カテゴリー「製品/サービスについて」の79件の記事

2024年5月10日 (金)

Arcserve UDP ならハイパーバイザの移行もお任せ

4月に新年度を迎えた多くの企業様では、人事異動に関わる引継ぎも落ち着いた頃ではないでしょうか。システムにも人事異動に相当する "システム移行" というものがありますが、今回のブログ記事では仮想環境の移行について、Arcserve UDP が提供できるソリューションをお話します。

さて、システム移行の背景にあるのは、利用している OS や、ソフトウェアのサポート期限に伴うものが一番多くなります。他にも、新しい OS バージョンへの対応が必要なケースや、新バージョンの機能、他ベンダの同種ソフトウェアに搭載されている機能に魅力を感じるなど、様々な理由で行われます。

仮想環境の移行では、仮想マシン内 (導入 OS やアプリケーションの変更など) で行われるケースと、基盤側 (ハイパーバイザのバージョンや種類変更) を移行するケースの2種類がありますが、このブログ記事では基盤側に焦点を当てます。

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2023年4月14日 (金)

Arcserve UDP 9.0 新機能紹介(6):Oracle RMAN 対応

解禁となったお花見も終わり、半月程でゴールデンウイークが差し迫っております。みなさん春を満喫できてますでしょうか。今年は宴会に参加することはありませんでしたが、少し遠出しこぼれ桜の中サイクリングをしたりして、春を感じられました。

さて、Arcserve UDP 9.0 の新機能紹介も後半になってきましたが、今回のテーマは、Oracle RMAN 対応について解説いたします。
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[連載目次]
1)手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行
2)カスタム/手動 復旧ポイントの削除
3)[未完了]ジョブ ステータスの追加
4)電子メール通知の OAuth 2.0(M365/Google)対応
5)Microsoft SQL Server リストアの拡張
6)Oracle RMAN 対応(←本日はここ!)
7)vTPM の復旧サポート
8)その他の新機能/新プラットフォーム対応 / Assured Recovery が Advanced Edition で利用可能に
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これまでの Arcserve UDP で Oracle DB を保護する方法としては、Windows で VSS Writer を使う方法や、スクリプトと連携させてホット バックアップを行う方法等がありました。ただし、これらの方法は、OS を含めサーバ全体のバックアップが行われるため、バックアップによるオーバーヘッドを心配して、業務時間中にデータベースのバックアップを行えないという方も多くいらっしゃったように思います。

さて、今回の Oracle RMAN 対応についてですが、Arcserve UDP が RMAN と連携し、Windows または Linux 上で動作する、Oracle DB だけ保護できます。
対象サーバのバックアップ負荷も軽減し、データ ファイルとアーカイブ ログのバックアップを組み合わせることで、バックアップ頻度を増やした運用も可能です。

※ Arcserve UDP のバックアップ対象となる Oracle DB バージョン、対応 OS については、動作要件をご確認ください

 

Arcserve UDP Oracle RMAN連携機能 利用時の構成

バックアップの構成についてですが、バックアップ対象の他に Arcserve UDP コンソールと復旧ポイント サーバが必要です。Oracle DB の保護だけであれば、バックアップ対象に Arcserve UDP Agent をインストールすることなくバックアップできます。OS の保護も必要であれば、ライセンスを追加購入することなく Arcserve UDP Agent をインストールしてバックアップも可能です。

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Arcserve UDP Oracle RMAN連携機能のメリット

  • アシュアードリカバリ
    一押しなのが、Arcserve UDP ならではのアシュアード リカバリ タスクを追加できる点です。
    アシュアード リカバリをご存知ない方に、簡単に説明すると、Arcserve UDP が取得したバックアップ データが正常であることをチェックして、バックアップ管理者に通知してくれる機能です。
    自動でテストを行うので、管理者の作業負担もありません。取得したバックアップ データからデータベースの整合性を確認できるので、安定したバックアップ運用が行えるスグレモノです。
    Oracle RMAN に限らず、様々なバックアップ・レプリケーション タスクでアシュアード リカバリを利用できます。ぜひご活用ください。

