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カテゴリー「技術情報」の192件の記事

2025年10月31日 (金)

Arcserve CRS シリーズの運用管理 Tips

早いものでArcserve Cyber Resilient Storage (CRS) シリーズをリリースして2カ月が経とうとしています。リリース前はドタバタと準備に追われていましたが、その甲斐もあり、日々たくさんのお客様からのお問い合わせや、紹介/ご提案依頼を頂戴しています。Arcserve CRS シリーズの紹介やご提案の中でも様々な質問を頂戴しますが、運用管理に関する内容も多いので、今回のブログ記事では Arcserve CRS シリーズ (クラウド版とオンプレミス版があります) の運用管理のコツについて触れていきます。

 

利用中の容量確認

まず Arcserve CRS シリーズは容量課金のサブスクリプション ライセンスであるため、契約容量に収まっているかは気になるところ。クラウド版 CRS の容量管理は Arcserve Cloud Storage ポータルにアクセスすることで、現在利用しているトータル ストレージ容量 (バックアップ データ + スナップショット) を確認できます。なお、クラウド版 CRS で管理できるのは、202510月現在のところ容量確認のみになります。

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オンプレミス版 CRS (※1は GUI が無いので、すべてコマンドで操作します。オンプレミスの CRS にログインし、[filesystem list] コマンドを実行すると、復旧ポイント (バックアップ データやスナップショットの格納先である filesystem と、USEDの項目覧で現在利用している容量を確認できます。

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2025年10月17日 (金)

Arcserve UDP 10.2 新機能紹介:復旧ポイントサーバのデータストアで Amazon S3 / Azure Blob / Google Cloud Storage が利用可能に

2025年8月21日、Arcserve UDP 10.2 公開、9月3日より新プラットフォーム/新機能をサポート開始しました。新機能のひとつに、AWS/Azure/Google クラウド データストア(以下 クラウド データストアと略記)があります!これは、復旧ポイント サーバ(以下 RPSと略記)のデータの保管先に Amazon S3 等のオブジェクト ストレージを使えるというものです。

 

どんな場面で使えるのか?

これにより、比較的安価に、クラウド内で完結したバックアップ環境を構築可能です。

例えば、Amazon EC2 で構成されたシステムのバックアップを、同リージョンの Amazon S3 に直接バックアップする、という事が実現できます。RPSが前提の機能なので、Arcserve UDP の得意技である継続的な増分バックアップや重複排除で、ストレージも効率的に利用できます。

さらに、クラウド上に構築した RPS へオンプレミスのデータを複製することで、災害/ランサムウェア対策にも使えます。
01_20251016184001

Arcserve UDP では 「10.0」というバージョンから特にクラウドへ力を入れており、アドホック仮想スタンバイと呼ばれている機能により、IaaS のリストアが簡単に行えるようになっています。
Arcserve UDP 10.0 新機能(5):アドホック仮想スタンバイを使った IaaS の保護

さらに、Arcserve UDP 10.2 からはクラウド データストアが使えるようになり、リストアだけではなくバックアップも効率的に行えるようになりました。

 

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2025年10月 3日 (金)

オンプレミス版 Arcserve Cyber Resilient Storage (CRS) の OS とは?

先日 (202593) リリースしました Arcserve Cyber Resilient Storage シリーズはオンプレミスに設置できる Arcserve Cyber Resilient Storage(以下 CRS と省略)とクラウドで提供される Arcserve Cloud Cyber Resilient Storage(クラウド CRS と略記)の2つの提供形態があります。

このうち、今回は自社などオンプレミス環境に導入できる CRS OS についてご紹介します。

   1. CRS のインストールについて
   2. CRS の OS について

 

1. CRS のインストールについて

CRS は以下の図のように Arcserve が提供する CRS のソフトウェアと CRS をインストールする先となるサーバ ハードウェア(お客様でご用意)で構成されます。

  <CRS の構成要素>

Crsblog

       ※ CRS を利用するには Arcserve UDP 10.2 以降の Arcserve UDP コンソールと
           復旧ポイント サーバ(RPS)が必要です。


