本記事でご紹介している Arcserve OneXafe は新規販売を終了いたしました。2025年1月現在、後継イミュータブル製品を開発中です。
Arcserve OneXafe を利用する上でインターフェースが OneSystem です。OneSystem では共有フォルダの権限やスナップショットの保存期間などを設定できるだけではなく、クラスタやノードが問題なく動いているか確認したり、容量の使用状況を確認できます。
今日は OneSystem の画面の中でも、よく見ることが多い Dashboard(ダッシュボード) と Reports(レポート)を紹介します。なお、本記事では パブリック OneSystem の画面ショットを載せていますが、プライベート OneSystem でも同じ内容を確認できます。
## Dashboard(ダッシュボード)
OneSystem で Arcserve OneXafe クラスタ(ring)を開くと真っ先に表示されるのが Dashboard です。この画面では、クラスタ内の容量の使用状況やデータの削減状況、クラスタ内のノードの状態やイベントを確認できます。

1) CAPACITY UTILIZATION(容量の使用状況)
CAPACITY UTILIZATION には Raw Capacity(Raw 容量)や、その Used Capacity(使用容量)が表示されます。
ここで言う「Raw 容量」は Arcserve OneXafe の ハード ディスク ドライブ(HDD)の合計容量です(※1)。
Arcserve OneXafe では HDD に障害が起きてもデータを維持できるようにするため、1つのデータブロックが 3 つのディスクに書き込まれます。そのため、実際に使える容量は Raw 容量の 1/3 になります。例えば、Arcserve OneXafe 4512-96 は Raw 容量が 96 TB 弱(※1)、実効容量は 32 TB 弱です。

Windows サーバなどから OneXafe の SMB 共有を見ると、容量が実効容量(Raw 容量の 1/3)になり、さらに TiB に変換されて表示される(※2)ので、「使える容量が小さくなってしまった!」とびっくりされるかもしれません。
以下の画像は Arcserve UDP 復旧ポイントサーバのデータストアに使っている Arcserve OneXafe の共有領域の容量を Arcserve UDP コンソールから見たものです。このように目減りして見えますが、正しい値なので安心してください(※2)。

なお、Arcserve OneXafe では空き容量をすべて使い切らず、使用容量の上限目安を 80% としていただく事を推奨しています。この時の使用容量は CAPACITY UTILIZATION の Used Capacity で確認いただけます。
Arcserve OneXafe 注意/制限事項
番号4:Arcserve OneXafe に保存できる容量上限の目安は実効容量の 80% を目安とし、それを超える場合は別筐体を追加購入頂くことをお勧します。
CAPACITY UTILIZATION の各項目については、以下のページもご確認ください。
Arcserve OneXafe ユーザ ガイド - OneSystem によるストレージ容量レポート