 

<関連記事>
Arcserve UDP : リストア可能か自動で確認 ~ アシュアード リカバリ(Assured Recovery)をやってみる

 

  • ログの切り捨て
    バックアップ取得後にアーカイブログの切り捨てを有効にできます。VSS Writer を使ったバックアップでは、アーカイブログの切り捨てには対応しておりませんでしたが、Oracle RMAN と連携することで、バックアップ取得後にログを自動で切り捨て可能です。アーカイブ ログの肥大化により、DB 側のストレージ使用量が気になっていた、バックアップに時間が掛かるといった場合は、この機能の利用もご検討ください。
    また、Oracle DB が Enterprise Edition 環境であれば、チェンジ ブロック トラッキング機能と連携して高速に増分ブロックを検出し、バックアップが行えます。

  • データベースとアーカイブログの復旧ポイント
    Arcserve UDP の Oracle RMAN でのバックアップ取得方法として、データベース全体とアーカイブ ログのバックアップを組み合わせることができます。これにより夜間にデータベース全体、日中はアーカイブ ログのバックアップを行うといった、細かいバックアップ運用ができます。何れのバックアップでも復旧ポイントが作成され、バックアップの取り方に関わらず、復旧ポイント時点の状態へリストアができます。

    データベース全体の復旧ポイントは、復旧ポイント間の時刻・SCN・ログ シーケンス番号を指定した任意の時点のリストアや、選択したPDB・表領域を指定したリストアを Oracle DB 側の操作を最小限にして、Arcserve UDP コンソールから GUI で簡単に作業ができます。

なお、Oracle RMAN 連携バックアップでは、前述のように復旧ポイント サーバの利用が必須です。復旧ポイント サーバを活用する事で、バックアップ データを重複排除保存できますし、災害対策・ランサムウエア対策として、レプリケート機能を使いバックアップ データを遠隔地や Arcserve UDP Cloud Hybrid へ2次保管することも可能です。

 

詳しい使い方はこちら(2024年7月11日追記)

本記事でご紹介している Arcserve UDP の Oracle RMAN 連携を試してみたい!という方向けに、設定手順書をご用意いたしました。トライアルのお供にご活用ください。

Arcserve UDP 9.x Oracle RMAN バックアップ・リストアガイド

 

Arcserve UDP Oracle RMAN連携機能利用時のライセンス

最後にライセンスの考え方について。Arcserve UDP で Oracle RMAN と連携してバックアップを行うには、Arcserve UDP Premium Edition 以上が必要です。Arcserve UDP 9.0 Premium Edition ではサーバ単位ライセンスは存在せず、ソケット単位ライセンスが基本になります。従ってバックアップ対象の Oracle DB がインストールされたサーバの、物理 CPU 数分ライセンスが必要になりますのでご注意ください。

※ 例えば、2 CPU 構成のサーバであれば、コア数に関係なく2つのソケット単位ライセンスが必要です。

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※ Arcserve UDP のライセンスについて、詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください。

 


Arcserve UDP 9.0 を今すぐ試したい方は、無償トライアルを是非ご活用ください!

2023年1月27日 (金)

Arcserve UDP 9.0 新機能紹介(1):手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行

皆様、こんにちは!
Arcserve UDP 9.0 が、いよいよ登場しました!2023年1月23日から受注を開始し、2023年2月1日から出荷開始となります。これから8回(予定)にわたって、Arcserve UDP 9.0 の新機能を紹介してまいります。第1回目の今回は、手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行できるようになったことについて解説します。
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[連載目次]
1)手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行 (←本日はここ!)
2)カスタム/手動 復旧ポイントの削除
3)[未完了] ジョブ ステータスの追加
4)電子メール通知の OAuth 2.0(M365/G Suite)対応
5)Microsoft SQL Server リストアの拡張
6)Oracle RMAN 対応
7)vTPM の復旧サポート
8)その他の新機能/新プラットフォーム対応 / Assured Recovery が Advanced Edition で利用可能に
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2022年10月21日 (金)

Arcserve Replication / High Availability 18.0 SP3a が公開されました。

ご報告が少し遅れましたが、2022年9月に Arcserve Replication / High Availability(以下 Arcserve RHA)18.0 の最新サービス パック「18.0 SP3a」が公開されました。

名前が紛らわしいのですが、これまでも公開されていた 18.0 SP3 とは違い 18.0 SP3a というサービス パックになります(SP3 の後ろに「a」が付きます)。

 

Windows Server 2022 に対応!!