 

CRS のソフトウェアには OS が組み込まれているので、CRS とは別に OS を購入する必要はありません。

さらに、カスタマイズされた OS 丸ごとのインストールになるので、CRS はインストールが簡単でわずか数ステップの作業で完了します。

CRS のインストールから初期設定、Arcserve UDP での利用手順などについては、以下のスタートアップガイドで紹介しております。CRS の環境構築の際にはこちらをご利用ください。

・Arcserve Cyber Resilient Storage スタートアップ ガイド
 https://www.arcserve.com/sites/default/files/2025-08/crs-start-up-guide.pdf

 

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2025年8月 1日 (金)

Arcserve UDPで保護したLinuxマシンへのファイル単位リストアの動作仕様について解説します

一般論として Linux はセキュリティ レベルが高いと評価されますが、その理由の一つとして root アカウントのリモート ログインが OS デフォルトで禁止されていることが挙げられます。Arcserve UDP ではそのような環境でも、root アカウントを使わずにバックアップする方法があります。ただし、この場合ファイル単位リストアを行うにはちょっとしたコツが必要になるので、今回はその点について解説します。

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2025年7月 4日 (金)

Arcserve UDP 10 で Proxmox VE 仮想マシンのベアメタル復旧をしてみた!

既に多くの企業様が何らかの仮想基盤を利用していると思いますが、企業買収に起因するライセンス価格の上昇などによって環境の維持コストに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。とかく導入実績も多い仮想基盤は維持コストも高くなりがちです。とはいえベンダーロックインのリスクを回避するため仮想基盤のマルチベンダ化は避けられないところ。

そんな状況の中、バックアップやレプリケート機能も標準搭載する安価な仮想基盤として注目されているのが「Proxmox Virtual Environment(以下、Proxmox VE と表記)」です。今回は、そんな Proxmox VE の仮想マシンを Arcserve UDP 10.1 でバックアップしてみたいと思います。

ご参考 Proxmox社 ホームページ

 

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2025年6月20日 (金)

消したくても消せないファイルをアーカイブで即解決

もうすぐ夏休みシーズン、色々な思い出をスマホで保管している人も多いと思います。私もその一人で、スマホにたくさんの写真があるのですが、すぐに容量が一杯になります。データの整理も追いつかなくなって、最近ではクラウドのお世話になっています。クラウドにデータがあるので、スマホ側の写真をかなり思い切って削除でき、容量が空くようになりました。

このような容量不足は皆さんの会社で利用される、ファイル サーバでも起こりがちな現象です。ファイル サーバに保存されるデータ量は年々増えていき、想定したハードディスク容量では賄えなくなる場合があります。この容量不足の原因の1つとされるのが、古いデータです。ファイル サーバには使われていないデータが保存されていることが多く、そのデータが必要かどうかは利用者しかわかりませんし、また利用者でもわからないこともあります。

ストレージ容量が枯渇してくると、ファイル サーバに保存しなければならないデータが入らないことも出てきます。また、ファイル サーバ自体の容量が多いので、バックアップ容量やバックアップ時間にも影響が出てきます。

とはいえ、ファイル サーバを管理している情報システム部門の一存でデータを削除するわけにもいかず、悩みの種になることも...

そんなジレンマを解消できるのが 【アーカイブ機能】です。

アーカイブは古くなったファイルや不要と思われるファイルを削除ではなく、他の媒体に移動する機能であり、ファイルの非アクセス期間やファイル サイズ、拡張子など、様々な条件から設定できます。後から必要になってもアーカイブ先から戻せます。

このアーカイブ機能は Arcserve UDP と Arcserve Backup に標準機能として搭載されています。バックアップ対象によって利用できるか変わるため、利用可能なバックアップ対象を表にまとめてみました。

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2025年6月 6日 (金)

Arcserve UDP 10.1 をリリースしました (拡張機能編)

