皆様、こんにちは。
いま、データ レジリエンスにおける重要な課題としては、災害対策とランサムウェア対策の2つが真っ先に挙がるかと思います。
どちらか一方に対策すればいいというわけではなく、両方に対策をしなくてはならないのが悩ましいですよね。もちろん、導入/運用にかかる手間/コストも考慮が必要です。
今回は、Arcserve UDP のご利用を前提に、災害対策とランサムウェア対策を両立するにあたって、どういった構成があるのかを考えていきたいと思います。
これから構成を考える上での参考としていただければと思います。
皆様、こんにちは。今年も暑い夏がやってきましたね。
オフィスの出社されている方は元より在宅勤務の方もクーラーの効いた部屋でお過ごしのことと思いますが、くれぐれもお体にお気を付けください。
これまでも何回か取り上げてきた Arcserve UDP Cloud Hybrid ですが、今回はランサムウェアへの対策に関する情報をいくつかご紹介します。
今後ランサムウェア対策の強化を行うために Arcserve UDP Cloud Hybrid をご検討頂いたり、すでにArcserve UDP Cloud Hybrid をご利用中の方にもこの情報がお役に立てられればと存じます。
特長1: バックアップ データを安全に保管できる
すでにご存じの方も多いと思いますが、Arcserve UDP Cloud Hybrid はオンプレミス環境のArcserve UDP または Arcserve UDP Appliance のバックアップ データの2次保管先として利用いたします。
Arcserve UDP Cloud Hybrid はクラウド サービスですのでインターネットを利用しますが、オンプレミスとArcserve UDP Cloud Hybrid の間はファイア ウォールなどで高いセキュリティを確保した通信を行うことになります。
また、オンプレミスのUDPの復旧ポイントサーバ(RPS)とArcserve UDP Cloud Hybrid のUDP コンポーネントとのプロセス通信でバックアップ データを転送しているため、パブリック クラウド ストレージのように直接ファイルをArcserve UDP Cloud Hybrid上にコピーすることは出来ません。
さらに、万が一のことを考えてArcserve UDP Cloud Hybrid 上のお客様の各インスタンスについてはウイルス対策ソフトで保護されております。
アークサーブのソリューションを活用することで確実なデータ保護や迅速復旧を実現できます。
これまで大企業から中小企業まで様々な業種・業態でソリューションを利用いただいており事例としても紹介しております。今回これらの事例を災害対策の事例紹介ページにまとめました。是非ご覧ください。
災害対策事例紹介ページ「もしもの時の備えは万全ですか?迅速にデータやシステムの業務復旧ができるように備えましょう!」
続きを読む "もしもの災害時に業務を止めない!大企業から中小企業まで様々な業種・業態での災害対策事例をご紹介します。" »
皆様、こんにちは。
ランサムウェアがまだまだ猛威を振るう中、今年は年の初めから能登半島地震もあり、災害対策を見直す機運も高まっています。
この機会にいま1度、災害対策という観点から既存のバックアップ構成を見直してみるというのはいかがでしょうか。
ということで、今回は災害対策観点でのお勧めバックアップ構成「松竹梅」をご紹介します。
本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了いたしました。2025年1月現在、後継イミュータブル製品を開発中です。
昨年10月に、Arcserve OneXafe ローエンドモデルのラインナップも追加され、コストを抑えつつ小規模環境や、一部の重要なサーバのバックアップデータをランサムウエア等のマルウエア被害から保護しやすくなりました。
今回は、Arcserve UDP Agent のみを利用した環境と Arcserve UDP 復旧ポイントサーバの重複排除機能を利用しない場合の構成例を紹介いたします。
1.Arcserve UDP Agent から直接 OneXafeへバックアップする方法
Arcserve UDP Agent のバックアップ先として、直接 Arcserve OneXafe の共有フォルダを指定することができます。
Windows Agent の場合は、ブロックレベル継続増分バックアップが可能ですが、Linux Agent の場合、復旧ポイントサーバ(RPS)が無いので復旧セット方式(フル バックアップと増分バックアップのセット)でバックアップが保存されます。
Arcserve OneXafe を1次バックアップ先にすることで2つのメリットがあります。
1つは、改ざんできないイミュータブルなスナップショットにより正常な状態を保持できる点。
もう一つは、Arcserve OneXafe へデータ保存時に可変長(8K~64K)ブロックによる重複排除と圧縮が行われるので、効率的にストレージを利用できる点です。