Arcserve RHA 18.0 SP3a で何が新しくなったかというと、まず挙げられるのが Windows Server 2022 および Windows Server IoT 2022 for Storage への対応です。

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一番ご利用される方が多いファイル サーバシナリオだけではなく、Microsoft SQL Server シナリオ、Oracle Database シナリオ、Hyper-V シナリオ、IIS シナリオ、フルシステム シナリオなども Windows Server 2022 に対応し、最新の環境をレプリケーションで守れるようになります。

Arcserve RHA 18.0 SP3a が対応しているアプリケーションと OS の組み合わせの詳細は、以下の動作要件をご覧ください。

Arcserve Replication/High Availability 18.0 動作要件

 

また、細かい点として Microsoft Edge にも正式対応しました。これまで対応していた Web ブラウザは Ineternet Explorer、Chrome、Firefox の3つでしたが、Windows OS のデフォルト ブラウザとして使われることが多い Edge が使えるようになって、少し便利になりました。

 

Azure へのシステム移行も便利に!

また、システム全体をレプリケートする事が出来るフルシステム シナリオでは、UEFI boot の Windows マシンを Azure VM としてレプリケートする事が出来るようになりました(旧バージョンでは BIOS boot のマシンにのみ対応)。

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Windows Server 2012 / 2012 R2 の延長サポート終了まで後1年という事で、これらの OS 上に構築されたシステムを Azure 上に移行して延命したいという案件が増えています。(Azure に移行すると2026年10月まで追加のセキュリティ更新プログラムが受けられるのです。)

フルシステム シナリオはリアルタイムにシステム全体をレプリケートできるので、短いダウンタイムでシステムを Azure に移行できます。Arcserve RHA 18.0 SP3a ではさらに Azure での UEFI boot に対応し、より簡単にシステムを移行できるようになります。

<関連記事>

Windows Server 2012 サポート終了! Azure移行のススメ

 

なお、Azure と直接関係はありませんが、Linux 環境でシナリオのグループ管理もできるようになりました。グループ管理は複数のシナリオをまとめて実行したりスイッチオーバーしたりするための機能で、レプリケーション対象の Linux サーバがたくさんあるときに便利です。

<関連記事>

Arcserve Replication/HA 18.0 で複数のシナリオをまとめて操作できるようになりました。

 

Arcserve RHA 18.0 SP3a の新機能をまとめると以下になります。

01_180sp3a

Arcserve Replication / High Availability 18.0 新機能紹介資料 P.11 より

 

ダウンロードはサポート ポータルから

Arcserve RHA 18.0 SP3a を使いたいという方はおなじみの Arcserve サポート ポータルでインストーラーをダウンロードできます。無料のアカウントでログインが必要です。

Arcserve RHA 18.0 SP3a ダウンロード リンク

Arcserve 製品のダウンロード方法について

 

冒頭で申し上げた通り、18.0 SP3 とは名前が似ているものの全く別なモジュールです。インストールしたら以下の方法でビルド番号を確認できます。18.3.0.7086 になっていれば 18.0 SP3a です。

Arcserve Replication/High Availability のバージョン確認方法

 

リリース ノートも公開されています。新機能だけではなく修正された不具合も確認できます。

Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3a リリース ノート

 

以上、ホテが Arcserve RHA の最新サービス パック 18.0 SP3a をご紹介しました。

これから Arcserve RHA を導入する方は是非ご利用ください。

2022年3月18日 (金)

