。バックアップに関しては、取得したバックアップ データを安全なところに置いておくのが一番の対策になります。

Arcserve UDP はハードディスクにバックアップ データを書き込みますが、2次バックアップとしてテープに保管できます。テープ保管というのは、下記の特徴を持ち、ランサムウェアからデータを保護する最後の砦となります。

  • テープへのアクセスはバックアップソフト経由となるため、PC やサーバから直接テープ内のデータを参照できません
  • ランサムウェアは既存のデータを暗号化しますが、テープはハードディスクと異なり、一度書き込んだデータを後から暗号化できません
  • テープ装置からメディアを取り出してしまえば、完全なるオフライン媒体となります (※1)

D2d2t

(図1) Arcserve UDP のテープ保管

Arcserve UDP はテープ装置の制御機能を持っていないため、テープ保管を利用するには、Arcserve シリーズのもう1つのバックアップソフトである Arcserve Backup を併用します。(テープ連携のために利用する Arcserve Backup のライセンスは Arcserve UDP に含まれています。※2) 

テープへの保管方法は2種類あり、Arcserve UDP のコンソール画面から設定する方法と、テープ保管のみ Arcserve Backup の画面で設定する方法があります。後者の方法を Lite Integration (ライト インテグレーション) と呼んでいます。

続きを読む "ランサムウェア対策に Arcserve UDP のデータをテープに保管" »

より以前の記事一覧