バックアップ対象に何かあった場合は、Arcserve OneXafe より直接、復旧用メディアからのベアメタル リカバリや Agent を使ったファイル・フォルダ単位の復旧ができます。
先月までは夏のような日もありましたが、一気に冷え込んできて体調管理が難しい時期ですね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
以前、Arcserve UDP エージェントのみでのご利用の方向けに、同じタイトルで投稿していました。まだ、ご覧になっていない方は、こちらを先にご覧ください。
今回はArcserve UDP 9.xの登場により、エージェントのみでの利用がさらにもったいない理由をご紹介いたします。
これから紹介するのは、Arcserve UDP 8.x以前のバージョンをご利用の方でも、最新のArcserve UDPへバージョンアップしていただければ使える機能なので、是非最後までご覧いただけると幸いです。
Arcserve UDP 9.xの目玉ともいえるのが、アシュアード リカバリが「Advanced Edition」で利用が可能になったことです。
Arcserve UDP 8.x以前では、Premium Edition以上でなければ利用できない機能だったので、聞いたことはあったが、使ったことはないという方も多いのではないでしょうか。 一般的にバックアップデータの健全性を確認するには、実際にリカバリすることが必要です。OSを含めたシステム全体のリカバリを行うには、リカバリ先の準備、作業要員、通常業務に影響を与えない時間や環境の確保が必要です。従って、実際にリカバリテストを行うといっても、頻繁に行うことが難しく、そもそもテストを行わないで運用されている場合も見受けられます。
このアシュアード リカバリは、復旧ポイントの健全性を自動で確認してくれる機能です。特にArcserve UDPの インスタントVM 機能を利用したアシュアード リカバリをご利用いただければ、バックアップデータからのOSの起動確認等が自動で実行され、システムの復旧が可能かどうか確認できます。確認結果をレポートや電子メールで通知させることも可能です。
尚、プランにアシュアード リカバリタスクとして組み込んでスケジュール実行できるので、テストをArcserve UDPにお任せすることもできますし、手動で任意のタイミングでも実行できます。バックアップはしているが、リストアが実際にできるかどうか、心配だった管理者の不安を解消してくれるスグレモノです。
利用時のポイントとして、アシュアード リカバリで動作するインスタントVMの接続先を、閉じられた仮想ネットワークにすることで、本番環境に影響を与えることもなく確認することもできます。
是非、リカバリテスト済みの安心したバックアップ運用を実現できるアシュアード リカバリのご利用をご検討ください。
今年の夏は暑いですね、コロナウイルスの感染が拡大し、節電への協力もしなければならない中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、Arcserve UDP エージェントのみで利用しているお客様向けに、追加ライセンス不要で利用できるArcserve UDP コンソールと Arcserve UDP 復旧ポイント サーバ(Recovery Point Server:RPS)を使った運用について紹介したいと思います。
既にArcserve UDP コンソールと復旧ポイント サーバをご利用頂いているお客様も、復習がてらご一読いただけると幸いです。
バックアップ対象が少ないという理由で、Arcserve UDP コンソールや復旧ポイント サーバを使わずにArcserve UDP エージェントだけでNASやローカルディスクへバックアップされている方もいらっしゃると思います。
この構成はバックアップ対象のハードウェア障害やデータ消失等の対策としては有効ですが、UDPの災害・ランサムウェア対策の機能は利用できません。
Arcserve UDPのコンソール・復旧ポイントサーバを利用すれば、少ない投資で災害・ランサムウェア対策もできるので、改めて利用についてご検討ください。
先ずは、Arcserve UDP コンソールの紹介です。Arcserve UDP コンソールを利用すると、複数のArcserve UDP エージェントのバックアップ ジョブやスケジュール設定をまとめて管理することができます。
Arcserve UDP エージェントとの共存もできるので、既存環境のバックアップ対象の1台へArcserve UDP コンソールを追加でインストールすることで、Arcserve UDP コンソールを使った運用方法へ変更できます。
Arcserve UDPでWindowsとLinuxそれぞれのエージェント環境でバックアップの管理をしていた場合、Arcserve UDP コンソールの利用で両方の環境を統合管理できます。
また、バックアップ対象に仮想環境が追加された場合も、Arcserve UDP対応のハイパーバイザーであれば、エージェントレス バックアップも利用でき、何よりArcserve UDP コンソールの利用で「プラン」を使ったバックアップ運用ができるようになります。