RHAはシステム全体をリアルタイムに複製できるためデータ移行のダウンタイムを最小化することができます。

サーバリプレース/システム移行時の「課題」とArcserveを使った「解決策」をまとめた資料『Arcserveによるシステム移行ソリューション』には、P2P、P2V、V2V、P2C、V2Vの各パターンについてどのArcserve製品を使うとよいかという表が掲載されています。

[資料] Arcserveによるシステム移行ソリューションのP.3「Arcserveによるシステム移行」参照 

P2vp2crha

ここで注目すべきは、仮想環境やクラウドへの移行でArcserve Replication/HA(略称:RHA)のフルシステムシナリオの活用が載っているという点です。

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2021年9月 3日 (金)

Arcserve UDPの各バージョンに含まれているArcserve BackupとReplication/HAの各バージョンをまとめました。

Arcserve UDP には Arcserve Backup や Arcserve Replication/High Availability が含まれています。


Edition 毎に利用できる Arcserve Backup/High Availabillity 機能が変わってきます。
例えば Arcserve UDP 8.0では Advanced、Premium、Premium Plus の各 Edition で利用できる機能はこちらになります。

>> ライセンスガイド P.4 「Editionの種類 と 含まれる機能」

今回は Arcserve UDP の各バージョンに含まれている Arcserve Backup と Arcserve Replication/High Availability のバージョンをまとめました。

Arcserve UDP 8.x 7.0 6.5 6.0 5.0
Arcserve Backup 18.0(※1 18.0 17.5 17.0 16.5
Arcserve RHA(*) 18.0 18.0 16.5 16.5 16.5

* Arcserve Replication/High Availabilityの略称

 

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以上、Koichiがお伝えしました。


 ※1 2022年11月28日現在で最新の Arcserve Backup のバージョンは 19.0 です。19.0 のライセンス キーを入手する方法は以下の記事をご覧ください。

Arcserve UDP 8.x に含まれるArcserve Backupのバージョンは「18.0」ですが無償アップグレード申請で Arcserve Backup 19.0 を入手できます。

2021年8月13日 (金)

本番サーバ障害時に切り替え運用ですぐに業務を継続できますか?ユーザの更新データをリアルタイムに複製していますか?

あるユーザにとって、ファイルサーバのファイルを使って日々業務を行っているユーザにとっては、ファイルサーバが正常に動いていることは空気を吸うように当たり前の状態です。
ファイルサーバが動いているということ自体も意識せずパソコンに向かって作業をしています。

一方、あるIT担当者は、この平和な日常がしっかりした対策の賜物であることを知っています。
ファイルサーバに障害が起こっても大丈夫なよう、次のように自問自答し対策がしっかりとられていることを確認しています。

(a) 本番サーバ障害時に切り替え運用ですぐに業務を継続できるようになっているか?
(b) ユーザの更新データをリアルタイムに複製できているか?

ユーザの業務を止めないためには、本番サーバが障害で使えなくなった際にすぐに代替機に切り替えて運用できなければなりません。

また、この時、切り替えた先の複製先サーバのファイルが最新のものであることが重要です。
例えば、一日前のファイルにしか戻せないとしたら場合によっては作り直しができないおそれもあります。

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自分はこの担当者のように対策がとれていない!!という場合もご安心ください。

Arcserveシリーズでは、この「リアルタイム複製」や「複製サーバへの簡単切り替え」ができる製品として
Arcserve Replication & High Availability (通称RHA) を用意してます。

RHAの詳細は こちらの『Arcserve Replication & High Availability ご紹介』を是非ご覧ください。

 

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以上、Koichiがお伝えしました。

 

2020年9月25日 (金)

Arcserve で実現する3つの高可用性ソリューションの比較と使い分け

もうすぐ9月も終わろうとしています。今年の猛暑も堪えるものがありましたが、ようやく秋の気配が漂ってきています。

新型コロナウイルスの終息まではまだ時間がかかると思いますが、この難局を一緒に乗り越えていきましょう!