Arcserve UDP 10.1 をリリースしました (概要編) (https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2025/05/post-e4b64f.html) に引き続き、今回は Arcserve UDP 10.1 の2つの機能拡張をご紹介します。

 

  1. アシュアード セキュリティ スキャンの機能拡張
  2. Linux 復旧用メディア (Live CD) の機能拡張

 

1.アシュアード セキュリティ スキャンの機能拡張

アシュアード セキュリティ スキャンは、Arcserve UDP 10.0 で追加された機能です。バックアップ データのウイルス スキャンを行うことで、バックアップした時点でバックアップ対象がマルウェアに感染していないかを確認することが出来ます。

アシュアード セキュリティ スキャンの詳細については以下のブログ記事を参照ください。

ブログ記事 - Arcserve UDP 10.0 新機能(1):アシュアード セキュリティ スキャン
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2024/11/post-23db60.html

 

Arcserve UDP 10.0 ではバックアップ データをスキャンした結果の確認が、「アシュアード セキュリティ スキャンの結果」や「アシュアード セキュリティ スキャンを今すぐ実行」の画面から行えて、マルウェアが見つかったジョブは“Failicon1”で表示されました。

Arcserve UDP 10.1 ではマルウェアが見つかったジョブが虫のアイコン“Failicon2で表示され、より分かりやすくなりました。その他、リストアの画面からもスキャンの結果が確認できるようになりました。

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2025年5月 9日 (金)

Arcserve Cloud Direct で仮想マシンのデータを復旧する方法

皆様、こんにちは!

BCPの一環としてクラウド バックアップを検討されている方は多いようで、Arcserve Cloud Directの問い合わせも増えています。この Arcserve Cloud Direct に、VMware vSphere環境において、より簡単にデータを復旧できる新機能が追加されました。

こちらの記事では、その新機能を含め、Arcserve Cloud Directにおける仮想環境のエージェントレス バックアップからの復旧方法を紹介してまいります。

 

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2025年4月 4日 (金)

Arcserve UDP Agent for Windowsで実現するサイバーレジリエンスの強化!

毎日の寒暖差が激しく、花粉や黄砂が飛散する時期ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

警視庁(マルウェア「ランサムウェア」の脅威と対策)にもあるように、依然としてサイバー攻撃の被害が増加傾向にあります。特に、ランサムウェアを含むマルウェアの感染経路として、VPNの脆弱性を突いた攻撃や、リモート デスクトップ(RDP)などのリモート管理ツールを悪用する手口が多く報告されています。

リモート管理ツールを通じて管理者になりすました攻撃では、エクスプローラー経由で重要なデータだけでなく、バックアップ データまでもが特定され、リカバリ不能な状態に陥る被害が発生します

こうしたリスクを軽減する手段として、Arcserve UDP Agent for Windowsを単体で運用している環境でも活用できる「ドライブ レターを持たないボリューム」へのバックアップ保存方法をご紹介します。

ドライブ レターを持たないボリュームをバックアップの保存先とすることで、エクスプローラー上にボリュームが表示されなくなり、バックアップ データの存在を隠蔽し、攻撃の対象となるリスクを大幅に低減できます。

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2025年3月 7日 (金)

Arcserve UDP 10.0 新機能(8):その他

皆様、こんにちは!

Arcserve UDP 10.0 の新機能紹介シリーズ、いよいよ最終回となります。今回は、これまでにご紹介しきれなかった新機能の中から、以下の2つの機能をピックアップして、まとめてご紹介します。

・Linux カーネル用ドライバの自動適用
・共有フォルダを使用しないRPSデータストア

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(1)アシュアード セキュリティ スキャン
(2)AlmaLinux 9 Live CD を使った RHEL 9 系の BMR
(3)MS SQL Server のマウント
(4)1対多のレプリケート
(5)アドホック仮想スタンバイを使った IaaS の保護
(6)Google Cloud への仮想スタンバイ
(7)読み取り専用データストアのインポート
(8)その他(←本日はここ)

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