プランは、バックアップ取得方法をベースにUDPの様々なタスク(機能)を組み合わせた、ジョブのひな形のようなものです。このプランにバックアップ対象を追加することで、各バックアップ対象へ設定を配布してくれるので、複数のバックアップ対象へバックアップ用のプランだけでなく様々なタスクを組み合わせたプランを一括設定することができます。
Arcserve UDP コンソールを利用することで、Arcserve UDPの機能を最大限活用することを可能にする、復旧ポイント サーバを利用できます。復旧ポイント サーバを利用し重複排除機能を有効にすると、バックアップ データのストレージ使用量を削減できる他、エージェントやバックアップ プロキシ側で重複排除が行われるため、LAN上に流れるバックアップデータ量を抑えることも可能です。
重複排除を有効にした復旧ポイント サーバについて詳しく知りたい方は、是非こちらの Web版 無償ハンズオンセミナー をご覧ください。
Arcserve では Arcserve が運営するクラウド サービスの状態をリアルタイムに公開しています。
もし、「あれ、ジョブが失敗している!」というような事があれば、以下の技術情報で紹介しているステータス ページをご覧ください。ひょっとしたらクラウド側でメンテナンスや障害が発生しているかもしれません。
(図1:障害情報のサンプル)
(図2:メンテナンス情報のサンプル)
対象のサービスは Arcserve UDP Cloud Hybrid や Arcserve Cloud Direct、の他、イミュータブル ストレージ Arcserve OneXafe の管理システムである OneSystem(※2) も含まれます。
また、メールや SMS でメンテナンスや障害の情報をお知らせする機能もあります。通知を有効にしたい方は、トップページの右上(図1)にある「SUBSCRIBE TO UPDATES」ボタンをクリックしてください。
以下の画面のように、ご利用しているサービス/リージョンの通知だけを有効にできます。
(図3:通知対象サービスの選択画面)
ステータス ページのトップ ページには過去90日間の uptime(稼働率)もサービス/リージョンごとに表示されています。
障害には「Degradation」(性能低下などサービスの劣化)と「Outage」(サービス ダウン・停止)があります。このうち Outage が発生すると緑色の縦棒が赤やオレンジ色に変わり、サービス停止があったことが分かるようになっています。
(図4:稼働率のサンプル)
なお、Arcserve UDP Cloud Hybrid については、2024年8月以降、毎月の定期メンテナンス(※3)を行っていく予定です。このメンテナンス情報も、本ステータス ページで確認できます。
この他、詳しくは以下の技術情報をご覧ください。
以上、ホテがお伝えしました。
※2 2025年1月現在、日本でパブリック OneSystem をご利用のお客様は「OneSystem - onesystem.exablox.com」のステータスをご覧ください。
※3 定期メンテナンスの概要は以下の技術情報をご覧ください。
本日は株式会社お世話や様の導入事例を紹介します。
お世話や様:多忙な情シス担当者を支える簡単&手間なしBCP対策
こちらのお客様は従来から利用していた Arcserve UDP Appliance のデータの複製先として Arcserve UDP Cloud Hybrid を採用しています。バックアップ データが地理的に二重化されているので、本社のサーバルームに万一の事があっても、クラウド上にレプリケートされたバックアップ データからシステムを復元する事ができます。
このような遠隔バックアップを行う方法は色々ありますが、上記の構成が採用された決め手は「シンプルさ」です。
Arcserve UDP Appliance も Arcserve UDP Cloud Hybrid もバックアップに最適化されたハードウェア/仮想マシンに Arcserve UDP がプリインストールされており、お客様自身でサーバを選定したり、ソフトウェアをインストールする必要がありません。
お世話や様はいわゆる「ひとり情シス」状態でご多忙を極めており、Arcserve UDP Appliance と Arcserve UDP Cloud Hybrid が負荷軽減のお役に立っています。同じようにバックアップや BCP に運用負荷をかけられないという方は、ぜひこの組み合わせを検討してみてください!
<関連記事>
新サービス!「Arcserve UDP Cloud Direct」「Arcserve UDP Cloud Hybrid」のご紹介
なお、事例記事中でも触れていただいている無償ハンズオン セミナーですが、この11月から再開する予定です。(新型コロナウイルス感染拡大防止のため1年半ほど開催を見送っていました。)
Arcserve UDP の最新バージョンに触れる機会ですので、興味のある方はぜひご参加ください!!東京の Arcserve オフィスで開催しています。
以上、ホテがお伝えしました。