 

さて今回は、高可用性を実現し、BCP対策や仮想環境/クラウド移行としてもご利用できる3つのソリューションのご紹介になります。

実は、Arcserve製品はバックアップだけではないんです!

 

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< 目次 >

1. バックアップを取るだけで満足していませんか?復旧時間も重要です!

2. 高可用性を実現できるArcserve ソリューションとは?

3. 仮想スタンバイ(Arcserve UDP)

4. インスタントVM(Arcserve UDP)

5. フルシステム シナリオ(Arcserve Replication/HA)

6. まとめ
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バックアップを取るだけで満足していませんか?復旧時間も重要です!

多種多様な障害から重要データを守るため、今やシステムのバックアップを取ることは不可欠です。

しかし、いざ障害が発生した際に、どれほど復旧に時間がかかるかを考えたことはありますでしょうか?

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2020年7月17日 (金)

Arcserve Replication と Cloud Direct の意外な共通点

当ブログでもおなじみの Arcserve Replication/High Availability(以下 Arcserve RHA) と最近東日本リージョンが開設された Arcserve UDP Cloud Direct(以下 Cloud Direct)は別ジャンルのソリューションに見えて、意外な共通点があります。

今日はその共通点を 3 つご紹介します。ほぼ雑談ですが役に立つ話もあるかも。

 

共通点 1 : 遠距離通信に強い!

Arcserve RHA はもともと「WANSync(WAN越しの同期)」という名前だったこともあるくらい、WAN 環境に強いソフトウェアです。

WAN、特にインターネット VPN では瞬断が起こりがちなので、Arcserve RHA は転送するデータをスプール領域にためておき、回線障害が復旧したら途中から再送するという仕組みを持っています。

データの転送先との距離が離れているとどうしてもネットワークのレイテンシ(遅延)も大きくなってしまいますが、そういった環境でもストリームを複数に増やすことで高速にデータを転送する仕組みがあります。また、限られた帯域幅をレプリケーションで使い切らないように、帯域制御機能も用意されています。

<参考記事>

VPNだと転送が遅い…という時に。マルチストリーミング機能で高速レプリケーション!

Arcserve Replication : レプリケーションで使用される帯域幅をスケジュールで制限し回線の圧迫を避けることが可能です。

 

Cloud Direct もインターネット経由で直接クラウドにバックアップするサービスなので、同様の対策を備えています。

瞬断があった場合には複数回転送を試行することでバックアップジョブが失敗しにくいようになっています。また、帯域制御機能もあるので、例えば Web 会議中に PC のバックアップが始まったという場面でも安心です。

Cloud_direct_nw_throttle

(Cloud Direct の帯域制御設定例)

 

 

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2020年5月29日 (金)

Arcserve RHA 18.0 SP2 と Arcserve UDP 7.0 Update2 が公開されました!

先月から今月にかけて、Arcserve Replication / High Availability(以下 Arcserve RHA) 18.0 SP2 と Arcserve UDP 7.0 Update2 が公開されました。どんなところが新しくなったのか、順を追ってみていきましょう!

 

■ Arcserve RHA 18.0 SP2 での新プラットフォーム対応

このサービスパックでは対応プラットフォームの拡張がメインです。

まず、フルシステムシナリオ の複製先として、Scale Computing HC3 (Scale Computing 社が提供している HCI)が使えるようになります。HC3 をこれから使おうとしている方は、HC3 へのシステム移行に Arcserve RHA のフルシステムシナリオをご活用ください!

同じくフルシステムシナリオで、Amazon EC2 Elastic Network Adapter(ENA)を使ったレプリカサーバもサポートされるようになります。

また、今回一番力を入れているのがアプリケーション シナリオのサポート拡張です。特に SQL Server は 2012 SP4、2014 SP3、2016 SP2 など、最新の SQL Server 2019 以外にも既存のバージョンのサービスパックをサポートします。これらのバージョンを利用されていた方には、大変お待ちいただいていたのではないかと思うのですが、、、Arcserve RHA 18.0 SP2 で安心してご利用いただけるようになります。

Arcserve Replication / High Availability 18.0 新機能のご紹介 P.8

Rha18sp2

Arcserve RHA 18.0 の最新サービスパックはこちらのページからダウンロードしてください!

Arcserve Replication/High Availability 18.0 ダウンロード情報一覧

 

■ Arcserve UDP 7.0 Update2 では AWS 大阪リージョンを新たにサポート

Arcserve UDP 7.0 Update2 では新たに AWS の大阪ローカル リージョンをサポートします。

東京リージョンをご利用の方は災害対策サイトとして大阪リージョンを使えるようになります。復旧ポイントのコピー/ファイルコピー機能でバックアップデータを Amazon S3 に複製したり、仮想スタンバイ機能で Amazon EC2 仮想マシンとしてシステムを起動したりできます。

Arcserve UDP 7.0 新機能のご紹介 P.16

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さらに、Arcserve UDP 7.0 Update2 では vSphere 7.0 / 7.0 Update1 / 7.0 Update2 にも対応しました!仮想マシンのエージェントレス バックアップや仮想スタンバイ、インスタントVM ができるようになります。

vSphere 7.0 / 7.0 Update1 / 7.0 Update2 に対応するためには、VDDK のバージョンアップが必要です。また、Linux マシンのインスタントVMを行うためのパッチも出ています。詳しくは動作要件をご覧ください。(2020年7月1日追記、2021年6月8日再追記)

NetApp Data ONTAP 9.7 や Nutanix AHV AOS 5.15 も動作要件に追加されました。Nutanix AHV AOS 5.15 についてもパッチの適用が必要です。(2020年7月21日追記)

さらに、仮想マシンのエージェントレス バックアップにおけるハードウェア スナップショット連携が可能なストレージとして、 HPE 3PAR の RMC version 6.3 の組合せが動作要件に追加されました。(2020年8月14日)

動作要件や、Arcserve UDP 7.0 Update2 ダウンロードなどの詳細はこちらです。

Arcserve UDP 7.0 動作要件

Arcserve UDP 7.0 Update 2 について

 

なお、Arcserve UDP 7.0 Update2 ではセキュリティ対応のため、Arcserve UDP コンソールのデータベースとして SQL Server 2014 SP2 Express 以降が必要になります。Arcserve UDP v6.0 以前から Arcserve UDP コンソールを使っている方は、以下の KB も参考にしながら SQL Server のバージョンアップも行ってください。

コンソール コンポーネントへの UDP 7.0 Update 2 適用時の注意点

 

また、2020年11月20日に Arcserve UDP 7.0 Update 2 for Linux が公開され、Red Hat Enterprise Linux 8 系等最新バージョンのベアメタル復旧が行えるようになっています。詳しくは以下の記事をご覧ください。(2020年11月27日追記)

Arcserve UDP 7.0 Update 2 for Linux 公開で対応範囲が拡大。RHEL8/CentOS8のベアメタル復旧にも対応!

 

■ おまけ 1:Arcserve UDP Cloud Direct が vSphere 7.0 などに対応!

先日 Twitter(Arcserve_jp)でも案内しましたが、Arcserve UDP Cloud Direct の動作要件も更新されています。

Windows Server 2019 IoT / IoT for Storage がバックアップできるようになったほか、エージェントレスバックアップで vSphere 7.0/6.7 の仮想マシンに対応しています!

また、SQL Server 2019 のバックアップも可能になっています。(2020年6月11日追記)

Arcserve UDP Cloud Direct 動作要件

 

■ おまけ 2:Arcserve Backup 18.0 も SQL Server 2019 と vSphere 7.0 に対応!

Arcserve Backup 18.0 では SQL Server 2019 のサポートが追加されました。詳しくは動作要件をご覧ください。サービスパックではありませんが、パッチの適用が必要です。

また、vSphere 7.0 のエージェントレス バックアップにも対応しました。これも VDDK のアップグレードが必要などの注意点がありますので、動作要件をご覧ください。(2020年6月24日追記)

Arcserve Backup 18.0 動作要件

 

以上、ホテがお伝えしました。

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